ダウンライトの上手な選び方!LEDの昼白色は幅広く使える

最終更新日:2019/10/17

お部屋の照明器具に、ダウンライトを取り入れようとお考えの方は少なくはないでしょう。

近年、ダウンライトの光源はLEDが主流になったことで、その光色のバリエーションも豊かになっています。

4種類の光色の中でも、太陽光に最も近い昼白色は、あらゆる場所に配置しやすい光色とも言われています。

その特徴やおすすめの配置場所などをご紹介していますので、ダウンライトの光色選びに悩んでいる方は参考にしてください。

お部屋にぴったりのLEDダウンライト選び!どの種類を配置する?

LEDダウンライトを活用した照明方法は人気を集めています。

まずは、基本知識としてその種類を簡単にご紹介しておきます。

●全般照明用ダウンライト

ベースタイプとも呼ばれ、お部屋の照明器具として使用頻度の高いダウンライトとされています。

間接照明としてだけでなく、配灯の仕方を工夫すれば、ご家庭のあらゆる場所で使用でき万能なダウンライトです。

●局部照明用ダウンライト

スポットライト器具が内蔵されている角度調整可能なダウンライトで、ユニバーサルタイプとも呼ばれています。

光の向きを変えることができるため、お部屋の中の絵画や写真パネル、観葉植物などのインテリアを部分的に照らし、周辺から浮かび上がらせるような効果を生み出します。

●壁面照明用ダウンライト

壁全体を照らすのに適した照明器具で、ウォールウォッシャーとも呼ばれています。

絵画などを配置した壁に向けて使用するのに適していますが、壁一面のみを照らし周辺から浮かび上がらせることで、お部屋の空間を広く見せる効果もあるとされています。

お部屋に配置するLEDダウンライトの種類が決まったら、次は、電球色や昼白色などをはじめとする光色を選んでみましょう。

LEDダウンライトのメリット!光色のバリエーションが豊富

ダウンライトには、元々は白熱電球が使用されていました。

しかし、近年、ダウンライトの光源は白熱電球からLEDに変わり、LEDダウンライトが主流とされています。

ダウンライトの光源が白熱電球からLEDに変わったことで一般的に挙げられるメリットが、熱を発しないことです。

このことから、取り付けや交換時の作業がしやすくなったことが挙げられます。

また、白熱電球の場合、安全面を考慮してダウンライトの配列の仕方や配灯数にある程度の制限があったとされていますが、熱を発しないLEDが光源に変わったことで、たくさんの数を設置できるようになりました。

もう1つ忘れてはならないメリットが、LEDに光源が変化したことで光色のバリエーションが増えたということになります。

電球色、温白色、昼白色、昼光色の4色に光色が展開され、光色を選択できる幅が広がったことで、その用途やお部屋の雰囲気を考慮してダウンライトを自由に選べるようになりました。

LEDダウンライトの光色の種類は?

前章でご紹介した通り、LEDダウンライトの光色の種類は4種類です。

これらの特徴を、簡単にまとめてみましょう。

●電球色

温かみのあるオレンジの色味で、落ち着いた雰囲気を演出できる光色です。

ムーディーな雰囲気を演出できることから、寝室などに好まれて使用されると言われています。

●温白色

赤みを帯びた白っぽい光色で、電球色と下記でご紹介する昼白色の間の色味として後に作られた光色です。

ダウンライト以外の照明器具や、他の光色とも合わせやすいという特徴が挙げられます。

●昼白色

太陽光に近い色味です。

白っぽい自然な光色から、配置しやすく目に負担をかけない光色とされています。

●昼光色

青白い色味が大きな特徴です。

すっきりと明るくクールな印象を与え、脳を覚醒させる光色と言われています。

デスクワークを行うスペースなどにおすすめの光色です。

LEDダウンライトの昼白色は太陽光に最も近い!

前章でまとめたLEDダウンライトの4つの光色の中から、どの光色をどのお部屋に配置すればいいのかと頭を悩ませている方もいらっしゃると思います。

そこで、あらゆるお部屋に配置しやすい万能とも言える光色として、昼白色をおすすめします。

その自然な色味から、昼白色を「ナチュラル色」や「マイルド色」という名称で販売しているメーカーもあるとされています。

昼光色がどうして自然な色味とされているのかを、もう少し具体的にまとめてみましょう。

実は、光色は色温度という単位で分けられています。

この色温度が低い光色ほどオレンジ色に近づき、色温度が高くなるにつれ白っぽく変化し、さらには青みを帯びるようになります。

色温度の単位はケルビン(K)で示され、昼白色の色温度は5000Kで設定されているのです。

一般的に太陽光は5000~6000Kと言われていますので、色温度からも、LEDダウンライトの昼光色が最も太陽光に近い色味であることが分かりますね。

自然界を照らす太陽の光に最も近い昼白色は、私たちの暮らしに最も親しみやすい光色であり、どんなお部屋にも馴染みやすく違和感なく配置できると言っても過言ではありません。

LEDダウンライトの昼白色はあらゆるお部屋に使える!

LEDダウンライトの昼白色を実際に配置するにあたって、特におすすめの設置場所を挙げてみましょう。

●キッチン

調理をする場であるキッチンでは、食材の鮮度などをしっかりと見極めることがとても大切です。

野菜や肉、魚類の鮮度を太陽光に近い自然な色味の中で見極めなつつ、包丁や火を使って細かな作業をする場所であることからも明るい昼光色がおすすめです。

●リビング

窓から差し込む光と馴染みやすく、日中過ごす時間の長いリビングなどでも昼白色が重宝されます。

●衣服を選ぶお部屋

自室やクローゼットのあるお部屋など、衣服を選ぶ場所にも昼光色がおすすめです。

外出先に適した色の衣服を選びやすいです。

●化粧をするお部屋

自室や洗面所など、女性が化粧を施すスペースにもこの昼光色がおすすめです。

ファンデーションやアイシャドウの色などを選びやすく、外に出た時に化粧が浮いて見えることも少なくなります。

このように、LEDダウンライトの昼光色はご自宅のあらゆる場所に配置できる光色と言えます。

それぞれのスペースによって光色を変えることが難しいワンルームマンションや、キッチンとダイニングが隣接した広いリビングなどでも、是非お試し下さい。

昼白色をスイッチ1つで切り替える!調光調色機能付きダウンライトを活用しよう

これまで、LEDダウンライトの昼白色はご自宅のあらゆる場所に配置できる光色としてご紹介してきました。

しかし、1つのお部屋の中で、睡眠時には電球色をデスクワークには昼光色をというように、光色を使い分けたい方もいらっしゃると思います。

例えば、子供部屋やデスクスペースも兼ねた自室、ワンルームマンションの一室などが考えられますね。

このような場合は、調光機能や調色機能の付いたダウンライトを上手く活用してみましょう。

基本の光色を自然色に近い昼白色で配置しておいて、調光機能を利用して時間帯によって明るさを変えていくというのもおすすめの方法です。

また、スイッチ1つで電球色から昼白色、昼光色と3段階に切り替えれる調色機能も、使用用途に合わせることができるのでとても重宝しますよ。

ダウンライトの光色選びに迷ったら昼白色がおすすめ!

お部屋での使用用途と考慮しつつ、インテリアの雰囲気にあった光色を選ぶことはとても重要です。

LEDダウンライトには、電球色、温白色、昼白色、昼光色の4種類の光色があります。

この4種類中でも、太陽光に最も近い自然な色味である昼白色は、ご自宅のあらゆるお部屋に配置できる光色としておすすめです。

広いリビングや自室のダウンライト、洗面所やトイレ、浴室などのあらゆる場所に是非お試し下さい。