ユニットバスの水漏れ!原因に合わせた対処をしていこう!

最終更新日:2019/05/22

多くの方が毎日のように使用するユニットバス。

ある日突然、このユニットバスから水漏れが起きてしまったら、どう対処しますか?

焦ってしまう方も多く、どのように対処していいのかわからないという方もいることでしょう。

そこで万が一、ユニットバスから水漏れした際に、焦らず落ち着いて対処ができるよう、ユニットバスで起こる水漏れの原因についてご説明させていただきます。

水道の蛇口から水漏れ!その対処法とは

ユニットバスの水漏れで多く見られるのが、水道の蛇口からの水漏れです。

水道の蛇口は年数や使用回数によって自然劣化していくため、次第に水漏れが起こりやすくなります。

蛇口の水漏れで考えられる主な原因は、蛇口内のパッキンの劣化や、水栓と排水管の繋ぎ部分の緩みです。

蛇口が原因となっている場合は、パッキンを交換するか、緩んだ部分を締め直すことで改善されるでしょう。

これらの水漏れは、自分で修理することが可能なケースが多いです。

しかし、これ以外の理由で蛇口から水漏れが起こっている場合は注意が必要です。

水道内の配管の劣化を疑う必要があります。

その場合は専門の業者に依頼して原因究明をしてもらい、修理してもらわなければなりません。

しかし、賃貸にお住まいの方は、まずは大家さんか管理会社に連絡しましょう。

場所によって対応も異なることがありますので、処置の仕方について教えていただけるかと思います。

間違えても勝手に処置を行わないようにしてください。

後のトラブルに発展してしまうこともあります。

マイホームをお持ちの方は、早急に修理依頼をお願いしましょう。

賃貸の場合も、マイホームの場合も水漏れが酷くならないよう、必ず止水栓を締めることを忘れないようにしてください。

また、これからお伝えする処置に関しては、マイホームをお持ちの方に向けた対処法です。

その水漏れ!ユニットバス設備のシャワー内の劣化や損傷が原因かも

ユニットバスの多くには、シャワーが完備してあると思います。

そのシャワーから水漏れが発生した場合に考えられる原因は3つあります。

そこで、原因に合わせた対処法をご説明していきましょう。

①シャワーヘッド本体の劣化

シャワーヘッドから水漏れが止まらない場合は、シャワーヘッド内のバルブの劣化や損傷が原因と考えられます。

その場合は新しいシャワーヘッドを購入し、取り替えることで水漏れは改善されるでしょう。

②シャワーホースの付け根のパッキンの劣化

シャワーホースの付け根から水漏れしている場合は、付け根部分のゴムパッキンの劣化が考えられます。

中に入っているゴムパッキンの状態を確認しましょう。

古くなっているのであれば、現在お使いのシャワーと同じメーカーの部品を購入し、付け替えることで改善されるかと思われます。

③切り替え部分のバルブ故障

シャワー切り替え部分から水漏れが発生している場合には、切り替えバルブの故障が考えられます。

この切り替え部分の構造は製品によって異なり、複雑な構造をしているものもあるので、取扱説明書等を参考にし、しっかりと確認した上で分解、部品交換をしていきましょう。

専門業者に修理を依頼する場合には、防水テープをしっかりと巻き、ひとまず応急処置をしておくようにしてください。

ユニットバスのバスタブを確認!浴槽のひび割れが水漏れの原因になることも

ユニットバス内のバスタブは、経年劣化や過度な衝撃でひび割れが生じる場合があります。

このひび割れが原因で水漏れを引き起こしてしまうことがあるので、注意が必要です。

バスタブのひび割れの対処は、ひび割れの状態によって異なります。

小さな傷程度のひび割れであれば、簡易的な補修で水漏れを改善し、バスタブを使用することができるようになります。

ひび割れの面積が広かったり、バスタブ自体の劣化が酷い状態であれば、バスタブを新しく取り替える工事を行うことがおすすめです。

一時的な補修では、劣化に伴ってユニットバスの他の部分からの水漏れが懸念されるため、リフォームを勧められるケースも少なくありません。

バスタブリフォームは、ユニットバスとバスタブが一体型の場合と、単独で取り付け可能な場合があるので、専門業者に詳細を確認し、工事や料金について説明を受けるようにしましょう。

ユニットバスのトイレの水漏れにも注意しよう

トイレが一緒に設置されているユニットバスでは、トイレから水漏れが起こることがあります。

トイレからの水漏れで考えられる原因をいくつか挙げてみます。

・トイレタンクと便器の連結部分の損傷や劣化
・タンクとパイプ部分の接続部分の不具合
・排水パイプの不具合
・便座のひび割れ

他にもユニットバスのトイレからの水漏れにはいくつか原因が考えられますが、トイレのトラブルは自分で修理することが難しいのが特徴です。

そのため、トイレの修理は専門の業者に修理依頼をする必要があります。

修理の内容は、トイレの不具合部分を部品交換する、もしくは経年劣化が原因の場合はトイレを新品に交換するといった工事を行います。

どちらにせよ、専門家の判断を仰いで適切な対処をすることで、トイレからの水漏れを改善させることができます。

見落としてしまいがち!水漏れの原因は床?!

ユニットバス内での水漏れの中には、床が原因になっているケースがあります。

床が原因となって水漏れが起こっている場合には、専門業者の補修修理が必要となる場合が多いため、自己判断で対処しない方が安全です。

自己対処で補修を行ったとしても、根本となる原因元の修理をしなければ、その後に被害が拡大してしまう恐れがあります。

ユニットバスの床の表面の損傷やひび割れであれば目視で確認できますが、排水パイプなどの床下部分は素人では判断が難しく見落としてしまいがちです。

そのため、表面の傷などを補修したにもかかわらず、床下部分の損傷を放置してしまい、最悪の場合は階下の天井からの水漏れに繋がるケースもあります。

それでは、床から水漏れが起こっている場合に考えられる原因を挙げてみましょう。

・浴室の床の排水パイプの損傷やひび割れ
・床下のトラップの継ぎ目の不具合
・床下パイプの詰まり
・洗い場の床シートの破損

これら以外の原因でも床から水漏れが起こる場合があります。

万が一、床からの水漏れが起こってしまったら、ユニットバス内の水道を一旦止めて、専門業者が来るまで待つようにしましょう。

意外な場所からの水漏れ!換気扇にも注意!

ユニットバスでの水漏れと聞くと、排水管やパイプなど配管と繋がった場所からの水漏れが想定されます。

しかし、意外にも換気扇からも水漏れが発生することがあるのです。

換気扇は直接水が通る場所ではないのですが、ユニットバス内の蒸気や外気の湿気などが原因で水が溜まりやすい場所になっています。

そのため、年数が経つと換気扇内部に水滴が溜まり、サビや劣化を引き起こしてしまう場合があるのです。

その結果、換気扇からサビが混ざった茶色い水が滴り落ちてくるようになります。

配管に関連した水漏れとは違って、修理は緊急ではありませんが、それでもやはり換気扇を使用する限り修理が必要となってきます。

換気扇からの水漏れの対処法は、まず換気扇を取り外し、内部を綺麗に掃除することです。

こびりついたサビやひどい劣化が見られる場合には、一度専門業者に相談し、見てもらうことをおすすめします。

換気扇の状態が改善されるまでは、換気扇の使用を止めてユニットバスを利用するようにしましょう。

水漏れ被害が拡大する前に早めの修理が重要

ユニットバス内には、バスタブやトイレ、洗面台などの設備がついており、水漏れする可能性を含んだ箇所がたくさんあります。

そのため、水漏れが発生した場合には早急に原因を突き止めて対処しなければなりません。

原因が判明すれば、その箇所に見合った対処をすることで、被害の拡大を防ぐことができます。

しかし、詳しい原因が分からなければ、早急に専門業者へ連絡し、修理を依頼するようにしましょう。