家族が集う憩いの場所「リビング」ですが、どうしても生活感が出やすくなりがちですよね。
快適で心地良い空間にするため、シェルフ収納でスッキリさせましょう。
この記事では、シェルフ収納の活用方法を中心にご紹介していきます。
シェルフを用いた収納術が気になっている方や取り入れてみたい方は、是非とも参考にしてみてください。
リビングの役割!散らかりやすいのはなぜ?
シェルフ収納についてお話ししていく前に、まずは、住居における「リビングの役割」を考えてみましょう。
リビングというスペースは、家族がゆったりとくつろぐためにあります。
その日にあった出来事を話したり、一緒にテレビを観たりと、家族だんらんを目的とした部屋なのではないでしょうか。
一人暮らしの場合でも、疲れた体と心をリフレッシュさせる、大事な空間です。
くつろぐ部屋があるだけで、生活にもメリハリが出るものですよね。
しかし、以下のような理由から、散らかりやすい部屋であるとも言えます。
①人が集まる
②物が増える
③過ごす時間が長い
生活感が出やすいため、雑然とした雰囲気にもなりがちです。
またリビングは、来客をお招きする場所でもあるので、きれいでおしゃれに見せることも必要でしょう。
そこでおすすめなのが、「シェルフ」を取り入れた収納です。
シェルフ収納のコツを学び、リビングをもっと快適にしていきましょう。
リビング収納にぴったり!シェルフについて
そもそも「シェルフ(shelf)」という言葉は、日本語で「棚」を意味しています。
近年では、おしゃれな棚のことをシェルフと呼ぶことが多くなりました。
さまざまなタイプがあるシェルフは、物を収納したり飾ったりと、活用方法もたくさんあります。
ここでは、シェルフの種類をチェックしてみましょう。
●ユニットシェルフ
パーツごとの組み合わせを楽しめるシェルフです。
収納用のシェルフとしてだけでなく、テーブルやクローゼットに組み替えられるものもあります。
●スタッキングシェルフ
置きたいスペースに応じて、シェルフ自体を組み合わせることができます。
設置方法は簡単で、移動させやすいのが魅力でしょう。
●ブックシェルフ
いわゆる「本棚」のことです。
本を収納するだけでなく、ディスプレイスペースとして活用することもできます。
●ウォールシェルフ
壁に取りつけるタイプのシェルフです。
リビング内のアクセントになりつつ、「見せる収納」を可能にします。
●コーナーシェルフ
部屋の隅(角)に配置できるシェルフで、デッドスペースを有効活用したいときに便利です。
「ユニットシェルフ」でリビングに収納スペースをプラス!
ここからは、シェルフの種類ごとに、リビングでの活用方法を見ていきましょう。
まず取り上げるのは、便利な「ユニットシェルフ」です。
複数のシェルフを組み合わせられるので、大容量の収納スペースが欲しいときに向いています。
ユニットシェルフの良いところは、幅広い「カスタマイズ力」にあります。
棚板の数や間隔まで自由自在で、配置する場所・物に合わせて調整できます。
バスケットやワゴンなどのパーツを取り入れながら、使いやすいように組み合わせていきましょう。
なにを収納しているか知られたくないときや、少しでも生活感を減らしたいときには、「ボックス」を活用してみてください。
ボックスに物を入れることで、外からは中身が見えなくなります。
こちらの方法は、スッキリした印象のリビングにしたい方へおすすめです。
また、ボックスを導入するときは、箱の内部を仕切ることで整理しやすくなります。
見えないところもきれいにする習慣をつけておきたいものですね。
使い方はあなた次第!「スタッキングシェルフ」
次にご紹介するのは、自由に増設や組み替えのできる「スタッキングシェルフ」です。
リビングでの活用方法を見てみましょう。
●テレビボードにする
スタッキングシェルフを横に並べて、その上にテレビをのせます。
すると、シンプルでおしゃれなテレビボードが完成するでしょう。
シェルフ内には、テレビの周辺機器をまとめて収納できます。
●間仕切りにする
生活空間の間仕切りとしても活用してみてください。
リビングとダイニング、くつろぐ空間と仕事スペースなど、さまざまな仕切り方が考えられます。
●壁一面に配置する
リビングに物が多いときは、壁一面を収納スペースにしてみましょう。
スタッキングシェルフなら、横幅や高さを壁に合わせて調整できます。
●階段状に配置する
こちらは、遊び心のあるレイアウトです。
収納だけでなくディスプレイスペースも兼ねることで、リビングのアクセントになるでしょう。
●下段のみボックスを入れる
上段は見せる収納で、下段は隠す収納と、メリハリをつけられます。
下段にボックスを入れることで、安定感のある雰囲気になりますね。
●一段だけを壁沿いに配置する
リビング内の圧迫感を減らしたいときは、一段のみの配置がおすすめです。
上板にクッションをのせると、子供用の簡易ベンチにもなります。
リビングを「見せる収納」でおしゃれに!
見せる収納を目指すのであれば、「ブックシェルフ」や「ウォールシェルフ」、「コーナーシェルフ」を取り入れてみましょう。
ここでは順に、それぞれの活用ポイントをご紹介します。
【ブックシェルフ】
リビングで読書をする方は、ブックシェルフを置いてみてください。
きれいに本を収納するだけでなく、表紙を見せて飾る方法もおすすめです。
本と一緒にディスプレイアイテムを並べることで、おしゃれな雰囲気に仕上がります。
【ウォールシェルフ】
オープンタイプのウォールシェルフは、収納よりもディスプレイスペースとしての役割がメインとなります。
こだわりの雑貨や写真立て、パネルなどを並べて、リビングコーディネートをたのしみましょう。
【コーナーシェルフ】
省スペースなリビングなら、部屋のコーナー部分も上手に活用したいですよね。
床に直置きするタイプや壁つけタイプ、段になっているタイプなど、さまざまな種類があるので、お好みで選んでみてください。
大きめのコーナーシェルフには、小型テレビを置くこともできます。
リビング収納のアイデアをご紹介!
ここまで、シェルフ収納についてお伝えしてきましたが、理想の収納がイメージしやすくなったのではないでしょうか。
最後に、リビングをより快適でおしゃれに見せるアイデアをご紹介します。
◯リビング空間を広く見せたいとき
圧迫感を減らすためには、背の高い家具を置かないほうが良いと言われています。
それでも背の高い家具を取り入れたい場合は、入り口(手前側)に配置するようにしてください。
奥行きを与えつつ、視線を遮らないようにする工夫も大事です。
また、配色を「ホワイト系」で統一すると、空間の広がりを感じさせます。
しかし、ホワイト一色では落ち着かないので、ベージュやブラウンをプラスして、居心地の良い雰囲気に仕上げてみてください。
◯リビング空間をおしゃれに見せたいとき
はじめに、リビングインテリアのテーマを決めておくことが大事です。
ナチュラルテイストや北欧テイスト、モダンテイストなど、部屋の方向性を決めてみてください。
方向性が決まったら、それに合わせて統一感を演出していきましょう。
リビングにはシェルフ収納がおすすめ!
リビングを散らかしたくないときは、シェルフ収納を取り入れてみましょう。
収納場所を増やしてあげることで、物が片づきやすくなります。
また、人の集まりやすい場所ですから、スッキリとおしゃれに見せる工夫も大事です。
この記事を参考しながら、リビングを魅力的な空間へと仕上げてみてください。