背もたれの角度を調節できるリクライニングチェアには、足の伸ばせるオットマン付きのものがあります。
オットマン付きリクライニングチェアの特徴や種類などをわかりやすくまとめました。
リクライニングチェアとオットマンが一体化した一体型と、セット売りされている独立型のそれぞれのメリットも挙げています。
リクライニングチェアの中でも特におすすめなオットマン付きで、寛ぎの空間を手に入れましょう。
まずはおさらい!リクライニングチェアはどんなもの?
背もたれを倒すことができ、角度を調整できる機能が付いた椅子をリクライニングチェアと呼びます。
飛行機や映画館などの座席にも、このような機能が付いています。
人にはそれぞれ、読書をしたり、TVやDVD鑑賞をしたり、横になったりする時に最適な椅子の角度というものがありますよね。
また、ちょっと腰掛けるだけでも、楽な体勢というものは個人個人変わってくるものです。
背もたれの角度調節ができるリクライニングチェアは、ゆったりと寛ぐためにとても便利な機能が付いた椅子と言えます。
背もたれが倒れるだけではなく、同時に座面の傾きが微妙に変化するものもあります。
様々な種類のリクライニングチェアがある中で、足を乗せることができるオットマン付きのタイプに着目してみましょう。
オットマン付きリクライニングチェアは2タイプ!
ソファなどとセットで配置されている足置きを、オットマンと呼びます。
つまり、オットマン付きリクライニングチェアとは、背もたれが倒れた時に足を伸ばす場所があるものになります。
このタイプのリクライニングチェアは、大きく2タイプに分類されます。
●一体型
リクライニングチェアに足を置くスペースが取り付けられたもので、フットレスト付きとも呼ばれることがあります。
背もたれを倒すと一体化されたオットマンが自動で前方にずれ、足をぐっと伸ばすことができます。
リクライニング機能を使用しない場合は椅子の内部にコンパクトに収まっているため、場所を取らないという利点があります。
●独立型
リクライニングチェアとは別に、オットマンがセット売りされているものです。
他の椅子やソファと合わせて使用することもでき、オットマンの配置場所によって好みの高さに微調整することが可能です。
内部に収納機能が付いているものなどもあり、足置き以外の利用方法もあります。
オットマン付きリクライニングチェアのメリットは?
オットマン付きリクライニングチェアには、たくさんのメリットがあります。
背もたれを倒しつつ足を前に伸ばせるので、何よりもゆったりと寛げますし、長時間過ごしても疲れにくくなります。
また、ソファを置くよりも省スペースになることも考えられます。
これらは、一体型と独立型の両方に共通したメリットですね。
更に、一体型と独立型のそれぞれのメリットを挙げてみます。
まずは、一体型です。
●必要な時にだけオットマンを利用できる
●1つの家具だけで済むため省スペースになる
ゆったりと過ごすための機能が、1台に全て集約されていることが大きなポイントになることが分かりますね。
次に独立型はどうでしょうか。
●収納やサイドテーブルなどの他の使い方ができる
●リクライニングチェアとの素材やデザインの統合性が取れている
リクライニングチェアと独立していることで、使い方の幅が広がります。
セット売りということから、オットマンのみを別で購入することを考えるとリクライニングチェアとのバランスがしっかりと考慮され、お部屋の雰囲気に馴染みやすいという利点が考えられますね。
オットマン付きリクライニングチェアにはどんな素材が使われているの?
オットマン付きリクライニングチェアには、様々な素材が使われています。
各素材ごとに特徴があり、使用感も変わってきますので簡単に説明しておきます。
●布製
ポリエステルや綿、レーヨンなど様々な生地を使ったものが販売されています。
使っている生地によってカラーバリエーションやデザインも豊富で、お部屋の雰囲気に合わせやすいものが多いとされています。
汚れなどが付着した場合に染み込んでしまうのがデメリットと言われていますが、他の素材と比較すると安価なことからも人気を集めている素材になります。
●革製
本革が使用されているためどうしても高価になってしまいますが、その分高級感があるのが最大の特徴です。
汚れはもちろん、飲み物をこぼしてしまっても染み込まずさっと拭き取れるという利点があります。
本革の質感を保つためにも定期的なメンテナンスが必要になることと、夏場には蒸れやすいことも念頭に入れておきましょう。
●合皮製
安価で、手軽に本革製に似た質感を楽しむことができます。
汚れに強く水をしっかりと弾く性質が、大きな特徴です。
掃除や日々のメンテナンスがしやすく、使い勝手のよい素材と言われています。
オットマン付きリクライニングチェアの購入時には高さとサイズの把握が重要!
オットマン付きリクライニングチェアを選ぶ際に重要になってくるのが、オットマンの高さとサイズです。
使いやすいオットマンの高さは、椅子と同等、もしくは椅子の高さの5cm前後と言われています。
一体型の場合、使いやすいオットマンの高さを考慮して設計されているのでそれほど気にすることはありません。
一体型の中には、オットマンの高さを微調整できるものや、数段階の高さ調節機能が付いているものなどもありますので、このようなタイプを選ぶのもいいですね。
しかし、セット売りになっている独立型の場合は、上記の高さを目安にしてみましょう。
また、オットマン付きリクライニングチェアを実際にお部屋に配置するにあたり、重要になってくるのがサイズです。
ご自宅で背もたれを倒してオットマンを使用した時に、他の家具や壁にぶつかることなどがないように、サイズの把握がとても大切なのです。
一体型では、背もたれを最大まで倒した状態で、オットマンを出し切った時の全長を把握しておきましょう。
前章で少し触れていますが、独立型の場合は、オットマンを配置する場所をリクライニングチェアから離したり近づけたりして、好みの高さに微調整することになります。
独立型では、背もたれを最大まで倒した時の全長に加え、オットマン自体のサイズと配置に必要な幅を合わせた分のサイズを考慮しておきましょう。
より寛げるオットマン付きリクライニングチェアは?
背もたれが倒れるリクライニングチェアはとても快適です。
このリクライニングチェアの中でもオットマン付きを選ぶことで、背もたれを倒しつつ足を伸ばせるのでよりリラックスした体勢で寛ぐことができることは、すでにご理解いただけていると思います。
更に、このオットマン付きリクライニングチェアでゆったりと至福の時間を過ごすために、おすすめのタイプをご紹介しておきましょう。
まずは、ハイバックタイプです。
このタイプは、背もたれを倒した時に首や頭部分をしっかりと支えてくれるため、より安定した姿勢で過ごすことができます。
また、肘掛け付きも是非おすすめしておきたいタイプになります。
映画館の座席や乗車時間が長くなる飛行機、高速バス、新幹線などを思い浮かべてみて下さい。
肘掛けが設置されているのが一般的ですね。
腕を支える場所があることで、リラックス効果が格段にUPすると言われています。
オットマンにこのようなタイプも取り入れて、お部屋でゆったりと寛げる、ご自分に最適なリクライニングチェアを探してみましょう。
オットマンの有無でリクライニングチェアの使い心地が大きく変わる!
ご自宅のソファやベッドで足を伸ばして横になると、身も心も寛ぐことができますよね。
足を延ばすことで足全体の筋肉の疲れが取れ、血流が良くなり、むくみの改善効果もあると言われています。
リクライニングチェアにおいても、足を乗せることができるオットマンが付いていれば、よりゆったりと過ごすことができます。
ワンランク上の寛ぎのスペースに、オットマン付きリクライニングチェアを活用してみましょう。