おしゃれなキッチン照明!ダウンライトを上手に活用しよう

最終更新日:2019/08/03

リビングと隣接する一体型のダイニングキッチンなどでは特に、キッチンの照明にもおしゃれに統一したいものですよね。

キッチン照明の1つとして、洗練された雰囲気を演出できるダウンライトに人気が集まっています。

ダウンライトを使用するメリットやデメリットを踏まえつつ、キッチンの形状ごとに調理の場に適した設置方法についてまとめています。

インテリアの一部としてキッチン照明にこだわりたい方は、参考にしてみてください。

キッチン照明にも人気!ダウンライトってどんなもの?

ダウンライトは、天井に穴を開け、埋め込んで設置する照明器具です。

服飾などの店舗やカフェなどでは、展示している商品をおしゃれに照らしたりムーディーな空間を演出できることから、このダウンライトが多様に活用されていますね。

今や、インテリアの一部として照明器具にもこだわるご家庭が増えている傾向にあることから、リビングや寝室、玄関ホールなどにもダウンライトが取り入れられています。

更に、広いリビングに隣接した一体型のダイニングキッチンが好まれるようになり、キッチンの照明も見せる照明に変わってきています。

スタイリッシュな雰囲気を演出できるダウンライトは、キッチン照明に欠かせないものになってきていると言っても過言ではありません。

今回は、キッチンの照明にダウンライトを上手に取り入れる方法について考えていきます。

ダウンライトのメリットは?

ダウンライトを使用するうえでのメリットを考えてみましょう。

●天井を広く見せられる

●他のインテリアとのバランスが取りやすい

●おしゃれな空間を演出できる

●お部屋を均一に照らせる

●埃がたまらない

前章でも軽く触れていますが、ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明器具ですので、頭上の空間がフラットになり開放感があります。

照明器具自体の出っ張りがなくなるので、お部屋全体のテイストを邪魔することなく、すっきりとまとめることができるのも嬉しいですね。

ダウンライトで照らすことで、モダンでスタイリッシュな空間を演出できることも大きな利点です。

また、ダウンライトは設置位置や使用個数を自由に調節して照明設計ができますので、広いお部屋でもしっかりと均一に光を届けることができます。

このように、リビングと一体型のダイニングキッチンなどで使用するのに、特に適した照明と言えるのです。

更に、埋め込み式であることと、ペンダントライトやスポットライトのような傘が付いていないことから埃が溜まりにくく、掃除が楽だという利便性にも優れています。

埃がたまらないということは、衛生面を考慮しておきたいキッチン照明には特に嬉しいメリットでもありますね。

ダウンライトのデメリットは?

ダウンライトを使用する際のデメリットについても考えてみましょう。

●コストが少し高い

●交換が難しい

例えば、シーリングライトならお部屋の広さにもよりますが、1部屋に1つ設置するのが一般的です。

しかし、キッチンの照明にダウンライトを設置する場合、単純に数が必要になってくることからコストが高くなってしまいますね。

設置するお部屋が広ければ広いほど高価格になるため、リビングと一体型のダイニングキッチンなどはどうしてもコスト面が問題になってきます。

また、照明器具とライト部分が一体化している構造から、ライトのみの交換ができないということも挙げられます。

ダウンライトは自分で交換できないため、電気専門業者に依頼することになります。

つまり、交換時にもコストが掛かるということですね。

しかし、LEDダウンライトであればその寿命は約10年と考えられます。

10年使用すれば、ライトだけではなく本体照明にも何かしら不具合が出てくるものですので、ライト交換に合わせて専門業者にみてもらうにはちょうどいいタイミングであるとも考えられます。

コストが気になるとはいえ、長い期間の使用を考えるのなら納得のいく範囲ではないでしょうか。

キッチンの照明選びで重要なことは?

ダウンライトの特性や使用するメリット、デメリットを把握したうえで、キッチンの照明で重要なポイントをまとめておきます。

キッチンは、火を使ったり包丁で食材を切るなどの手元の作業が多い場所になります。

調理に集中できる環境であることと、安全性が第一であることを踏まえて、しっかりとした明るさを確保しておきましょう。

キッチン全体を照らす全体照明に加えて、作業台の上を集中的に照らす手元灯を取り入れることをおすすめします。

特に、キッチンの形状よっては、ダウンライトを使用すると自分の影が手元に落ちてしまう可能性が考えられますので、注意が必要になります。

また、キッチンでは食材の状態を確認できる照明選びがとても大切になってきます。

ここで重要なのが、照明の光色です。

食材の色の変化がはっきりと分かる昼白色をキッチン全体に使用し、手元を照らす照明には、よりはっきりと見える昼光色使用するというように、光色の組み合わせなどもしっかりと考えて、上手にダウンライトを設置しましょう。

ダウンライトだけでも手元を明るくできる!?

前章で、キッチンに手元灯が必要であることをご説明しましたが、キッチンの形状によっては手元灯を取り付ける場所がない場合もあります。

また、インテリア性を重視して、どうしてもダウンライトのみの照明にこだわりたいという方もいらっしゃると思います。

実は、選び方に注意すれば、ダウンライトだけでも手元を明るく照らすことができると言われているのです。

ここでは、キッチン照明の設置の参考までに、手元を明るく照らせるダウンライトの選び方についてご紹介します。

●集光タイプのダウンライトを使用する

光を集めて、遠くまで届けることができるダウンライトがおすすめです。

キッチンの作業台に必要な明るさを手元までしっかり送りつつ、陰影による光のメリハリが出ることで、全体的にはドラマチックな雰囲気の演出が可能です。

●光量の多いダウンライトを使用する

100ワット相当の拡散タイプのダウンライトを使用すれば、しっかりと光量を確保できます。

キッチン全体を明るく照らしつつ、作業台やガス台の上部までしっかりと光を送ることが可能です。

調理しやすい環境づくりを考えて、ダウンライト選びから徹底してこだわってみましょう。

ダウンライトを使ったキッチン別のおすすめ照明!

最後に、リビングと隣接した一体型のダイニングキッチンの形状ごとに、おすすめのダウンライト設置方法をまとめてみます。

●壁付けキッチン

キッチンに立つ人が壁を向いて作業することになり、手元が自分の影で暗くなる傾向にあります。

キッチン上部にダウンライトを設置し、十分な光量を確保しましょう。

吊り戸棚などが設置されている場合は、この部分に手元灯を設置して作業台をさらに明るく照らすのがおすすめです。

●セミオープンの対面キッチン

キッチンに立つ人はリビング側を向いて作業しますが、吊り戸棚などでリビング、ダイニング、キッチンが分断された形状になります。

お部屋全体の照明だけではキッチンに十分な光が入ってこないため、ダウンライトをプラスするのがおすすめです。

吊り戸棚下部分などに手元灯を付け足せば、作業台にも光が届き安心です。

●オープンタイプの対面キッチン

完全なオープンタイプのキッチンですと手元に影ができにくく、全体の光量さえあれば手元灯がなくても問題ないと言われています。

キッチンスペースが広い場合はお部屋全体の照明だけでは光量が少ない場合がありますので、キッチン部分にダウンライトを足すことも考慮してみましょう。

このように、キッチンの形状や他の照明器具とのバランス、手元の明るさを考えて、上手にダウンライトを配置してみましょう。

ご家庭のキッチンに適したダウンライト設置方法を考えよう!

スタイリッシュな雰囲気を演出できる照明として人気の高いダウンライトは、ご家庭のあらゆる場所で使用されています。

インテリア性だけでなく、個数や位置を自由に調整でき、埃が溜まりにくという衛生面からも、キッチンに適した照明です。

調理する場であるキッチンでは、手元にまで光が届くということを考慮してダウンライトを設置しましょう。

ご家庭のキッチンの形状に合わせて、設置場所や個数などを考えましょう。