キッチンの換気扇をつけっぱなしにするメリット&デメリット

最終更新日:2019/06/15

キッチンの換気扇を、つけっぱなしにしている人はどれくらいいるでしょうか。

部屋の換気をする目的などで、つけっぱなしにしている、という人もいるかもしれません。

しかし、つけっぱなしだと、電気代が気になるという人もいるかと思います。

今回は、キッチンの換気扇をつけっぱなしにするメリットとデメリットについてご紹介していきます。

注意点などについてもお伝えしていくので、併せて確認していきましょう。

キッチンの換気扇をつける理由は?

そもそもキッチンの換気扇をつける理由としては、キッチンでの調理中に発生した煙やにおいの換気が目的になるかと思います。

その他の理由としては、部屋の換気です。

狭い部屋の場合では、キッチンの換気扇をつけっぱなしにして、部屋の換気を常時行なう人もいるかと思います。

部屋の中にこもった空気を換気扇を使って換気することで、においだけでなく、カビなどの予防にも繋がります。

また、湿気のこもりやすい季節などには、調理中以外にもキッチンの換気扇をつける人はいるでしょう。

建物の構造上窓が1ヵ所しかなく、窓を開けていても風が部屋に流れ込みにくいこともあります。

そのような時にも、換気扇をつけることにより、部屋の中に風を取り込みやすくする効果が期待できます。

このように、本来の目的以外にキッチンの換気扇をつけることはよくあることです。

ただし、換気扇をつけっぱなしにすることに抵抗を感じる人が多いのも事実です。

気になる電気代や、メリット、デメリットについて把握していきましょう。

キッチンの換気扇をつけっぱなしにすると電気代はどうなる?

多くの人が、キッチンの換気扇をつけっぱなしにすることでかかる電気代が気になるのではないでしょうか。

特に、主婦にとって電気代は、なるべく節約したいと考えている人も多いでしょう。

例えば、キッチンの換気扇を1日24時間1ヶ月の間つけっぱなしにしていた場合、どのくらいの電気代がかかるのでしょうか。

結論から言いますと、使っている換気扇の種類にもよりますが、意外と安いことがわかりました。

上記の条件で、キッチンの換気扇をつけっぱなしにしていた場合にかかる電気代は、およそ数十円~数百円程度であることがほとんどのようです。

キッチンの換気扇は、他の場所で使われている換気扇などと比べると消費電力も大きいことがほとんどですが、高くても600円程度におさまるようです。

換気扇の種類によっては、省電力モードや弱モードなどがある換気扇もあるので、そういったものだと100円もかからないこともあります。

ただ、節約志向の人では、これほどの金額でも節約したいと思うかもしれません。

しかし、キッチンの換気扇をつけっぱなしにしておくことでメリットも存在しています。

メリットを把握してから、最終的に判断するのもいいでしょう。

キッチンの換気扇をつけっぱなしにするメリット

キッチンの換気扇をつけっぱなしにするメリットについてご紹介していきます。

●空気を常に循環させることができる

換気扇をつけておくとで、部屋の中の空気を常に循環させておくことができます。

それに伴い、部屋の中ににおいがこもりにくくなります。

また、換気をすることにより、湿気もこもりにくくなります。

このことから、カビの発生を予防することも期待できます。

●換気扇からの虫の侵入を防ぐ

いつの間にか、部屋の中に虫が入ってきてしまうことってありますよね。

実は、虫の侵入経路の1つに換気扇が挙げられます。

常に換気扇をつけておくことで、虫の侵入を防止することも期待できます。

●シックハウス症候群対策になる

シックハウス症候群という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

これは、建物を建築する際に使われている建材が発する有害物質による病気の1つです。

このシックハウス症候群になると、頭痛や眩暈といった症状を引き起こすこともあります。

換気扇をつけておくことで、空気が循環して、シックハウス症候群の防止にも役立ちます。

キッチンの換気扇をつけっぱなしにするデメリットとは

物事には、メリットがあればデメリットもあります。

次は、キッチンの換気扇をつけっぱなしにした場合のデメリットについてご紹介していきます。

●電気代がかかる

こちらは、詳細な数字は上記を参照にしてください。

家電製品なので、使えばそれだけ電気代もかかってしまいます。

ただし、それほど高額になることは少なく、節約を意識している人でなければ、気にならない程度の金額です。

●埃などの汚れがたまりやすい

換気扇をつけているということは、それだけ空気中の埃を吸い寄せていることになります。

つまり、それだけ早く埃も溜まりやすくなり汚れてしまいます。

そのため、こまめな掃除が必要になります。

●換気扇の劣化が早まる

必然的に使う時間も長くなるので、換気扇自体の劣化もそれだけ早まります。

しかし、こちらは、それほどはっきりとした劣化の早まりを感じられることは少ないでしょう。

換気扇の耐久年数は10年と言われているので、つけっぱなしにしているからと言っても、すぐに壊れるというわけではありません。

キッチンの換気扇をつけっぱなしにする時の注意点

キッチンの換気扇をつけっぱなしにしておくことによる、メリットとデメリットを比べてみると、個人差はありますが、つけっぱなしにしておく方が恩恵が多いような気もします。

上記のメリット、デメリットを見て、換気扇をつけっぱなしにしておこうと思う人も多いかもしれません。

しかし、キッチンの換気扇をつけっぱなしにしておく時には、注意しなくてはいけないこともあるので、ご紹介していきます。

上記でのデメリットを繰り返しお伝えしますが、つけっぱなしにしていると、それだけ早く埃がたまり汚れやすくなります。

そのため、こまめな掃除をすることが重要です。

キッチンの換気扇には、埃の他にも、調理中に発生した煙、またその煙の中に含まれる油の汚れもたまります。

換気扇は家電製品なので、掃除をせずに、埃と油汚れまみれになっている換気扇がなんらかの理由によりショートして火花が散ったりすると、引火する危険性があります。

掃除の目安としては、1ヶ月に1回程度は換気扇の掃除をするようにしましょう。

火災に発展する可能性もあるので、十分に注意したいことになります。

安全のために定期的に掃除をしよう

安全に換気扇を使うためにも、定期的に掃除することが非常に重要です。

特に、キッチンの換気扇をつけっぱなしにしておく場合には、自分の想像よりも早く汚れがたまっていきます。

そのため、掃除する時期などを予め決めておき、定期的な掃除を心がけていきましょう。

定期的な掃除は、換気扇自体の寿命も延ばすことにも繋がります。

掃除を楽にするために、換気扇に取り付けることができるフィルターなどもあるので、そういったものを活用してみるのもいいでしょう。

ここでは1ヶ月に1回の掃除を推奨していますが、基本的に24時間つけっぱなしにしていると、すぐに汚れがたまると思ってください。

理想は、もっと掃除する回数を増やすことですが、なかなか現実では難しいことも多いので、自分で掃除時期を決めておき、しっかりと定期的に掃除をしていきましょう。

注意点を確認して多くのメリットを体感しよう

キッチンの換気扇をつけっぱなしにしておいても、電気代はそれほどかからないことがわかりました。

また、つけっぱなしにしておくことで得られるメリットも非常多く、多くの人がキッチンの換気扇をつけっぱなしにしておきたいと感じたのではないでしょうか。

注意点をしっかりと把握して、つけっぱなしにすることで得られる多くのメリットを体感してみるのもよいかもしれません。