間接照明でインテリアをおしゃれに彩る!種類や選び方は?

最終更新日:2020/03/22

部屋のムードをぐっと良くするインテリアアイテムの一つに、間接照明があります。

間接照明は、設置するだけでおしゃれでモダンな空間を演出することができるため、家具を買い替えることなく部屋の雰囲気をがらりと変えることができます。

しかし、間接照明には様々な大きさや形があるため、どのように選べば良いか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、間接照明の種類や選び方まで詳しくお話ししていきます。

インテリアをおしゃれに変える間接照明とは?

おしゃれなインテリアに役立つ間接照明ですが、そもそもどのようなものかご存知でしょうか。

まず、一般的な照明器具に、間接照明の対になる「直接照明」が挙げられます。

直接照明とは、天井から部屋全体を直接照らす照明で、家庭や職場などの空間にメリハリのある活動的な光を作り出します。

一方で間接照明とは、天井や壁などに光を当て、その反射した光で間接的に部屋を照らす照明です。

やや暗いぼんやりとした光が特徴で、空間全体を穏やかに包み込むような、くつろぎの光を作り出します。

そのため、活動的な作業をする部屋よりも、寝室などのリラックスしたい空間にぴったりで、落ち着いたムードを演出するのに向いています。

また、リビングなどではおしゃれなアクセントとしても活躍しつつ、映画鑑賞や食事の際の雰囲気づくりにもおすすめです。

間接照明は実用的なメリットも!LEDの魅力

間接照明はインテリアをがらりと変えるだけでなく、使われているLEDにも大きな魅力があります。

近年、間接照明はLEDが主流になりつつあり、白熱電球に比べて寿命の長さが魅力的なメリットとして注目されています。

一般的な白熱電球の寿命がおよそ2,000時間、電球蛍光灯が6,000~12,000時間であることに対し、LEDはおよそ40,000~50,000時間の寿命です。

このことから、1日10時間使用した場合、白熱電球は3~6か月、電球蛍光灯は3年で交換が必要になる一方で、LEDであれば少なくとも10年以上使えることが分かります。

つまり、LEDはこまめなランプ交換を行う手間がないので、初期費用から考えても大変お得でエコだと言えるわけです。

また、消費電力が低いこともメリットの一つです。

一般的に、白熱電球の消費電力が54W、電球蛍光灯が11Wであることに比べ、LEDは7.8Wと大変少ないことが分かります。

消費電力が少なければ、電気代を心配する必要もないため、気兼ねなく複数の間接照明で部屋を彩ることもできるのです。

以上のことを考えると、LEDの間接照明は総合的に節約しながらインテリアをおしゃれに見せる優秀なアイテムだと言えますね。

ただし、中にはLEDに対応していない間接照明もあるため、購入する場合はよく確認するようにしましょう。

インテリアの表情を変える照明の色!おしゃれに実用的に

間接照明といっても、照明の色から形までタイプは様々です。

では、まずは部屋を照らす照明の色から見ていきましょう。

一般的に、LEDの電球や蛍光灯には、「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類が使われています。

①電球色

オレンジっぽい色味で、温かみのある柔らかなムードを演出してくれます。

リラックスして落ち着きたい寝室にもおすすめですが、料理を美味しそうに美しく見せる効果もあるので、ダイニングに設置するのも良いでしょう。

また、暖炉の炎を連想させるぼんやりとした光は、インテリアとして心地の良いおしゃれな空間を作ってくれるでしょう。

②昼白色(ちゅうはくしょく)

太陽の自然な明るさに近い色で、爽やかで活動的な光を作り出します。

使いやすい色で設置場所を選びませんが、色をはっきりと映し出せるメリットを生かし、化粧部屋やウォークインクローゼットなどで設置するのが良いでしょう。

③昼光色(ちゅうこうしょく)

昼白色にやや青みがかった色味で、他に比べて比較的強い光です。

クールな色で脳の覚醒を促す効果があることから、勉強部屋や作業部屋、書斎などのスペースに設置するとより作業に集中することができるでしょう。

このように、それぞれの色によって部屋の印象は大きく左右されるため、シーンや好みによって照明の色を選ぶことがおすすめです。

間接照明のメジャーはスタンドライト!タイプは様々

では、次に間接照明のタイプについて詳しくご紹介していきましょう。

ここでは、インテリアとして簡単にプラスできるメジャーな「スタンドライト」を見ていきましょう。

スタンドライトには、テーブルや棚の上に設置できるコンパクトなサイズから、床に設置して空間の補助照明として活躍する大きなサイズまで、幅広い種類があります。

・テーブルライト

サイドテーブルや棚、特にベッド脇の照明としてインテリア性の高いおしゃれな空間を作る照明器具です。

デザインも選択肢に困ることがなく、モダンや和モダン、アジアン、北欧など、豊富なテイストから自分好みのおしゃれなアイテムを見つけることができるでしょう。

使いやすく、置くだけで空間のムードを一気に高めてくれます。

照明の色は電球色がおすすめです。

・フロアスタンド

床に設置して部屋を部分的に照らす補助照明で、サイズも大きく演出効果が高いです。

壁面を照らすことで空間に奥行を作ることができ、立体感のある部屋を演出することができるでしょう。

また、形状にはシェード(傘)型、グローブ型(ボール型や円筒型など)、スポットライト型など様々な種類があるので、部屋のテイストや好みに合わせて選びましょう。

デスクライトにもおしゃれをプラスしてインテリアをランクアップ

引き続き、インテリアアイテムとして簡単にプラスできるスタンドライトを見ていきましょう。

スタンドライトには、テーブルライトやフロアスタンドの他にも、デスクライトがあります。

デスクライトといえば、勉強部屋や書斎に置いて手元を照らすシンプルな「直接照明」のイメージがありますが、近年では、デザイン性を重視したおしゃれな間接照明のデスクライトも登場しています。

長時間の勉強や作業をしていると、従来の直接照明では目が疲れてしまいますが、穏やかな間接照明であれば目に対する疲労を抑えてくれます。

また、LEDであれば省エネのために熱の発生も小さく、より長くデスクライトとして快適に使えるのも大きなメリットでしょう。

照明の色は、集中力を高める効果がある昼光色を選ぶことがおすすめです。

デスクライトとしての作業灯としてはもちろん、インテリア空間を彩るアイテムとしても兼ねるのことは一石二鳥と言えますね。

間接照明と直接照明を組み合わせよう

これまでに、間接照明の種類から選び方について詳しくお話ししてきました。

間接照明は落ち着いたおしゃれな空間を演出できるため、あらゆる部屋にアクセントとして設置したくなってしまいますよね。

しかし、間接照明はあくまでも補助的に照らす補助照明です。

そのため、ただおしゃれな空間作りをしたいからといって、所構わず設置してしまっては、結局明るさが足りないという事態になりかねません。

例えば、空間を彩るインテリアアイテムとして活躍しても、肝心な作業がしづらくては意味がないのです。

したがって、リビングなどの家族団欒で過ごす部屋は、実用的な直接照明をメインに取り入れて、間接照明はあくまでも補助照明として使い分けるのが望ましいでしょう。

シーンに応じた使い方を

間接照明は部屋の雰囲気をがらりと変えてくれますが、照明の色によっても居心地を左右します。

ただおしゃれさだけを追求してしまえば、過ごしにくい空間になってしまうでしょう。

あくまでも間接照明は補助照明であることを踏まえ、シーンに応じた選び方や使い方をしていきましょう。