一人ならベッドはシングルとセミダブル、どちらがおすすめ?

最終更新日:2019/05/03

いざ一人暮らしを始める際、家具や家電、食器などいろいろなものが必要になります。

特にベッドは、お部屋のスペースを大きく取るものですから、サイズ選びに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

いろいろな視点から考えながら、一人暮らしのベッドはシングルとセミダブルだと、どちらがおすすめなのか考えてみましょう。

一人暮らしのベッド選び!シングルかセミダブルか

家具の中でもベッドは大型家具であり、お部屋の場所を大きく取るものです。

そのため、お部屋に置くベッドの大きさに悩んでしまうこともあると思います。

しかし、ベッドを妥協して選んでしまうと、のちのち後悔してしまうことにも繋がりかねません。

睡眠は人間にとって必要不可欠なものであり、健康的な生活を送るためにも欠かせないものです。

ご自分に合ったベッドを選択することは、生活の質をアップさせるとも言われています。

また、人それぞれのライフスタイルは1人1人異なりますから、その点も考慮してベッドを選ぶ必要があります。

では、一人暮らしを始めるにあたり、ベッドの大きさで悩んでいる方の大半は「シングル」と「セミダブル」の二択ではないでしょうか。

それでは、シングルとセミダブルどちらがおすすめなのか、それぞれの特徴を詳しく見ながら、ご自分に合ったベッドのサイズを見つけていきましょう。

シングルベッドのメリット!シングルがおすすめなケース

シングルベッドはその名のとおり、一人用として用いられているベッドのことを指します。

メーカーによって多少の誤差がありますが、基本的に横幅は97センチ、長さは195センチのものが一般的です。

一方でセミダブルは、シングルと長さは変わらないものの、幅が120センチとなります。

ベッドの中でも小さいシングルベッドは、女性や子供にぴったりのベッドです。

スペースを取らないため、狭いお部屋にお住まいの方にもおすすめと言えるでしょう。

また、コンパクトであるためにレイアウトもしやすく、移動も楽に行えるというメリットもあります。

ほかにも、シングルベッドは一般的なサイズ感であるため、種類やデザインが豊富であることもメリットとして挙げられます。

つまり、ベッドシーツやベッドパットなどの種類も豊富にあるということなので、お好みのデザインのものを探しやすいのも利点と言えます。

さらに、価格が安いこともメリットの1つです。

ベッドにはさまざまな大きさがありますが、小さいものは安く、大きくなるにつれ高額になることが一般的です。

このような点からみて、シングルベッドが向いているのは、「価格を抑えたい・小柄な方・お部屋が狭い」という場合に当てはまると考えられます。

では続いて、シングルベッドが向いていないケースについて見ていきましょう。

シングルベッドがおすすめできないケース

シングルベッドがおすすめな例を見てきましたが、続いて、おすすめできない場合について考えてみましょう。

先ほどもお伝えしたように、シングルベッドはベッドの中でもサイズが小さいものです。

そのため、体格が大きい方には、睡眠を取るには窮屈に感じる場合があります。

人は、寝ているときに寝返りを打つことで、体の歪みを正していると言います。

つまり、寝返りによって整体していると考えると分かりやすいでしょうか。

体の歪みを残したままですと、手足や内臓の神経が思うように働かず、いくら寝ても体の疲れが取れないという事態にもなりかねません。

また、寝返りをすることで血流の流れをよくし、体のしびれやコリを避ける効果もあると言います。

人は一晩で、20回以上もの寝返りを繰り返していると言われています。

しかし、体に合わない窮屈なベッドですと、うまく寝返りを打つことができず、体の疲れを取ることが難しくなってしまいます。

そのため、比較的体が大きい方は、シングルベッドではなくセミダブルのほうがおすすめと言えるでしょう。

セミダブルのメリット!おすすめなケース

シングルベッドと比べると、およそ幅20センチ以上もの余裕があるセミダブルベッド。

そのため、一人で眠るスペースとしてはかなりゆったりとくつろぐことができるかと思います。

寝返りの重要さについては先ほど述べたとおりですが、寝返りに必要なスペースについて簡単にご説明していきます。

人が寝返りに必要なスペースは肩幅のおよそ2~3倍と言われ、女性の肩幅の平均は約40センチ、男性の肩幅の平均は約45センチと言われています。

つまり、セミダブルの120センチの幅を考えると、十分に寝返りを打つ余裕があることが分かりますね。

また、友達が泊まる際やパートナーが泊まるとき、セミダブルでしたら、「ゆったり」とまではいかないものの、2人で就寝することも可能なサイズ感でしょう。

ただ、セミダブルベッドのデメリットとしては、シングルに比べるとお部屋のスペースを取ってしまうことです。

6畳のお部屋にも置くことは可能ではありますが、設置した場合、かなりお部屋のスペースが狭くなってしまうことが考えられます。

このような点から考えると、セミダブルがおすすめなのは「ゆったりと睡眠を取りたい・友人やパートナーを頻繁に泊める・お部屋のスペースに余裕がある」ことだと考えられます。

ただし、一人暮らしのお部屋が狭い場合でも、セミダブルを置きたいという方もいらっしゃると思います。

そのような方におすすめのセミダブルベッドを、次項でご紹介していきます。

部屋が狭いけどセミダブルベッドを置きたい!おすすめは?

お部屋が狭いけれど、セミダブルのベッドを置きたいという方に、おすすめのベッドをご紹介します。

●ロフトベッド

まず、おすすめのベッドとしてロフトベッドがあります。

ロフトベッドは、ベッドスペースが高い位置にあるベッドのことを指します。

梯子や階段がついており、下の空いたスペースに机やソファなどを置くことができます。

狭いワンルームや子供部屋に適しているベッドの1つです。

ロフトベッドは高さがある分、お部屋に圧迫感を与えてしまいますが、その分スペースを確保することができます。

ほかの家具を置くスペースがない、という方は検討されてみてはいかがでしょうか。

●ソファベッド

続いてご紹介するのが、ソファベッドです。

ソファベッドは、その名のとおりソファとベッドが一体となったもので、お部屋のベッドとソファ、両方を置きたい方におすすめです。

日中はソファとして、就寝するときはベッドとして使用することができるため、狭いお部屋を有効に使うことができます。

●収納付きベッド

収納付きベッドを選べば、収納家具を増やす必要がなくなるため、スペースを確保することが可能です。

ベッド自体は大きくなりますが、全体的に見ればスペースは広くなるかもしれません。

一人暮らしならセミダブル以下で十分

今回は主に、シングルとセミダブルを比較して取り上げましたが、もっと大きいサイズのベッドを置きたいという方も中にはいらっしゃるかもしれません。

ベッドには、セミシングル、シングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングなどのサイズがあります。

もちろん、お部屋のスペースが広く、大き目のベッドを選んでも余裕があるという場合でしたら、大きいサイズのベッドを購入しても問題ありません。

しかし、一人暮らしの物件にそこまでベッドの広さを求める方は少ないでしょう。

現実的なことから考えると、一人暮らしの方が選ぶベッドは、セミダブル以下でも十分であると考えられます。

セミダブルベッドは、シングルベッドよりも大きく、ダブルよりも小さいという絶妙なサイズ感です。

シングルでも問題ないというのであれば、シングルベッド選択でよいと思いますが、シングルでは窮屈で、ゆったりとくつろぎながら睡眠を取りたいという方は、セミダブルベッドがおすすめです。

お部屋の広さやライフスタイル、「快適な睡眠を得ることができるのか」ということなどを考慮して、ベッドを選んでみましょう。

ベッドのサイズで失敗しないためにも

一人暮らしをする際、ベッドのサイズ感に悩まれる方も多いと思います。

シングルかセミダブル、どちらを選んだらよいのか悩んだときは、さまざまな視点から考えて選択してみましょう。

ベッドを購入したあとに「失敗した」なんてことにならないように、ベッド選びは慎重に行ってくださいね。