ご自宅の寝室の照明に、間接照明をプラスしてみませんか?
間接照明を取り入れることで、空間をオシャレに演出したり、良質な睡眠を得るための環境を作れたりするかもしれません。
とはいえ、寝室に間接照明を置くときは、置き場所や、明るさ、電球の色なども考慮する必要があります。
ここでは、寝室に間接照明を置くときのポイントをご紹介していきます。
寝室に適した照明とは
人は、人生の1/3の時間をベッドの上で過ごすともいわれています。
睡眠は体を修復し、成長のためにもとても大切なものです。
そのためにも、日ごろから質のよい睡眠をとることがとても重要です。
実は寝室の照明が、睡眠の質に大きく影響しているのをご存知でしょうか。
寝室の照明は、眠りに就きやすく、寝起きがよいことが大事です。
そもそも人間は、朝日を浴びることで体内時計をリセットし、夜になると自然に眠くなるという生活リズムが身についています。
しかし、さまざまな原因により、眠りに就きにくかったり、朝起きられなかったり、眠りが浅くなってしまったりすることがあります。
その1つの原因に照明が考えられますが、ある実験によると眠る前に過ごす照明の色や明るさで、睡眠の質に変化が生じたという結果が報告されています。
照明の色は、大きく分けて5つありますが、主に使用されるのは次の3種類です。
・青白色「昼光色」
・白色「昼白色」
・オレンジ色「電球色」
結論からいいますと、質のよい睡眠をとるためには「オレンジ色の電球色」が適しています。
オレンジ色の光は、太陽の夕日を連想させ、心地よい眠りへと導く効果が期待できるようです。
そのことを前提に考えると、寝室にある照明もオレンジ色を選択しましょう。
また、寝室には天井に1つだけ照明がついているという方も多いと思いますが、間接照明をうまく使うことで、睡眠の質を上げ、お部屋をオシャレな空間に演出することも可能です。
寝室にもよく導入されるシーリングライトとは
日本住宅では、リビングや寝室などにシーリングライトを導入されているご家庭も多いです。
シーリングライトは、天井面に直接取りつけるタイプの照明で、お部屋全体を明るく照らしてくれます。
特に、日本住宅でよく見かけるのは、丸い乳白色のカバーが取り付けられた、薄型タイプのシーリングライトです。
また、シーリングライトの多くは調光や調色ができるため、日中作業をしたり、寝る前にリラックスしたりするときなどの生活リズムに合わせて、電球の色や明るさを変化させることができます。
そのため、寝室にも向いている照明といえるでしょう。
ただ、シーリングライトはお部屋の明るさを得るという意味では、1つで十分な役割を果たしますが、どうしてもオシャレという観点では欠けてしまう印象を受けます。
そこで、間接照明を寝室に取り入れるわけですが、間接照明を寝室に置く際、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
そのポイントについては、次に詳しくお伝えしていきましょう。
寝室にオシャレな間接照明を置きたい!注意したいポイントは?
寝室に間接照明を置く際、いくつか注意しなければならないポイントがあります。
・明るすぎないものを選ぶ
間接照明を寝室に置く場合は、明るさに注意しましょう。
そもそも間接照明は、お部屋全体を明るく照らすものではありません。
明るすぎる照明は、睡眠の質を落としたり、目に刺激を与えたりする可能性も考えられます。
もしベッド付近に置いて「明るすぎるな」と感じた場合は、ベッドから離して置くことをおすすめします。
前述の通り、照明の色はオレンジ色を選択してくださいね。
・コンセント位置の確認
大型の間接照明は、ほとんどがコンセントから電源を引いて使用するタイプです。
そのため、大型の間接照明を置く場合は必ずコンセント位置の確認をしておく必要があります。
その際、コードが丸見えでないか、足元の邪魔にならないかなどを確認し、必要に応じてコードを隠せるケーブルボックスなどを活用しましょう。
コードが丸見えでゴチャゴチャしていると、せっかくのオシャレな雰囲気が損なわれてしまいます。
・電球はLEDがおすすめ
電球は、白熱電球、蛍光灯、LEDの3つの種類がありますが、この中でもおすすめなのがLEDです。
ご存知の方も多いと思いますが、LED電球は長寿命で電気代が安いというメリットがあります。
加えて、白熱電球や蛍光灯のように熱をあまり発することがないため、枕元に置いても安心です。
オシャレばかりを気にしていると失敗の原因かも?
続いて、間接照明を選ぶときのポイントをお伝えしていきます。
・デザインだけでなく掃除のしやすさも考える
寝室に置く間接照明はデザイン重視で選ぶ方も多いと思います。
しかし、寝室は布団や毛布などを使用するため、ただでさえホコリが発生しやすい場所です。
そのため、間接照明が複雑な形状であったり、照明のかさが上部に開いていたりすると、ホコリが溜まりやすく掃除が大変になることが考えられます。
ホコリをかぶった間接照明は、見た目も悪く衛生的にもよくありませんよね。
照明を選ぶ際は、ホコリが溜まりにくい、掃除がしやすいものを選ぶのもポイントです。
以上の注意点を踏まえた上で、最後は実際に寝て確かめてみましょう。
ベッドに寝転んだときに間接照明が明るすぎないか、暗すぎないかなどの状況を確認し、もし快適に眠れないと感じたのであれば調光したり、角度や位置を変えたりしましょう。
間接照明はリラックス効果を得たり、オシャレな雰囲気を演出できたり、とても便利なものです。
ただし、眠りの妨げにならないようにだけは注意してください。
寝室にぴったりなオシャレな間接照明を選ぼう
寝室に置く間接照明は、できればオシャレなものを利用シーンに合わせて選びたいですよね。
間接照明の代表的なものでいうと、「スタンドタイプ」があります。
スタンドタイプは、大型の置き型の間接照明のことで、直接床に置いて補助照明として使用することを目的としています。
スタンドライトは広範囲を明るく照らしてくれるため、実は枕元には不向きといわれています。
そのため、スタンドライトを置く際は、なるべくベッドから離れた足元や部屋の隅に置くとよいでしょう。
現在は、リモコンで点灯消灯が操作できるものもありますので、このようなタイプが便利ですね。
また、デザインのバリエーションも豊富で、アジアンテイストや北欧風、和風テイストやモダンなどたくさんの中から選べるため、寝室のインテリアに合わせてみてください。
寝室に置くオシャレな間接照明は、ほかに「ベッドサイドランプ」もおすすめです。
ベッドサイドランプは、ベッドの横にあるサイドテーブルや頭上などに置く小型の照明です。
小型のベッドサイドランプは、限られた部分を照らしてくれるため、夜中に目覚めてトイレに行くときや携帯電話などを探すときに便利です。
寝室に間接照明を置くと様々なメリットがある
寝室に間接照明を置くことで様々なメリットを得ることができます。
前にもお伝えしたように、間接照明は睡眠の質を上げる効果があるともいわれています。
間接照明のよいところは、お部屋が暗くなりすぎず、リラックスでき、よいムードをつくり上げることです。
リラックスできる環境は、よい睡眠を得るためにはとても重要なことです。
明るさを抑えたオレンジ色の間接照明を寝室に取り入れ、就寝一時間前には照明の光度を下げると尚よいでしょう。
また、直接目に当たる位置を避け、豆電球ほどに明るさを抑えた間接照明ならば、睡眠を妨害せずつけっぱなしで寝ても大丈夫とされています。
また、間接照明のメリットはそれだけではありません。
間接照明はお部屋をオシャレに演出したり、奥行きを持たせたり、お部屋を広く見せたりする効果が期待できます。
その際には、照明を天井や壁に向けて当てるのがポイントです。
狭いワンルームなどにお住まいの方は、ぜひ実践してみてください。
寝室に間接照明を取り入れてオシャレ空間を作ろう
間接照明には様々なメリットがありましたが、寝室に置く際にはいくつかのポイントを意識してみてください。
また間接照明自体、オシャレなものが多く、デザインや素材まで様々です。
加えて、電気工事なども不要ですから、手軽に設置できるのもうれしいポイントです。
1つ置くだけでも素敵なインテリアになりますから、寝室の雰囲気を変えたいという方も是非取り入れてみてください。