カラーボックスの裏側のカビを徹底的に防止する方法!

最終更新日:2019/03/26

カラーボックスは、安くて収納力に優れていてDIYしやすい魅力的な家具の一つです。

しかし、「カビが生えやすい」ということで悩んでいる方が多いようです。

カラーボックスの裏側にカビが発生してしまうのは何故なのでしょうか。

カビ防止のためには、どんな対策をとればいいのでしょうか。

カラーボックスはカビの温床!?カビが生える理由

まず、カラーボックスにカビが発生しやすい理由をご説明します。

カビは湿度が高くて不潔な場所を好みます。

カラーボックスの裏側はまさに、カビにとっては嬉しい条件がそろっているのです。

安く作られたカラーボックスの場合は、裏側に十分な加工が施されていません。

ザラザラした木材の質感が残っている状態で、湿気を吸い込みやすくなっています。

そのうえ、壁際にぴったりとつけて配置することが多いです。

これにより、カラーボックスと壁との間に換気が行われず、湿度が高い状態が続いてしまうことがあります。

また、ホコリも溜まりやすく掃除が行き届かない場所なので、不衛生になりがちです。

押し入れの中にカラーボックスを入れて収納している場合には、カビの発生率はさらに上がります。

カラーボックスの裏にカビを発生させないための防止策について学んでいきましょう。

カラーボックスのカビを防止!壁との間隔・こまめな換気と掃除

カラーボックスのカビを防止するためには、窓やエアコンの側には置かないことが大切です。

結露を予防しましょう。

また、壁とカラーボックスの間の隙間を少し広く取ってみてください。

部屋を広く使おうとして壁際に密着させてしまうと、カラーボックスの裏側を空気が通り抜けません。

通気性に注意してカラーボックスを配置してください。

5~10cmくらいの間隔をあけることをおすすめします。

カラーボックスの底にもシートやコースターなどを敷くことで、床のカビ対策になります。

また、定期的に掃除したり、換気をしたり、除湿機を使用することもポイントです。

窓を開けて換気するだけでなく、たまにはカラーボックスを少し動かして裏側を確認し、簡単に掃除しましょう。

その際には、濡れた雑巾で拭くのではなく、乾拭きがおすすめです。

もしカラーボックスの裏に水気がついてしまったら、必ず乾かしてからもとの位置に戻してください。

さらに、タンスの裏側に差し込むように設置する除湿シートも販売されています。

●水とりぞうさん タンス裏用

吸液剤やゲル化剤、防カビ剤が配合された吸湿面で湿気をとり、約320gの水分を吸湿してくれます。

効果が持続するのは3ヵ月くらいで交換が必要ですが、忙しくて換気や掃除に時間がとれない場合には使用してみてください。

こちらの商品以外にも、通販やホームセンターなどで購入できる商品がありますので、参考にしてください。

カラーボックスのカビをガムテープで防止

安く簡単にカラーボックスのカビ防止をすることができます。

次にご紹介する方法は、ガムテープを使います。

少し手間がかかりますが、カラーボックスの裏側全面にガムテープを貼ることで、ホコリがつきにくくなります。

ザラついていた部分がツルツルとした面に変わるため、ホコリが下に落ちてくれます。

コツは、隙間なく貼ることです。

溝や凹凸にもしっかりと貼ることで、カビが発生する可能性が低くなります。

しかし、もともとカビ菌がついていた状態で、その上からガムテープを貼ってしまうと、ガムテープの裏でカビが大量発生してしまいます。

また、ガムテープが一部分だけ剥がれたり浮き上がってきてしまうと、そこにホコリが溜まり、カビが発生しやすくなります。

ですから、この方法はカラーボックスを購入した直後に行うことが望ましいでしょう。

丁寧に貼り、時間が経ったら貼りかえることも必要です。

白いカラーボックスの場合には白いビニールテープを使ってもいいでしょう。

ただし、ガムテープを貼ったとしてもそのままにするのではなく、定期的な換気を忘れないでください。

少しガムテープを剥がしてみて、裏側を確認することもおすすめです。

カラーボックスのカビ防止!塗料やニスを塗る方法

カラーボックスのカビ防止になる方法として、次にご紹介するのは、裏面にニスや塗料を塗ることです。

カビ防止効果の高い塗料も販売されていますが、ニスでも隅々まで塗れば効果が期待できます。

加工されていなかった面に塗料を塗ることで、湿気を吸い込みにくくなりますし、ホコリも溜まりにくくなります。

注意しなくてはいけないことは、臭いです。

塗料やニスの中にはツーンと鼻を刺激する強い臭いのものがあります。

部屋の中に置くものですから、臭いが少ないものを選びましょう。

また、塗る時にはマスクと手袋で身を守り、換気しながら行うか屋外で行うようにしてください。

スプレータイプのニスなら作業が簡単です。

キレイに塗るためには、裏面のザラつきをサンドペーパーで研磨してから塗りましょう。

そして、最後にはしっかりと乾燥させましょう。

塗料で全体的に色を塗りかえれば、カラーボックスをおしゃれにすることもできるかもしれません。

換気しにくい隠れた場所に除湿剤が便利!背面を外すのも一つの手

カラーボックスのカビを防止するためには、周辺に除湿剤を置くという方法もあります。

しかし、シートやマットのように平べったい形になっていない除湿剤は、生活感をかもし出してしまいます。

置き型の除湿剤は、押し入れやクローゼットの中にカラーボックスを置く場合には役に立つでしょう。

しかし、湿気が多いとすぐに交換が必要になります。

押し入れやクローゼットにカラーボックスを入れる際には、下にすのこや除湿効果のあるシート(マット)を敷きましょう。

そして、カラーボックスの中には布や本など湿気を吸収しやすいものを置かないようにしてください。

もし徹底的にカビの予防をしたいのであれば、思い切って裏面を外してしまうこともできます。

もともと背面のない収納ボックス(オープンラック)も販売されています。

こうした商品であれば、収納力はやや劣るものの通気性抜群です。

押し入れの中以外でも、背面のない収納棚はインテリア性が高くおすすめです。

カラーボックスに生えたカビを落とそう

最後に、カラーボックスにカビが生えてしまった場合の効果的な掃除方法をお伝えします。

カビ防止方法とあわせて覚えておきましょう。

まず注意することは、カビキラーやハイターの原液などの強い洗剤を使わないようにすることです。

色落ちしたり、材質が傷んだりします。

カビがひどくなければ、除菌ウェットティッシュやエタノールを吹き付けたティッシュで拭き取るだけでも効果があります。

掃除する時には、カラーボックスの中の物をすべて出して、裏も底も隅々まで確認しましょう。

周囲の壁や棚も確認してください。

カビを根絶やしにしないと、また発生してしまいます。

掃除が終わったらカラーボックスとその周辺をしっかりと乾燥させ、壁から少し離して設置し直してください。

カビがひどい場合には、サンドペーパーで削っていくこともできます。

カビを全滅させてから、上記でご紹介した防止方法をお試しください。

カラーボックスのカビ防止はバッチリ!

カラーボックスのカビを防止するためには、壁との距離が大切です。

壁にぴったりとつけて置いている方は、できるだけ早く裏側を確認し、壁から少し離すようにしましょう。

また、ガムテープやニスでカビ対策をする方法についてもお伝えしました。

カラーボックスの裏の木材の刺やささくれによって怪我をすることもあるので注意してください。

もしカビが発生してしまったら、エタノールで掃除し、よく乾燥させてください。