お風呂のドアガラスが割れた!気になる修理方法や費用は?

最終更新日:2019/06/21

お風呂のドアは、ガラスがはめ込まれたタイプが多いのですが、案外簡単に割れてしまうこともあります。

もし、ガラスが割れてしまった時には、どのように対処をすればいいのでしょうか。

お風呂のドアの種類や、ドアガラスが割れた時の修理方法、費用についてまとめました。

ドアガラスが割れてしまって困っている方は必見ですよ。

お風呂のドアガラスの種類や特徴

ドアガラスとして使われている素材は、「ガラス製」と「樹脂パネル」があります。

安全性などの問題から、ドアの形状によって使われている素材が異なってきますので、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

●ガラス製のお風呂のドア

ドアのような開き戸や、レール上を水平に開け閉めする引き戸に用いられます。

ガラス製のお風呂のドアは透明感があり、高級感を感じることができます。

また、「水に強い」といった特徴がありますので、劣化しにくく寿命が長いともいえます。

しかし、どうしても衝撃には弱いために、体やものがぶつかってしまった場合は簡単に割れてしまうというデメリットはあります。

強化ガラスですと、通常のガラスに比べて割れにくくなりますが、修理費用が高くなってしまう傾向があるようです。

●樹脂パネルのお風呂のドア

衝撃に強くコストも比較的低いために、折れ戸には樹脂パネルが使われます。

また、あらゆる形状のドアにも対応できるので、開き戸や引き戸に使われることも多いです。

デメリットとしては、ガラスに比べて傷の耐性がないために、長期間利用すると曇ってきて透明度が悪くなるという点があります。

もし、どちらか見分けがつかないという時には、ノックをするように軽く叩いてみましょう。

ガラスの場合は、食器を弾いたような高い音が聞こえますが、樹脂パネルの場合は、プラスチックのような音が聞こえます。

お風呂のドアガラスが割れた時の応急処置の方法

ガラスが割れてしまったのならば、まず子供やペットが立ち入らないように、周囲の安全を確保してください。

そして、手を切らないように軍手などで手を保護してから、大きい破片を拾います。

目に見えないような小さな破片も落ちていますので、掃除機できれいに部屋の隅まで掃除をしましょう。

業者に修理を依頼する場合には、来てもらえるまでに時間がかかる場合もあります。

その間、ドアガラスが割れたままお風呂に入るのは不安な方も多いでしょう。

それでは、一時的に割れた部分を塞ぐ応急処置をご紹介します。

準備するものですが、割れた部分が更にひび割れて広がってしまう可能性が高そうであれば、ホームセンターでアクリル板を購入しましょう。

そのような心配がないのであれば、下敷きやクリアファイルで代用することも可能です。

それから、防水性のある養生テープも用意します。

まず、アクリル板や下敷きを浴室側から割れた部分に当て、周りを隙間がないように養生テープで留めていきます。

その後、脱衣所側からも同じように養生テープを貼っていきます。

最後に、ドアを閉めた状態で浴室側からシャワーをかけて、水漏れしていないか確認できれば作業完了です。

しかし、ひび割れはわずかな衝撃で広がってしまうこともあるので、なるべく早く修理をするようにしましょう。

自分で直すのは可能?お風呂のドアガラスの修理方法

お風呂のドアガラスが樹脂パネルであった場合は、自分で修理をすることが可能です。

ホームセンターやネットショッピングで樹脂パネルを購入することができるので、DIYにチャレンジしてみるのも良いでしょう。

準備をするものは樹脂パネル、ドライバー、滑り止め付きの軍手です。

●ドアをフレームから外し、解体をする

お風呂のドアには、「緊急時のドアの外し方」の方法が書いてあるステッカーが貼ってあることが多いです。

サッシのネジ止め部分は、ネジキャップという部品に覆われていますので、ドライバーを使って取り外します。

フレームを固定しているネジは、全て外してしまいましょう。

●樹脂パネルを取り外しする

破損している樹脂パネルを、ゆっくり取り外します。

●新しい樹脂パネルをサッシに取り付ける

樹脂パネルの周りには、ゴムパッキンが巻かれています。

古いものをそのまま使っても良いですが、劣化が気になる場合には新しいものに取り替えましょう。

●分解したパーツを組み立て、ドアフレームに戻す

組み立て直しネジ止めをして、ネジキャップを付け直したら、元のようにフレームに収めて完了です。

今回は樹脂パネルの場合の修理方法をご紹介しましたが、ガラス製となると重く、修理途中に割ってしまうという可能性もあるので、素人には難易度が高いです。

そのため、お風呂のドアがガラス製の場合には、業者に修理を依頼したほうが無難でしょう。

いくらかかる?業者にお風呂のドアの修理を頼んだ場合の費用

お風呂のドアは家の中でも使用頻度が高いため劣化しやすく、耐用年数は一般的に10年~20年と言われています。

ドアガラスが割れてしまった際に、せっかくだからとドアごと直される方もいるでしょう。

それでは、お風呂のドアの修理・交換を業者に依頼した場合の費用は、いくらくらいかかるのでしょうか。

●カバー工法の場合

既存のドア枠を残し、その上から新しいドア枠を設置してドアを取り付けるという、最も一般的なドア交換の方法です。

ドアの種類によって料金も異なってきますが、開き戸約50,000円~、折れ戸約60,000円~、引き戸約100,000円~が目安です。

●外枠+ドアの交換の場合

残念ながら劣化が進んでしまっていて、ドアの他にも外枠の交換が必要な場合には、壁の工事も必要ですので費用も高額になります。

引き戸約70,000円~、折れ戸約80,000円~、引き戸120,000円~が費用の目安になります。

●ドアガラスのみ交換の場合

ドアガラスの素材やサイズによって、費用が大きく変わってきます。

40×40のサイズですと、透明ガラス約20,000円~、樹脂パネル約17,000円~が相場のようです。

上記の費用はあくまでも目安ですので、ドアや部品の仕入れ価格や業者によって、費用は大きく変動します。

そのため、複数の業者に見積もりを取ることが大事ですね。

お風呂のドア修理を依頼する業者選びのポイント

お風呂は毎日使う場所なので、早くドアを直したいという思いから、焦って業者を決めてしまいがちです。

しかし、業者によって作業員の技術力は異なってきますし、費用やサービス内容も変わってきます。

中には悪徳業者のように、ずさんな作業をする会社もあるので気を付けてください。

まずは見積もりの依頼をしますが、比較をするためにも2~3社から見積もりを取りましょう。

ここで肝心な点ですが、安さだけで選ばないということです。

もちろん安いというのはとても魅力的ですが、素人相手に対しても細やかにわかりやすく説明してくれるなど、きちんと対応してくれる業者は安心できます。

また、直したらそれで終わりということではなく、アフターサービスが充実している業者を選びましょう。

その場では良くても、数日後に不具合を感じるということはよくあることです。

そのような時に、無料で責任を持って、点検・修理をしてくれるサービスが付いているというのは大事です。

それから、かかる費用も部品など細かくありますが、きちんとそれぞれ明細を出してくれる業者は良心的です。

今後のトラブルにならないように、ちゃんと依頼者側のことを考えて、対応できる業者を選んでください。

お風呂のドアを長持ちさせるポイントは日頃の掃除

少しでも長くお風呂のドアを使っていくためには、日頃のメンテナンスも大事になってきます。

しかし、浴槽の掃除は毎日していても、お風呂のドア掃除までにはなかなか手が回らないという方が多いのではないでしょうか。

お風呂場は湿気が多いため、カビの住処になりやすく、パッキンなど劣化が進んでしまうとドアの寿命も短くなり、修理や交換が必要になってきます。

実は、お風呂のドアの下にある換気口はホコリがたまりやすい場所なのです。

お風呂場の換気扇を使って換気をする場合、この換気口から空気を取り入れて湿気を逃すという仕組みになっているために、気付かない間にホコリがたまりやすくなってしまうのです。

そのため、ホコリがたまってしまうと換気効果も弱まってしまうので、古歯ブラシなどを使ってこまめに掃除をしましょう。

また、お風呂の汚れのほとんどが飛び散ったシャンプーなどの石鹸カスと水垢です。

そこでオススメしたいのが、クエン酸を使った掃除です。

石鹸汚れはアルカリ性のため、酸性のクエン酸を用いると汚れが良く落ちます。

小さじ1のクエン酸に対して、水200mlの分量で混ぜてから、スプレーボトルに入れ替えましょう。

お風呂場掃除に最適な、クエン酸スプレーの出来上がりです。

気になるところにスプレーして半日ほど置いた後、ブラシでこすればピカピカになります。

自宅のお風呂ドアのタイプやガラスの種類を把握しよう

お風呂のドアガラスを割ってしまった場合、修理をするまで応急処置をしてください。

樹脂パネルなら自分で修理することは可能ですが、ガラス製のドアやDIYに不慣れな方は業者に頼んだ方が無難です。

そして、気になる料金は、ガラスやドアの種類によって大きく異なります。

必ず2~3社から見積もりを取り、良心的な業者を選びましょう。

また、普段からこまめに掃除をしておくとカビも繁殖しにくいため、ドアも劣化しにくくなります。