北欧ヴィンテージチェアの、シンプルゆえに飽きのこない味わい深さに惹きつけられる方も少なくはないでしょう。
その魅力を語るのに欠かせないのが、チーク材やローズウッド材を使った木製フレームです。
それぞれの木材の特徴、ヴィンテージゆえに確認しておくべきポイントやお手入れ方法をまとめました。
さらに、座面等に使用される素材ごとに特徴を取り上げ、おすすめの北欧ヴィンテージチェアをご紹介しています。
北欧ヴィンテージチェアってどんなもの?
北欧ヴィンテージチェアは、洗練された飽きのこないデザインが何よりの魅力です。
シンプルで素朴なのに、どこか上品な北欧ヴィンテージチェアをインテリアに取り入れたいとお考えの方も多いでしょう。
その魅力の根底にあるのが、温かみを感じることができる木製のフレームにあります。
代表的な素材は、チーク材とローズウッド材です。
近年はどちらの木材も伐採禁止され入手が困難であることから、これらをフレームに使用した北欧ヴィンテージチェアはとても貴重なことも、人気が集まる1つの要因と言えますね。
チーク材は温かみのあるオレンジの色味が特徴で、紫外線の影響を受けることで褐色に変化していきます。
年月を重ねることにより木材に含まれる油分が染み出し、独特の艶が出てヴィンテージチェアならではの深みを増すのです。
ローズウッド材は磨くことで光沢を増し、黒いはっきりとした木目が美しい高級木材になります。
バラのような香りがすることからも、ローズウッド材を使った北欧ヴィンテージチェアは特に人気があると言われています。
北欧ヴィンテージチェア選びで注意すべきことは?
お気に入りのデザインや素材の北欧ヴィンテージチェアが見つかったのなら、以下の2つのポイントをしっかりと確認しましょう。
1つ目は、年月を経たヴィンテージチェアならではの傷やダメージのチェックです。
もちろん、小さな傷やシミなどはヴィンテージチェアの魅力として捉えることもできます。
しかし、使用し続けることでさらにひどくなりそうな傷や、使用していて危険を伴うダメージの有無はしっかりと確認しておきましょう。
まず、4本脚が床にぴったりと付いているのにぐらつきがあるようなら、接合部分に緩みや隙間が生じている可能性があるため、修理を依頼しましょう。
1本の脚だけが浮いてがたつきがあるようなら、椅子の全体的な歪みが原因と考えられますので、脚の下にクッションを敷くなどをして対処することも可能です。
どちらの場合も、安全性を考慮して購入店で相談し、しっかりと修理や調整をしてもらっておくことが大切です。
2つ目は、実際の座り心地のチェックです。
日本人向けに設計されたものではありませんので、背もたれの大きさや角度、座面の高さなどもできる限り確認しておきましょう。
高さの調節なども購入店と相談してみることをおすすめします。
素敵な北欧ヴィンテージチェアをこれからも使い続けていくためにも、しっかりとした確認がとても大切です。
北欧ヴィンテージチェアのお手入れ方法は?
お洒落な北欧ヴィンテージチェアをより長く使い続けていくためには、お手入れがとても大切です。
また、チーク材やローズウッド材を使用した北欧ヴィンテージチェアは、丁寧にメンテナンスし使い込むことで、木材自体がさらに艶を増し深みある色味になっていくとも言われています。
北欧ヴィンテージチェアのお手入れ方法を、簡単にご紹介しておきましょう。
木製フレーム部分は、傷が付かないように柔らかい布で乾拭きするのが基本です。
飲み物をこぼしてしまった場合なども、まずは水分を取り除きかたく絞った雑巾で水拭きした後、さらに柔らかい布で乾拭きしておきましょう。
食べこぼしなどのひどい汚れが付着した場合は、中性洗剤を水で薄めたものを雑巾に染み込ませ、かたく絞ってから拭き取ります。
仕上げに柔らかい布で乾拭きすることを、しっかりと心掛けましょう。
定期的なメンテナンスも忘れず行いましょう。
座面や背もたれに付いた傷はもちろん、脚部分などの表面が乾燥している場合も、オイルやワックスを使用すれば艶を維持することができます。
この際も、最後にしっかりと柔らかい布で乾拭きすることが重要です。
オイルかワックスのどちらを使えばいいのかは、購入店で相談してみることをおすすめします。
北欧ヴィンテージチェアの定番!木製フレーム+ファブリック素材
北欧ヴィンテージチェアの定番とも言えるのが、木製フレームとファブリック素材を組み合わせたタイプです。
座面や背もたれ部分に布張りが成されることで座り心地が格段に上がります。
使用されるファブリック素材の種類は様々ですが、全体的に落ち着いた色味のものが多いのが特徴です。
使い込んだ木製フレームの独特の艶のある色味と、無地の落ち着いたファブリック素材の色味が絶妙にマッチしていることから、このタイプの北欧ヴィンテージチェアは特に人気があるとされています。
ダイニングチェアとして数脚配置するのでしたら、1脚ずつファブリック素材の色味の異なるものを購入して、その絶妙な色味のニュアンスの違いを楽しんでみましょう。
同じデザインのものが揃いにくいヴィンテージチェアゆえの悩みも、北欧ヴィンテージテイストならお洒落な演出に早変わりします。
シンプルな木製フレームゆえに、ファブリック素材に少しユニークなものを取り入れてもいいですね。
フルーツや動物モチーフなどの可愛らしいデザインのファブリック素材を使用したものを、お子さん用のチェアにさりげなく取り入れてみるのもおすすめです。
木製フレーム+レザー素材の北欧ヴィンテージチェアもおすすめ!
シンプルな木製フレームに、レザー素材を組み合わせた北欧ヴィンテージチェアも人気です。
座面や背もたれ部分にブラックやブラウンのレザー素材を取り入れたこのタイプは、ぐっとクールな印象になります。
お部屋のインテリアを引き締めるアイテムとして取り入れてもいいですね。
レザー素材は、インテリアに使用すると無骨な男っぽいイメージに仕上がりやすいとされていますが、古木の温かみもプラスされた北欧ヴィンテージチェアを選ぶことで、クールすぎず、全体的にナチュラルな雰囲気のお部屋にまとめることが可能です。
人気の男前インテリアに取り入れやすく、メンズライクスタイルやミッドセンチュリースタイルなどのテイストにぴったりのチェアとも言えますね。
また、レザー素材には食べこぼしなどの汚れもさっと拭き取ることができるという利点があります。
レザー専用のオイルなどでメンテナンスをすることになりますが、丁寧な手入れを施すことで光沢が増し肌にしっくりと馴染みます。
木製フレームと同様に、使い込めば使い込むほど色味も深みを増し、北欧ヴィンテージチェアの中でも特に経年変化を楽しめるタイプとしておすすめです。
機能性も抜群!木製フレーム+ペーパーコード素材の北欧ヴィンテージチェア
北欧ヴィンテージチェアの中で、ペーパーコードという素材を使用したタイプもおすすめです。
ペーパーコードは樹脂を含ませた紙紐のことで、元々は農作業時に麦を束ねるために使用されていました。
品質が均一で丈夫という特徴から、耐久性がとても重要な座面部分に多用されています。
また、通気性にも優れているため蒸れにくく、夏場も快適に使用できます。
エアコンやストーブなどの暖気も通すことから、冬場に使用してもお尻が冷たすぎるということもありません。
北欧ヴィンテージチェアの中でも、機能性が抜群のチェアと言えますね。
さらに、ペーパーコード素材は、編み方によって様々なデザインを楽しめます。
北欧ヴィンテージチェアのシンプルな木製フレームにしっくりと馴染む、ナチュラルなテイストも魅力の1つですね。
基本的なメンテナンス方法は乾拭きになりますが、さっと水拭きすることも可能ですので汚れやすいダイニングチェアなどにもおすすめです。
北欧ヴィンテージチェアは木製フレームの温かみが魅力!
北欧ヴィンテージチェアは、シンプルなデザインの木製フレームが魅力です。
使用されるチーク材やローズウッド材の古木のもつ温かみ、年月を重ねることによる独特の艶に魅了される方も多いと言われています。
木製フレームに、ファブリックやレザー、ペーパーコードなどの素材を座面や背もたれに組み合わたものなど、その種類も豊富です。
お部屋に雰囲気にあった北欧ヴィンテージチェア選びを楽しんでみましょう。