スツールはさっと簡単に移動させることのできる、突然の来客があったときなどに便利な椅子です。
しかし、スツールは椅子としてだけではなく、おしゃれな使い方をすることができます。
この記事では、スツールの種類をはじめ、選び方やおしゃれな使い方、さらにおすすめの商品などをご紹介していきます。
スツールの種類
昨今では収納つきやスタッキング(積み重ね)できるものなど、スツールは用途に応じて選ぶことができます。
基本的には椅子として使用することを前提に探されている方が多いでしょうが、スツールはおしゃれな使い方もできます。
そのおしゃれな使い方をご紹介する前に、まずはスツールの種類と選び方から簡単にご説明いたしましょう。
●ミニスツール
その名のとおり、座面が低いスツールのことです。
●ハイスツール
ミニスツールとは反対に、座面が高く、足置きがついているスツールです。
●スタッキングスツール
積み重ねることができるスツールです。
●キッチンスツール
主にキッチン用に作られているスツールです。
スツールは一般的に脚が4本のものが多いですが、キッチンスツールは3本のものが多いです。
●収納つきスツール
座面の下に収納スペースがあるスツールです。
●折りたたみ式スツール
脚部分を折りたたむことのできるスツールです。
それでは次に、スツールの選び方をご説明していきます。
スツールの選び方
スツールを選ぶ際、スツールのデザインや色が部屋の雰囲気に合っているかをチェックしましょう。
例えば、シンプルモダンのおしゃれな部屋にショッキングピンクなどカラフルな色合いのスツールを置くと、ちぐはぐな印象になってしまいます。
そのような場合は、デザインはシンプルで、色味はブラックやホワイト、ブラウンなどの落ち着いた色味のものを選ぶようにします。
また、それと同時にスツールの用途も考えましょう。
突然の来客に備えておくならば、スタッキングタイプや折りたたみ式のスツール、キッチンカウンターに常時置いておきたいならばハイスツールなどといった具合です。
子供部屋に置きたいならば、ミニスツールがいいでしょう。
しかし、スツールは椅子としてだけではなく、おしゃれな使い方をすることができます。
スツールのおしゃれな使い方
スツールは座るための椅子ではあるのですが、おしゃれな使い方もできます。
さっそく、ご紹介していきましょう。
●インテリアグッズをディスプレイ
スツールに、インテリアグッズをディスプレイしてみましょう。
特に、棚がないなどインテリアグッズを飾る場所がないという部屋におすすめの使い方です。
季節ごとにインテリアグッズをチェンジすると、気分も変わり楽しめます。
●フラワーベースに生けたお花をディスプレイ
お花を生けた小さめのフラワーベースを、スツールにディスプレイしてみましょう。
お花があるとないとでは、部屋の雰囲気はがらりと変わります。
本来の用途は「座る」はずのスツールが、フラワーベースをのせるとお店のような雰囲気になります。
●カゴに入れた来客用スリッパを置いておく
来客用のスリッパを入れたカゴを、スツールにのせて玄関に置いてみましょう。
カゴを床に直に置いてしまうより、おしゃれな印象になります。
●コーヒーテーブルとして使用
スツールによっては、ソファに座ってちょうどいい高さのものがあります。
そのようなスツールは、ソファサイドに移動させてコーヒーテーブルにしてみてはいかがでしょう。
ちょっとしたものをのせるのにも、スツールは便利です。
椅子としてだけではなくスツールを活用!おすすめおしゃれスツール
椅子としてはもちろん、他の用途でも活用できるスツールは便利なアイテムです。
そこで、いろいろな用途に活用できるおすすめのおしゃれスツールをご紹介していきます。
【アルテック:スツール60】
かの有名なデザイナー、「アルヴァ・アアルト」がデザインしたスツールです。
もはや、名作と言えるスツールでしょう。
おしゃれな家で見かけることも多いのではないでしょうか。
「スツール60」はスタッキングができる3本脚のスツールで、座面がフラットなのが特徴です。
そのため、突然の来客用に用意しておくのもいいのですが、フラットな座面を生かしてインテリアグッズやフラワーベースなどをディスプレイするのがおすすめな使い方です。
見た目がシンプルなので、他の安価なものとあまり変わらない印象を持たれる方も多いですが、1935年から変わらず世界中から愛され、次の世代にまで残せる価値のあるスツールとも言えます。
椅子としての機能性にもこだわりたいならこのスツール!
椅子としての機能性にもこだわりたいならば、こちらのスツールがおすすめです。
【トリックス:Hスツール】
フランスの家具デザイナー、「グザビエ・ポシャール」がデザインしたおしゃれなスツールで、スチールに亜鉛メッキが施されています。
庭でも使える素材でスタッキングも可能なので、機能性が高い椅子です。
しかも、軽量なのことから持ち運びも簡単で、アウトドアにも使用できます。
見た目は武骨な雰囲気なので、インダストリアル風のインテリアがお好みの方に特におすすめです。
Hスツールはリプロダクト品が多く出回っていますが、細かい部分を比較すると正規品にはかないません。
例えば、曲線部分のつくりがあまかったり、サビが発生しやすいなどです。
長くスツールを使い続けたい方は、正規品がおすすめです。
手頃でおしゃれなおすすめ椅子
アルテックのスツール60もトリックスのHスツールも、意匠性が高くおしゃれなスツールなのはさることながら、価格が高いのが難点でもあります。
見た目がおしゃれで機能性が高いものの、価格はもう少し手頃なスツールがいいという方も多いことでしょう。
そこで、いくつかおすすめのスツールをご紹介いたします。
【unico:SIGNE スツールナチュラル】
参考価格:12,800円(税抜)
unicoは、北は北海道から南は九州まで店舗展開している、女性に人気の高いインテリアショップです。
SIGNEは北欧風のおしゃれなスツールで、座面はふっくらとしたクッション地です。
座面のカバーは汚れたら洗うこともでき、機能面でも優れています。
玄関にスリッパを入れたカゴを置くなら、かわいらしくておすすめのスツールです。
【ライフファニチャー:FR IRON STOOL】
参考価格:12,800円(税抜)
ライフファニチャーは、無機質な雰囲気の商品を取り扱う会社です。
このFR IRON STOOLは脚部分がアイアンでできており、よく見るスツールの脚とは違った形状です。
カフェなどの店舗什器としても活用されることも多く、おしゃれなスツールです。
椅子としてはもちろん、ただ置いておくだけでもサマになる一品です。
【無印良品:オーク材スツール・丸脚】
参考価格:29,000円(税込)
無印良品のこちらのスツールはオーダー商品です。
座面は緩やかなカーブの四角形で、脚は4本のシンプルな見た目のスツールです。
ナチュラルな雰囲気がお好みの方におすすめです。
スツールの使い方を工夫してみよう
スツールは椅子としてはもちろん、工夫次第でおしゃれな使い方をすることができます。
また、スツールは、部屋の雰囲気や用途に合わせて選ぶことをおすすめします。
意匠性の高いデザイナーのスツールはとてもおしゃれで、ひとつ持っておきたいところですが、お手頃な価格でおすすめのスツールもたくさんあります。
いろいろ探して、お気に入りの一品が見つかるといいですね。