すのこベッドは通気性が抜群!床の傷対策を忘れずに行おう

最終更新日:2019/10/22

賃貸では、家具などによって床が傷つくことを懸念されることが多いです。

特にベッドなどの大型家具は重量があるため、何かしらの傷対策をする必要があります。

ベッドの中でも愛用している方が多い「すのこベッド」ですが、他のベッドと同様に床への傷対策が必要です。

今回はすのこベッドに焦点を当て、傷対策の方法や、すのこベッドの特徴なども合わせてご紹介していきましょう。

通気性が抜群!すのこベッドとは?

そもそも、すのこベッドとはどのような特徴のあるベッドなのでしょうか。

すのこベッドは「すのこ」の形状をしたベッドです。

ベッドフレームとなるすのこの上に、マットレスや敷布団を置いて使用するものです。

日本は湿気が多いため、通気性が悪い場所にはカビが生えてしまいます。

それはベッドも同様で、寝ている時に発生する熱や汗により、掛け布団やマットレスにカビが生えてしまうことがあるのです。

しかし、すのこベッドは構造上、通気性が良く湿気がこもりません。

ベッドの下は空気が常に動いている状態なので、カビの発生を抑えることができるのです。

通常、睡眠中はコップ1杯の汗をかくと言われています。

寝ている間にかいた汗は、マットレスや掛け布団を通して湿気に変わりますが、すのこによる空気の動きにより、その場にとどまることがありません。

冬でも湿気は発生するため、夏だけでなく、1年中快適に使用できるベッドとなるでしょう。

また、すのこの上にマットレスや敷布団を置くというシンプルな構造のため、他のベッドと比べて安価であることが多いです。

組み立ても簡単なので、女性の方でも安心して設置できるでしょう。

すのこベッドは、すのこを床に直接置くタイプなので、床への傷対策を忘れずに行う必要があります。

知っておこう!すのこベッドのデメリット

すのこベッドは通気性が良く、1年中使用できる魅力的なベッドです。

しかし、デメリットもあります。

すのこベッドならではのデメリットを頭に入れておきましょう。

●寝心地が硬い

すのこは構造上、寝心地が硬く感じることが多いです。

すのこの上にはマットレスを置くのが望ましいですが、敷布団にしたい場合は厚手のタイプを選びましょう。

●きしみ音

すのこは木材を利用しているため、移動の際にきしみ音がすることがあります。

気になる場合は、マットレスをウレタンなどのクッション性の高いものにすると良いでしょう。

●冬は寒く感じる

人によりますが、通気性が良すぎることで、冬に寒く感じることがあるようです。

床からの冷気を防ぐため、ラグやカーペットを敷いて対応しましょう。

●ほこりがたまりやすい

すのこベッドの下は空洞となるため、ほこりが溜まりやすい傾向があります。

寝室は長時間眠る場所なので、こまめに掃除を行いましょう。

以上がすのこベッドのデメリットです。

次項からは、床の傷対策について詳しくお話ししていきます。

すのこベッドの床への傷対策「クッション材」をつける

すのこベッドは通気性が良く、また木材で作られているため、部屋でのリラックス効果も期待できます。

実際に使われている方も多いでしょうが、床への傷対策は何か行っていますか。

床置きタイプのすのこベッドは、何もしないでいると床に大きな傷をつけてしまう心配があります。

ここからは、簡単にできる、すのこベッドの傷対策をご紹介していきます。

まずは、「クッション材をつける」方法です。

すのこベッドを購入した後、自分で傷防止のテープを貼り付けましょう。

選ぶテープは「クッション性のある傷防止テープ」で、ホームセンターやインターネットで手軽に購入することができます。

ベッドを裏側にして、床に接する場所にすべて貼り付けてください。

床とベッドの間にクッションを挟むことで、ベッドで寝ていても、摩擦による傷がつきにくくなるでしょう。

注意点としては、クッション材を貼り付けている最中の傷は避けられないということと、クッション材が万が一剥がれた際に、気付かずに床を傷つける心配があることです。

ベッドに貼る範囲が広いからと安価なテープを購入すると、粘着力が弱かったり剥がれやすかったりすることもあるので、注意が必要です。

すのこベッドは「敷物」を敷いて床の傷を防止する!

先ほどは床の傷対策で、すのこベッドの裏側にクッション材をつける方法をご紹介しました。

クッション材が万が一剥がれることを心配する方は、傷防止テープではなく「ラグ」や「カーペット」などの敷物をベッドの下に敷いて対応しましょう。

敷物をすのこベッドの下に敷くと、床の傷防止になるだけでなく、先ほどお話ししたように床からの冷気をシャットアウトすることもできます。

冬のすのこベッドでは、一石二鳥となるため、特に採用したいものです。

また、部屋全体をラグやカーペットで敷き詰めれば、すのこベッドをどこに移動しても傷がつくことはありません。

すのこベッドを折りたたんだりする際も心配はないでしょう。

ただ、ラグやカーペットは部屋のイメージを大きく左右するため、部屋の雰囲気に合ったものを選ぶ必要があります。

また、ラグやカーペットは大きいほど価格も上がるため、即決できないこともあるでしょう。

そのため、敷物を敷く予定の方は、すのこベッドを購入する前に用意しておくことをおすすめします。

すのこベッドを置く前に!「マット」を敷いて床の傷対策

すのこベッドの床への傷対策では、ラグやカーペットなどの敷物を敷くことが有効です。

しかし、敷物は部屋のインタリアに影響が与えるため、あまり広範囲に敷きたくないと考える方もいるでしょう。

そのような場合は、ベッドの下だけに「ジョイントマット」や「コルクマット」を敷いて、床の傷対策をすることをおすすめします。

マット類は1枚1枚を張り合わせて大きさを調整していくため、ベッドの下に収まるくらいのサイズにすることができます。

そのため、部屋のインテリアに直接影響を与えることはありません。

ホームセンターなどで気軽に購入でき、使用する枚数によって費用は異なるでしょう。

特におすすめなのはコルクマットで、「EVA樹脂」が配合されたものを選ぶと、弾力性・耐久性ともに優れています。

床の傷防止だけでなく、防音効果も期待できるでしょう。

あまりにも安価なコルクマットはすぐにひび割れしてしまう可能性があるため、長く使うことのできるEVA樹脂のタイプを選ぶことをおすすめします。

他にもある!すのこベッドによる床の傷防止方法

すのこベッドによる床の傷防止方法は、上記の他にもまだあります。

おすすめの方法を、以下でまとめてご紹介しましょう。

●クッション付きすのこベッドを選ぶ

元から、すのこベッド自体に傷防止のクッションがついているものを選びましょう。

作業する手間がかからず、最も手っ取り早い方法です。

購入前に、すのこベッドをよく吟味しましょう。

●化粧シート

化粧シートとは、樹脂やオレフィンなどをシートにし、木目や石目などを印刷したもののことを言います。

傷やへこみに強いという特徴があるため、すのこベッドの下に敷くと、床を傷から守ってくれます。

●床をコーティング

賃貸でなければ、床をコーティングするのがおすすめです。

傷や汚れが付きにくくなるため、日々の掃除や、お手入れの負担が軽くなります。

専門業者に依頼する必要があるため、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。

すのこベッドを使うなら床への傷対策を忘れずに

すのこベッドは通気性が良く、湿気を逃し、カビを抑制することができます。

1年を通して使用できるため、ベッドを探している方にはぜひおすすめします。

すのこベッドを設置するなら、床への傷対策を忘れずに行いましょう。

クッション材やマットであれば、ホームセンターなどですぐに購入できます。

床に傷がついてしまうと修復するのは難しいため、ベッドの購入前に、対策についてもよく頭に入れておきましょう。