ビタミンカラーの代表とされるオレンジを、お部屋のインテリアに取り入れたいと考えたことはないでしょうか。
この記事ではオレンジが人にもたらす効果を取り上げ、ご家庭で配置するのにおすすめの場所などをご紹介します。
また、暖色系、寒色系、無彩色系インテリアを例に挙げ、コーディネートのコツに迫ります。
ビタミンカラー!オレンジが人にもたらす効果は?
ビタミンカラーという言葉は、気持ちを明るくさせ、身も心も元気になるような色を表す言葉として使われています。
輝く太陽を連想するオレンジは、ビタミンカラーの代表とも言える色です。
このようなオレンジをソファやカーテン、または、ラグやクッションなどのインテリアに取り入れたいとお考えの方も少なくはないでしょう。
オレンジをインテリアに取り入れるにあたって、オレンジ自体がどのような色であるのかということをもう少し掘り下げて考えてみましょう。
まずは、オレンジが人に与える効果について簡単にご説明します。
●ポジティブでいられる
オレンジを取り入れることで明るい気持ちを継続でき、ネガティブな感情を寄せ付けない効果があるとされています。
●向上心をもたらす
楽観的なエネルギーに満ち、プラス思考を維持しやる気を継続させてくれることから、向上心をもたらす色と言われています。
●社交性をもたらす
開放的な気分を促進できることから、人との関わりを楽しめる効果をもたらすとも言われています。
インテリアにオレンジを取り入れてみよう!
前項で挙げたオレンジが人に与える効果から、身の回りのファッションや仕事場、生活の場にも是非取り入れたい色であると言えるでしょう。
また、プライベートな時間を過ごす自室やご家庭のインテリアにも上手く取り入れていきたいものですよね。
ご家庭ではどのようなお部屋に、オレンジのインテリアを配置すれば効果的かをご紹介します。
●リビング
家族が集まり寛ぐ場所であるリビングには、明るく開放感ある印象のオレンジをソファやカーテンなどのインテリアを取り入れてみましょう。
来客をもてなす場所であるため、社交性をもたらすオレンジはおすすめです。
●キッチンやダイニング
食欲を促進する効果もあることから、調理をするキッチンや食事を摂るダイニングなどにもオレンジのインテリアはおすすめです。
ランチョンマットなどの小物に取り入れて、食卓を彩るのもいいですね。
また、日当たりの悪いお部屋などにオレンジのインテリアを取り入れることで、お部屋全体に明るさを補うことができるとも言われています。
しかし、太陽の色に近いオレンジは明るさや元気な印象を与える反面、刺激の強い色とも考えられます。
安眠効果やリラックス効果などを考えると、寝室にはあまりおすすめできない色であるということも、オレンジのインテリアを配置する注意点として挙げておきます。
オレンジのソファをインテリアに取り入れよう!選ぶ際の注意点は?
インテリアにオレンジを取り入れる1つの手段として、オレンジ色のソファを配置する方法を取り上げてみましょう。
インテリアにオレンジを取り入れると効果的なリビングはもちろん、自室や1人暮らしのワンルームのお部屋などにもおすすめです。
実際にオレンジのソファを選ぶ際には、どのようなことに注意すればいいのでしょうか。
●ソファの素材選び
同じオレンジであっても、ソファに使用している素材によってイメージが大きく変わってきます。
例えば、同じ布製のものであっても、コットンなどは可愛らしい雰囲気を、ベルベッドなどの光沢のあるものを選べば高級感を演出できます。
●周りのアイテム選び
オレンジのソファのインパクトに負けないような、デザイン性のあるアイテムを一緒に配置することも重要です。
ゴミ箱やティッシュケースなどの小さなアイテムの1つ1つにまでこだわってみましょう。
●天井、壁、床の色との兼ね合い
配置するお部屋の中で、広い面積を占めるこの3点との色の兼ね合いには特に注意が必要です。
初心者向けコーディネート!オレンジソファ×暖色系インテリアがおすすめ
オレンジのソファをお部屋に取り入れるとなると、やはり気になるのが他のインテリアとの調和です。
周りのインテリアとの調和も考えつつ、オレンジのソファを配置するのはなかなか難しそうですよね。
そこでまず、チャレンジしやすいコーディネートとして、暖色系のインテリアとの合わせ方をご紹介します。
面積が広い天井、壁、床の3点に暖色系を取り入れると、オレンジのソファとのバランスがとりやすくなりますが、お部屋の天井部分に暖色系を取り入れるのはなかなか難しいものです。
そこで、着目したいのが壁や床部分です。
思い切って壁紙の1面を暖色系カラーにするのも1つの方法ではありますが、手始めに暖色系を基調としたパネルや絵などを飾ってみることをおすすめします。
床に敷くラグも、暖色系のものを選んでみましょう。
単色のものだけでなく、濃いオレンジの縁取りが入ったものや、同系色の柄が施されたラグなどを選んでみてもいいですね。
また、選んだソファのオレンジとトーン違うものや赤やピンクの暖色系のクッションを並べてアクセントにしてみましょう。
オレンジソファ×寒色系インテリアにもチャレンジ!
少し高度な印象がありますが、オレンジのソファに寒色系のインテリアをコーディネートするのも1つの方法です。
例えば、オレンジと水色の組み合わせは可愛らしく、子供部屋などにおすすめしたいコーディネートです。
白の天井や壁紙に、薄めの色味のフローリングというナチュラルテストのお部屋に、オレンジのソファと水色のクッションなどを配置するだけで、ポップな雰囲気を演出できます。
木製のおもちゃを並べたり、天井からモビールなどを吊るして徹底的に可愛さを追求してみてもいいですね。
壁に水色を基調とした装飾を施すのもおすすめです。
また、濃い青とオレンジのソファの組み合わせも素敵ですよ。
ただ、どちらも主張する色なので、バランスがとても重要です。
オレンジのソファに濃い青のクッションを数個並べたり、クッションと同じ色味の小さめのラグを敷いたりしましょう。
初心者がこのコーディネートにチャレンジする場合、広範囲に取り入れるのは避けることをおすすめします。
あくまでもアクセントとしてのみ濃い青を配置しましょう。
オレンジソファ×無彩色系インテリアで高級感あふれる大人の雰囲気を演出!
白と黒、さらにこの2色を混ぜ合わせることでできる様々な濃度の灰色は、無彩色と呼ばれます。
オレンジのソファに、この無彩色のインテリアを合わせるコーディネート方法もご紹介してみましょう。
この組み合わせは、前項までで取り上げてきた暖色系や寒色系のコーディネートと大きく変わり、大人の雰囲気を演出することができます。
例えば、モルタルなどの灰色の壁のお部屋にオレンジのソファを配置するだけで、モダンな雰囲気が強まります。
もちろん、床に敷くラグに灰色の単色のものや、モノトーンの柄の入ったものなどを敷いてみてもいいですね。
また、オレンジのソファと真っ白なお部屋のコーディネートも、洗練された雰囲気を演出できます。
天井、壁、床はもちろん、配置する家具類を全て白でコーディネートしたお部屋にすると、オレンジのソファの魅力が引き立ちますよ。
このコーディネートには、お部屋を広く見せる効果もあると言われています。
オレンジのソファを配置するなら周りのインテリアの色味を考慮しよう!
存在感のあるオレンジのソファを上手くコーディネートするには、周りのインテリアの色味とそのバランスが重要です。
合わせやすいとされている暖色系のコーディネートであっても、配置する場所や配色の量などをしっかりと考慮しておきましょう。
特に、インパクトの強い寒色系や、シックな印象を与える無彩色などと合わせる場合は注意が必要です。
天井、壁、床などの面積の広い場所の色使いにもこだわってみましょう。