ダウンライトをキッチンに!配置する際のポイントとは?

最終更新日:2019/11/11

近年はマイホームを新築する際、キッチンにダウンライトを取り付ける方も多いです。

しかし注意して配置場所などを決めなくては、住んだ後に「キッチンにダウンライトを付けて失敗」と感じることもあるようです。

そこでこの記事では、ダウンライトをキッチンに配置する際のポイントについてお話をしていきます。

新築住宅に取り入れられる照明器具は種類豊富!

新築住宅に取り入れられる照明器具には種類が数多くあります。

一部を挙げると、

・シーリングライト
・ペンダントライト
・スポットライト
・シーリングファン
・シャンデリア
・スタンドライト
・ダウンライト
・フットライト
・ブラケットライト
・エクステリアライト

などがあります。

そして、これらにはひとつひとつ特徴があり、それぞれ用途も違ってきますので、どの部屋にどのライトを配置するかはよく考えなくてはならないポイントともいえます。

その中でも今回はダウンライトを取り上げ、キッチンに配置する際のポイントなどについてお話をしていきます。

単に「おしゃれだから取り付けた」というような場合は、住んでからキッチンのダウンライトに失敗と感じることもありますので、配置する際はお話しするポイントを参考に検討してみてください。

その前にまずは、ダウンライトがどのようなものかについてを、次の項でご説明しましょう。

キッチンに配置されることも多い「ダウンライト」とは?

多くの種類がある照明器具から、今回はダウンライトについてお話をしていきます。

ではこのダウンライトとはどのような照明器具なのでしょうか。

これは、天井がフラットになるように取り付けられる、埋め込み型の照明器具のことをいいます。

これにより空間をすっきりと見せてくれ、広々とした印象のお部屋にもなります。

また、洗練されたおしゃれな雰囲気を醸し出すこともできるので、近年は多くの新築住宅のキッチンなどにダウンライトが採用されています。

シーリングライトなどと比較すると大きさは小さめですので、主張しすぎず、かといって暗い雰囲気にはならない、くつろぎのある空間にも演出してくれます。

配置する際は、部屋にひとつだけダウンライトを配置するというよりは、複数の照明を配置することがほとんどです。

特にキッチンの場合は、配置するダウンライトの数など、さまざまなポイントを意識して決めることが大切です。

キッチンにダウンライトを配置するうえでの注意点

ダウンライトを配置する際は、天井に穴を開けて位置を決めます。

そのため、一度「ここ」と決めて天井に穴を開けてしまったら、ほかの位置に変えることは難しいといえます。

別の場所にダウンライトを配置する場合、またそこに穴を開けるわけですから、天井に穴が増えていってしまいますよね。

せっかくの新築が台無しになりかねませんので、キッチンのどこにダウンライトを配置するかは慎重に検討したいものです。

ほかにも、キッチンのダウンライトに失敗したという人の意見を見てみると、「暗い」という意見が多いので、十分な明るさを確保することも注意したいところです。

このことを踏まえて、キッチンにダウンライトを配置するときのポイントについて、次の項からお伝えしていきます。

キッチンにダウンライトを配置するときのポイント

ここからは、キッチンにダウンライトを配置する際のポイントについてお話をしていきます。

まずは、「配置する数」です。

先ほどもお伝えしたように、ダウンライトはシーリングライトなどと比較すると小さめの照明器具です。

そのため、キッチンに配置する数がひとつだけですと、かなり暗いキッチンになることも考えられます。

暗いキッチンでは調理もしづらいでしょうから、ひとつではなく、複数の照明を用いて明るさを確保することが大切です。

複数の照明を用いる場合、2通りの方法があります。

1つは、「ダウンライトのみで明るさを確保する」方法です。

ではこの場合、いくつダウンライトを配置すると良いのでしょうか。

ひとりひとり光の感じ方も違うので一概にはいえませんが、6畳のキッチンの場合は100W相当のダウンライトを4つほど付けると良いそうです。

調光機能が付いているダウンライトを配置すれば、好みの明るさに調整できるのでおすすめです。

また手元が暗いときに照らせるよう、角度調整が可能なダウンライトを、調理台の上などに配置すると良いでしょう。

ほかの照明と併用する場合は?いくつダウンライトを配置すれば良い?

もう1つの方法は、「ほかの照明と併用して取り付ける」ことです。

例えば、シーリングライトをメインの照明にし、その付属としてダウンライトを取り付けます。

シーリングライトのような大きな照明が1つあれば、キッチンの明るさはほとんど確保できます。

しかし、包丁などを使用する際に手元が暗いと危険ですから、手元を照らすダウンライトを2~3つ取り付けると良いでしょう。

これとは反対に、メインの照明をダウンライトにすることもできます。

キッチンの天井にダウンライトを複数取り付け、手元を明るく照らせるようスポットライトやペンダントライトを配置します。

スポットライトは部分的に明るく照らしてくれるので、調理時の手元を照らすのにはぴったりです。

ペンダントライトは吊り下げ式の照明で、どちらかというと光で雰囲気を出したりやさしく照らしたりすることに使われます。

中には長さを調節できるペンダントライトもありますので、このようなものであれば調理時の手元を明るく照らしてくれるでしょう。

ダウンライトとペンダントライトを併用すると、より洗練されたおしゃれな雰囲気のキッチンにもなりますので、キッチンの見た目にこだわりたい方などにはおすすめです。

身体に合った位置に配置することも大切なポイント!

キッチンにダウンライトを配置するときの2つめのポイントは、「身体に合った位置」に配置することです。

例えば「身長」です。

ダウンライトは天井に埋め込んで取り付けられるので、キッチンに立つ人の身長に合った場所にダウンライトを配置することが大切です。

特に身長が高い人の場合は、キッチンの明るさ自体は確保できていたとしても、ダウンライトの位置によっては自分の身長が影になってしまい、手元が暗くなってしまうこともあります。

この場合は、手元より前方にダウンライトを配置することをおすすめします。

キッチンに4つのダウンライトを配置する場合は、3つはキッチン全体を照らし、残りの1つは手元を照らせるように配置すると良いでしょう。

このようにメインで調理する人の身長に合った、ダウンライトの配置が重要となってきます。

もうひとつ、「利き手」も意識しておきたいポイントです。

利き手が左右どちらかによっても、ダウンライトの位置は当然違ってきます。

もしキッチンカウンターより右寄りにダウンライトを配置した場合、右利きの人は影になってしまい、手元が見えにくくなってしまいます。

そのため、右利きの人はキッチンカウンターより左寄りの位置に配置すると良いでしょう。

左利きの人はその反対で、キッチンカウンターより右寄りにダウンライトを配置しましょう。

以上のように、身体に合った位置にダウンライトを配置することも大切なポイントですので、頭に入れておいてくださいね。

ポイントを意識してキッチンにダウンライトを配置しよう

近年多くの新築住宅にダウンライトは取り入れられており、キッチンにも採用されています。

しかし十分に検討して配置する位置などを決めないと、住んでから「失敗」と感じることになりかねません。

この記事でお話ししたポイントを参考に、慎重に検討したうえで、新築のキッチンにダウンライトを配置してみてください。