ダイニングソファってどうなの?メリット・デメリットを解説

最終更新日:2020/01/04

従来では、「リビング=ソファ」「ダイニング=ダイニングテーブル・チェア」の組み合わせが多かったですが、近年は、住宅環境も多様化したことで、新しいソファの使い方が増えてきています。

その1つにダイニングソファがありますが、これはリビングとダイニングの機能を1つにまとめたソファのことで、食事をとるだけでなく、ゆったりくつろぐことができる、1台で2つの役割を持つ家具なのです。

ここでは、ダイニングソファを検討されている方に、メリット・デメリットを解説していきます。

ダイニングソファ購入の参考にしてみてください。

ダイニングソファの種類

食事をとりながらくつろぐことができるダイニングソファは、近年人気のある家具の1つです。

実は、ダイニングソファといっても主に2つの種類があり、それぞれの使用感は異なっています。

1つは「ベンチタイプ」で、背もたれのない真っ直ぐな形状をしています。

背もたれがないことで、後ろからまたいで座ることができるのがメリットです。

複数人がソファに座って食事をしているとき、背もたれがあるとちょっと席を外したいなと思っても、ほかの人が移動しなければならないため、億劫に感じることがありますよね。

しかし、ベンチタイプならまたぐことが可能ですので、気兼ねなく席を外すことができます。

もう1つのダイニングソファは「L字タイプ」です。

ベンチタイプと違い背もたれがあり、ソファの形状をしています。

背もたれがあるため、ゆったりとくつろぐことができ、座面も広く取られていることが多いため、脚を伸ばしてリラックスすることもできます。

ただ、L字タイプのダイニングソファは人の出入りが不便になることが多いです。

誰がどこの場所に座るかで、ある程度対処することができますが、しっかりと導線も考える必要があります。

ダイニングソファはメリットがたくさん!

まずは、ダイニングソファのメリットからご紹介していきます。

●スペースを広く取ることができる

もとから広いスペースが確保されているのなら問題はありませんが、お部屋のスペースに限りがある場合、従来のようなリビングにソファ、ダイニングにダイニングセットを置いてしまうと、おのずとスペースが狭くなります。

その点、ダイニングソファは1台2役の家具ですので、コンパクトに収まり広々とした空間を作りやすくなります。

●来客者が増えても座るスペースを確保できる

お友達を呼ぶ機会が多いという方は、家族の人数+来客者用の椅子を用意しなければなりません。

そうすると、来客者用の椅子を購入する費用もかかりますし、椅子を収納しておく場所も確保する必要があります。

その点、ダイニングソファでしたら、一人ひとりの座る場所が決めれているわけではありませんので、少し詰めれば1~2人余分に座ることができます。

急な来客にも困ることは少ないでしょう。

ダイニングソファはほかにどんなメリットがある?

続いて、ダイニングソファのメリットをご紹介していきます。

●食後ゆったりできる

ダイニングソファは、食事をしたあとでもゆったりとくつろぐことができます。

そのため、家族との時間が取りやすいのもメリットです。

●晩酌にもピッタリ

晩酌は時間をかけてゆっくり楽しむ、という方は多いです。

ダイニングソファは、食事をしながらくつろぐことができるため、晩酌をするという人にはおすすめのソファです。

おつまみ片手にお酒を飲みながら、好きな映画やテレビをくつろいで鑑賞できるのはメリットといえます。

●子供の食事のサポートがしやすい

まだ自分でうまく食事をとれない子供は、親のサポートが必要です。

ダイニングソファは、広くフラットでゆとりがあるため子供に寄り添って食事をすることができます。

食べにくいものを切り分けてあげたり、汚れた口元を拭いてあげたり、ご飯を食べさせてあげたりしやすいため、お互いスムーズに食事をとることができます。

また、寝返りをしない赤ちゃんであれば、ダイニングソファに寝かせて横で食事をすることも可能です。

ダイニングソファのデメリット!

では続いて、ダイニングソファのデメリットを解説していきます。

●出入りが不便

やはり出入りがしにくいのはダイニングソファのデメリットです。

特に、L字型のダイニングソファは、奥に座った人の出入りがしづらく、不便に感じることも多くなるでしょう。

この場合、あまり移動することの少ない子供を奥に座らせ、よく席を立ち動きまわるお母さんを手前にするといった方法で対処できます。

また、すべてダイニングソファで揃えるのではなく、ソファと椅子を組み合わせるのもおすすめの方法です。

●汚れやすい

ダイニングソファは食事をとる場所でもあるため、汚れやすくなります。

食べかすなどのゴミ、飲み物をこぼしたときのシミなどがつきやすいため、お手入れは大変になるでしょう。

特にファブリック製のダイニングソファは汚れやすいため、まだ子供が小さい、ペットがいるという家庭は、汚れにくい素材(レザーや合皮)を選んだほうがよいかもしれません。

●高さ調節ができない

ダイニングテーブルに合わせる椅子は、座る人にちょうどよい高さで調節することができるものも多いですが、ダイニングソファは同じソファに2~3人座ることになりますから、個々調節することは難しくなります。

ダイニングソファを選ぶときのポイント!

ここまでお伝えしたように、ダイニングソファにはメリットもあればデメリットもあります。

それぞれを考慮して、ダイニングソファを取り入れるか検討してみましょう。

では、続いてダイニングソファを選ぶときのポイントをお伝えしていきます。

ダイニングソファをせっかく購入したのに「使い勝手が悪い!」といったことを避けるためにも、参考にしてみてください。

●テーブルとソファはセットのものを

基本的に、ダイニングソファとテーブルがセットになっているものは、高さやデザインを計算して設計されています。

そのため、ダイニングソファを購入するときは、テーブルもセットで購入するのがおすすめです。

●ソファとテーブルの高さ

もし、「ソファだけ買い替えたい」という場合は、ソファとテーブルの高さに注意しましょう。

テーブル高と座面との距離は、27~30センチが一般的といわれています。

また、必ずダイニングソファに座って、沈み込んだ状態での高さで計算をしてください。

おしゃれなダイニングソファが欲しい!おすすめをご紹介

ダイニングソファにはデメリットもありますが、たくさんのメリットがあります。

お部屋を広く使いたいという方や、来客者が多いという方には、特におすすめのソファです。

近年では、おしゃれで座り心地のよいダイニングソファもたくさん販売されています。

ここでは、おしゃれでおすすめのダイニングソファをご紹介します。

これからダイニングソファの購入を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

●UNICO「FUNEAT(ファニート)」ベンチバックレスト

参考価格:¥65,780(税込)

ファニートシリーズは、楽しく(FAN)食べる(EAT)という意味合いを込めて作られたシリーズです。

丸みのあるクッションと細いスチール脚を組み合わせており、温かみがありながらすっきりとした印象です。

カバーは取り外しができるため、汚れても洗うことができます。

カラーの種類も豊富ですので、お部屋に合わせてレイアウトしやすいのもポイントです。

ファニートシリーズは、ほかにもベンチやベンチアーム、ダイニングテーブルもありますので、セットで購入してもよいでしょう。

ダイニングソファを購入する前に確認しておくこと

ダイニングソファは、食事をとる場所とくつろぐことができる場所という、1台で2つの役割を持つソファです。

お部屋が狭く、ソファとダイニングセットを置けないという方には、非常におすすめのソファです。

ただ、ダイニングソファを購入するときは、導線やテーブルとソファの高さなどを考えてから購入することをおすすめします。

ダイニングソファは安い買い物ではありませんから、後悔することだけはないようにしっかりと考えてくださいね。