ちょっとした工夫でお部屋を涼しく快適にする扇風機の置き方

最終更新日:2019/05/16

蒸し暑い日本の夏には、エアコンが欠かせません。

しかし、一日中エアコンをフル稼働させていると電気代が気になるところ。

そこで、扇風機と併用してみましょう。

扇風機が作り出す風は、体感温度を2~3度下げる効果があるといわれています。

また、置き方を工夫するだけで、より涼しく快適に過ごすことができます。

今回は、扇風機の置き方の工夫をご紹介すると共に、お部屋のインテリアにも馴染みやすいおしゃれな扇風機も一緒にご紹介していきます。

扇風機の電気代は安い!夏の節電対策にもなる

暑い夏は、お部屋の中で朝から晩までエアコンをつけっぱなしというご家庭も多いはず。

そのため、この時期は電気代が膨らんでしまうことも多いでしょう。

その点扇風機は、エアコンに比べると省エネで節電対策にも繋がります。

実際にエアコンと扇風機の電気代を比較すると、扇風機の電気代はエアコンの約10分の1以下ともいわれています。

扇風機の種類やメーカーによっても異なりますが、一時間あたりの電気代はおよそ1円といわれ、仮に8時間連続で運転したとしても、たったの8円しかかかりません。

これを1ヵ月(31日)毎日使用したとして計算すると、248円となります。

扇風機は賢く使えばエアコンの冷却効果をアップさせることもできますし、電気代を抑える効果もあります。

暑い夏は、エアコンの電気代に神経質になりがちですが、扇風機なら一日中つけっぱなしでもそこまで心配することはなさそうですね。

ただ、扇風機といっても単純につけているだけでは、その効果も半減してしまいます。

次からは、それぞれのシーンに合わせた扇風機の置き方のポイントをご紹介していきます。

外よりもお部屋の中が暑い場合の扇風機の置き方

夏場、外出先から帰ってきたとき、お部屋の中が外よりも暑く感じることってありますよね。

その場合は、まず扇風機を窓際に置いてスイッチを入れ、外気の空気をお部屋の中に取り込みましょう。

置き方のポイントとしては、扇風機を窓際ぎりぎりの位置に置き、外気の空気を効率的に取り込めるよう、窓を少しだけ開けます。

その際、開けた窓の対角線上に窓がある場合は、その窓も開けておくと効果的に風の流れを作ることができます。

対角線上に窓がない場合は、お部屋のドアを全開にして風の通り道を作り、部屋の中の温かい空気が抜けるように工夫してみましょう。

真夏の時期は、ちょっとした時間でもエアコンを切ってしまうと、すぐにお部屋の温度が上昇してしまいます。

帰宅直後の部屋は熱気がこもり、モワっとして気持ちの悪いものですよね。

そのため、まずエアコンをつけてお部屋を冷やそうとする人は多いと思いますが、このやり方ですと冷やすまでの大きく電力を要するため電気代が大きくかかってしまいます。

まず、扇風機で部屋の中の空気を外へ逃がす、この作業を行うだけで、エアコンの効きも電気代も変わってきますので試してみてくださいね。

エアコンの冷気を利用した扇風機の置き方

基本的にエアコンを使用していても、天井近くは温度が高く、床近くは温度が低くなるといいます。

この状態ですと、エアコンの温度設定機能が勘違いをし、必要以上に部屋を冷やしてしまうことも考えられるのです。

必要以上に部屋を冷やしてしまうということは、電気代がかさんでしまう原因にもなります。

そこで、お部屋の温度のムラをなくすために扇風機が活躍するのです。

エアコンと扇風機、2つを併用して使用していく際、扇風機の置き方にポイントがあります。

それは、エアコンの風下に扇風機を置くということです。

扇風機をエアコンの風下に置いたら、エアコンと向かい合わせ、上向きに風を送り出します。

そうすることで、上に溜まった熱い空気を循環させ、お部屋全体をムラなく冷やすことができます。

このように、エアコンと扇風機を組み合わせて使用することは、お部屋の温度のムラを解消し、効率的に冷やすだけでなく、節電効果も期待できるでしょう。

扇風機にあるものをプラスするだけで涼しい風を作り出せる!?

ここまでご紹介したように、扇風機は置き方に少し工夫することで、その効果を最大限に活かすことができます。

ただし、扇風機はエアコンのように冷気を作り出すことはできないため、1つでお部屋の中を快適に過ごすことは難しいかもしれません。

「扇風機で冷たい風が出たらどんなに快適か・・・」そう思われた方もいらっしゃることでしょう。

その要望に沿った商品といえば「冷風扇」があります。

これは、水が蒸発する際に気化熱を奪うことで涼しい風を作り出す、簡易的冷房装置です。

この冷風扇を新たに購入するのもいいかもしれませんが、扇風機にあるものをプラスするだけで冷風扇のような冷たい風を作り出すことができます。

ここでは、その方法を2つご紹介していきます。

●凍らせたペットボトルを扇風機の前に置く

凍らせておいたペットボトルを扇風機の前に置くと、送られてくる風が冷やされ涼しく感じます。

ペットボトルの氷が溶けるにつれ、下が濡れてしまうことが想定されますので、トレーやタオルなどを敷いて対策しておくとよいですね。

●扇風機に保冷材を取り付ける

アイスなどを購入するとついてくる保冷剤。

これを扇風機の裏側にテープや紐などで取り付けるだけで、涼しい風を作ることができます。

お部屋のインテリアを邪魔しない!おしゃれな扇風機

扇風機は、意外にも存在感が大きくお部屋のインテリアを損ねてしまうこともあります。

そのため、なるべく目立たない部屋の隅に置くという方も少なくありません。

ただ、ここまでご紹介してきたように扇風機の置き方によって、その効果は大きく変わってきますので、できれば効率的にお部屋を冷やすことができるような場所に置きたいものですね。

そこで、お部屋のインテリアを邪魔しないおしゃれな扇風機をいくつかご紹介していきます。

●バルミューダ(BALMUDA) グリーンファン

・参考価格:38,880円(税込み)

省エネかつ静音性が高いという特徴を持つ、バルミューダの扇風機。

その見た目はスタイリッシュで、シンプルながら洗練されたデザインとなっており、どんなお部屋にもマッチしやすいです。

また、独自の2重構造の羽により、速い風と遅い風を作り出すことを可能としています。

そのため、従来の扇風機のように直線的な風ではなく、自然な風を作り出すというのも魅力となっています。

さらに、コードレス仕様であることも見逃せません。

コードがあると、ホコリやゴミなどが溜まりやすく、掃除もしにくくなります。

見た目にも生活感が出やすいので、インテリア性が欠けてしまう大きなポイントといえるでしょう。

その点、こちらの扇風機はコードレス仕様であるため、これらの問題を解消しつつ場所を選ばず使用することができます。

専用バッテリーを使えば、最大20時間運転できるため長時間運転も問題ないでしょう。

置き方にも悩まない!お部屋のインテリアに馴染むタワー型扇風機

一見「扇風機?」となるほどスタイリッシュな見た目が特徴の、タワー型扇風機をご紹介します。

●アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) タワーファン 木目調タイプ

・参考価格:¥7,538(税込み)

従来の扇風機に比べると、スマートでスタイリッシュなデザインなタワー型扇風機は置く場所を選びません。

また、こちらの扇風機は木目調デザインであるため、インテリアにもマッチしやすいでしょう。

●ダイソン(dyson) タワーファン ピュアクール

・参考価格:¥58,550(税込み)

ダイソンの扇風機は、扇風機の機能にとどまらず空気清浄機能が搭載されているという点も特徴です。

扇風機を使用しない時期でも、空気清浄機やサーキュレーターとして使用することができますので、一年中活躍してくれます。

風量調節も細かく10段階と分かれており、タイマー機能も充実しています。

さすがダイソンと思わせるような、デザインと機能が揃ったおすすめの扇風機です。

近年は、おしゃれで機能的な扇風機も多く販売されています。

デザイン性の高いものでしたら、お部屋の雰囲気を壊しにくいため、置き方に悩むことも少なくなるでしょう。

エアコンと扇風機の2つを併用して快適なお部屋作り

扇風機は、安価なものでしたら2,000円程度で購入することができます。

今まで、エアコンだけでお部屋を冷やしていたという方も多いかと思いますが、扇風機とエアコンを併用することで、お部屋をより快適に、そして電気代節約にも繋がります。

また、「今まで扇風機を適当に使っていた」という方はぜひ今回の記事を参考にして、扇風機の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。