近年話題となっている、「LEDテープライト」をご存知でしょうか。
LEDテープライトとは、チップLEDを搭載しているテープ状の照明です。
車内のライトアップやイベント会場などで、見かけたことがあるかもしれませんね。
そんなLEDテープライトですが、お部屋の演出にも最適で、DIYアイテムとして使えます。
初心者向けの取り付け方法や、活用アイデアなどをまとめてみたので、ぜひ参考にしてください。
おしゃれな部屋を目指して!LEDテープライトの特長を学ぼう
記事の冒頭でも軽く触れましたが、LEDテープライトとは、高輝度LEDでつくられたチップを細長いテープの上に並べたものを指します。
裏側は粘着テープになっていて、好きな長さにカットすることもできるという画期的な照明アイテムです。
LEDテープライトにはどのような特長があるのか、ご紹介していきましょう。
●いろいろな使い方ができる!
あらゆる場所に取り付けることができますから、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
お部屋の間接照明として活用すれば、空間全体の雰囲気がおしゃれになりそうです。
また、防滴タイプを選べば屋外に設置しても問題ありません。
●ライトカラーが豊富!
ド派手なレインボーカラーから温かみのある暖色系カラーまで、ライトのカラーバリエーションは豊富です。
一部の商品にはリモコンが付属しており、自由自在なカラーコントロールが可能になっています。
電子機器やスマートフォンと連携できるものまでありますから、最先端のライティング効果が期待できるでしょう。
●比較的、寿命が長い!
LEDチップの種類によって消費電力は変動しますが、白熱電球などと比べれば長寿命だと言われています。
コストパフォーマンスにも優れており、電気代を気にせず気軽に取り入れることができますね。
LEDテープライトの選び方について
ここでは、LEDテープライトの選び方についてお話ししていきます。
LEDテープライトを選ぶときには、チップの種類に注目してみましょう。
代表的な「5050タイプ」と「3528タイプ」を比べてみました。
●5050タイプ
明るいLEDテープライトを選びたいときには、こちらがおすすめです。
3528タイプよりも、大きなチップを使用しています。
また、チップの搭載数が多くなるほど、明るさが増すということも覚えておきましょう。
ただし、それと同時に発熱量や消費電力も高くなっていきますから、取り付け環境には注意が必要です。
●3528タイプ
5050タイプよりも明るさは弱くなりますが、消費電力が少なくて済むことや、長寿命になるというメリットがあります。
また、チップが小さいのでテープ幅も狭くなります。
5050タイプと3528タイプには、このような違いがありました。
明るさを求めるなら5050タイプ、寿命の長さを求めるなら3528タイプを選んでみましょう。
また、お部屋の中でも狭い場所や、家具との隙間などに使うのであれば、細めの3528タイプが適しているかもしれません。
まずは準備から!LEDテープライトを部屋に取り付けてみよう
ここからは、LEDテープライトの取り付け方についてお話ししていきます。
LEDテープライトは、白熱電球や蛍光灯のような照明器具とは異なり、専門的な知識が少なくても施工することができます。
しかしながら、RGBフルカラーLEDだと取り付け方法が複雑になってしまうようです。
そのため、今回は単色ライトの場合を想定させていただきます。
また、ハンダを使用しない初心者向けの施工方法でのご紹介となりますから、予めご了承ください。
それではまず、必要となるものから用意していきましょう。
【用意するもの】
●LEDテープライト
使用箇所や用途によって選びます。
明るさや色でお部屋の雰囲気が左右されますから、よくシミュレーションしてから購入してください。
●ACアダプター
電源にはACアダプター(12V)が適しています。
設置するLEDテープライトのアンペア数に合わせて用意してください。
●DCジャック付きコネクター
ワンタッチ式の電源コネクターを使えば、簡単な配線作業だけで済みます。
対応しているテープの種類を確認してから購入しましょう。
●メジャー
取り付けたい箇所の長さを測ります。
●ハサミ
テープをカットする際に使います。
●カッター
LEDテープライトの切断面を加工する際に使います。
初心者向け!LEDテープライトの取り付け手順
それでは、取り付け作業の説明にうつります。
お部屋を魅力的にするため、初心者の方もチャレンジしてみてください。
【作業手順】
①メジャーで取り付けたい箇所の長さを測る
②長さに合わせて、ハサミでLEDテープライトをカットする
【重要】LEDテープライトは「カットライン」で切断してください。
どこからでも切っていいというわけではありません。
③カッターを使って接点を露出させる
LEDテープライトを覆っている樹脂を剥がします。
基板を傷付けることなく、銀色の接点がむき出しになれば成功です。
④DCジャック付きのコネクターにテープを差し込んで挟む
プラスとマイナスの向きを間違えないようにセットします。
⑤保護テープを剥がして取り付ける
LEDテープライトの裏面にある保護テープを剥がし、設置したい箇所に貼っていきます。
⑥ACアダプターと接続させる
これで作業は完了です。
取り付け簡単!おすすめのLEDテープライト紹介
ここでは、おすすめのLEDテープライトをご紹介していきます。
まずは、USBに接続するだけで使えるLEDテープライトです。
【LEDテープライト 貼レルヤ USB】
パソコンなどのUSB端子に接続することができるLEDテープライトとなっており、電球色と昼光色からお好きな色が選べます。
難しい施工は必要なく、すぐに取り付けられるのがうれしいポイントです。
さらに、使用電力も少ないので大変エコなLEDテープライトと言えます。
また、曲げられる「フレキシブル構造」タイプもありますから、お部屋の角などで活躍しそうです。
続いてご紹介するLEDテープライトは、必要なものが全てセットになって販売されています。
【インテリアテープライト スターターキット LEDテープライト Acty(アクティ)】
初心者でも簡単に扱える、スターターキット(内容:LEDテープライト、リモコン、ACアダプター、受信機)になっています。
調色可能で発光パターンも選ぶことができるので、お部屋の雰囲気を手軽に変えられますね。
ブルーやパープルのカラーリングをチョイスすれば、おしゃれなバーのような演出が可能になるでしょう。
いろいろな部屋に使える!LEDテープライトの活用アイデア
最後となりますが、LEDテープライトの取り付けアイデアをご紹介します。
さまざまな場所で、本格的なライトアップをたのしみましょう。
<家具の内側に取り付ける>
オープンシェルフの中にLEDテープライトを貼っていくと、魅力的なディスプレイスペースになります。
オブジェやフィギュアなどを飾れば、臨場感のある演出が可能です。
<カーテンレールに取り付ける>
LEDテープライトは軽量なので、カーテンレールの上部にそのまま貼り付けることができます。
天井近くを照らしながら、お部屋の広がりをアピールしてください。
<テレビの裏に取り付ける>
テレビ周辺をライトアップさせると、スタイリッシュな印象となります。
ホテルライクな仕上がりを目指すときや、高級感を演出したいときに有効です。
<水槽の照明として使う>
防水対策をすれば、水槽に取り付けることも可能です。
防滴タイプのLEDテープライトなら、水濡れにも強くなります。
LEDテープライトで空間をスタイリッシュに!
複雑な電気工作が不要となるLEDテープライトは、DIY初心者の方でも手軽に取り付けることができます。
さまざまな種類があって、どれを購入すればいいのか迷ってしまうかもしれませんが、自分の施工スキルや使用環境などによって選んでみましょう。
空間ライティングは、インテリアの表情や雰囲気を大きく変化させます。
「お部屋をもっとおしゃれにしたい!」
そんなときは、ぜひLEDテープライトを取り入れてみてください。