和室にベッドを置くインテリアコーディネートのコツ!

最終更新日:2019/05/15

和室を寝室として使用する際に、布団ではなくベッドを置きたいという方も多いのではないでしょうか。

一見、ミスマッチとも思える組み合わせですが、和室にベッドを置く場合にはインテリアの選び方によっておしゃれなスタイルに仕上げることができます。

そこで今回は、和室をベッドルームとして使用する場合のインテリアコーディネートのポイントについて詳しく解説します。

和室ベッドルームを和モダンにコーディネート!

はじめにご紹介するのは、和室をベッドルームとして使用する際に、和室の良さを生かした「和モダンテイスト」なインテリアコーディネートで仕上げるアイデアです。

和モダンテイストとは、畳やふすまといった日本伝統の生活様式と近代的なインテリアを掛け合わせてモダンに仕上げるスタイルのことを指します。

和室にベッドを置き、和モダンテイストに仕上げるには、木製フレームのベッドを選ぶのがおすすめです。

ぬくもりのある畳とあたたかみのある木製フレームのベッドは相性が良く、柔らかな印象の和モダンなベッドルームに仕上げることができます。

和モダンテイストの中でも「ナチュラルモダン」や「ミッドセンチュリーモダン」「ラグジュアリーモダン」など、細分化されるモダンスタイルの選び方によって雰囲気が変わります。

その中で、ナチュラルモダンを取り入れた和モダンスタイルのベッドルームに仕上げる場合には、ライトなカラーと自然素材を使ったインテリアを合わせると良いです。

ライトベージュの木製フレームのベッドに、白い麻製のベッドカバーや枕カバー、ライトブラウンのベッドスローを組み合わせるとナチュラルな印象になります。

その他のインテリアには、和紙製で丸いシルエットの照明などを合わせると、和風な要素とナチュラルモダンな要素のバランスが良くなりおすすめです。

和室をダークカラーなインテリアでコーディネート!

ライトカラーの木製フレームのベッドは、和室にナチュラルモダンなイメージをプラスできることがわかりました。

反対に、ダークカラーの木製フレームのベッドは、和室に合わせることでシックでモダンなイメージにすることができます。

インテリアコーディネートの例を挙げると、まずはダークブラウンのベッドにネイビーのベッドカバーを合わせます。

枕カバーは白にすると、ベッドカバーとの対比がおしゃれになります。

その他のインテリアは、ベッドフレームに合わせてダークブラウンのチェストやドレッサーを選ぶと統一感が生まれおすすめです。

そして、カーテンにもダークブラウンやネイビーといった深みのあるカラーを取り入れると、よりシックなイメージになるでしょう。

このとき注意したいのが、深みのあるカラーの中でも黒いカーテンはお部屋に緊張感や圧迫感を与えてしまうため、あまりおすすめできません。

また、あたたかみのある和室に無機質な印象の黒いインテリアを取り入れるのは、難易度が高いコーディネートになります。

和柄のインテリアを加える和室のベッドルーム

和室を和モダンなベッドルームに仕上げる際には、一部に柄物のインテリアを取り入れるのもおすすめです。

柄物のインテリアの中でも日本伝統の和柄は、和室にぴったりなだけでなくモダンなイメージのデザインも多くあります。

千鳥柄や七宝柄、亀甲柄といったシンプルな和柄のインテリアがおすすめで、和室をベッドルームとして使う際の良いアクセントになります。

インテリアコーディネートの例を挙げると、角がはっきりとしたシンプルな形でダークブラウンの木製ベッドに、白をベースにネイビーで七宝柄がデザインされたベッドカバーを合わせます。

ポイントで光沢のあるネイビーのベッドスローを合わせるのもおしゃれです。

七宝柄は丸みのあるデザインであるため、それに合わせ、照明も丸いシルエットのものを選びます。

中でもシェードが竹製の照明を選ぶと、和の趣が増しおすすめです。

また、小物には、くびれがあり丸いデザインの一輪挿しや小さめの花瓶を取り入れるとおしゃれです。

そこへ季節の花を飾って、ベッドルームに上品な彩りを加えてみてください。

和室にベッドを置き、和柄のインテリアを組み合わせる場合には、その他のインテリアにも和風な趣を感じるものを積極的に取り入れ、おしゃれに仕上げるのがおすすめです。

和室を純和風なベッドルームに仕上げるコーディネート!

和室をベッドルームとして使用する際には、和室の趣を存分に生かして「純和風」なイメージに仕上げるのもおすすめです。

純和風なインテリアスタイルの中でも「大正モダン」や「昭和レトロ」などがあります。

この章では、和室のベッドルームを懐かしい中に近代的なインテリアを取り入れた昭和レトロな雰囲気に仕上げる方法について解説します。

和室を昭和レトロなベッドルームに仕上げるためには、背の低いロータイプの木製フレームのベッドを選びましょう。

ロータイプのベッドは、お部屋に圧迫感を与えず純和風なイメージにぴったりです。

インテリアコーディネートの例を挙げると、ダークブラウンで木製フレームのロータイプベッドに、ワインレッドをベースに細かい花柄がデザインされたベッドカバーを合わせます。

昭和レトロなコーディネートには、暖色系や花柄のインテリアが合うためポイントとして押さえておきましょう。

また、その他のインテリアには、ベッドフレームと同じダークブラウンの小さな和箪笥や、和紙製のシェードの照明などを合わせます。

和箪笥は高価なイメージがありますが、ネットオークションなどで比較的安価に購入することができます。

押し入れも上手に使った和室ベッドルーム!

和室をベッドルームとして使用する際には、押し入れを活用したインテリアコーディネートもおすすめです。

押し入れは、布団や衣類を収納しておくだけでなく、ふすまを外すことでパソコンデスクや棚として使用することができます。

省スペースの和室にベッドを設置すると、他の家具を置いた際にとても狭くなってしまうことがあるため、押し入れを活用してデスクや棚として利用することで空間を広く取ることができます。

また、押し入れは奥行があるため、デスクとして使っても下段の奥を収納スペースとして使用することが可能です。

インテリアコーディネートの例を挙げると、ふすまを外した押し入れの上段に暖色系の明かりが灯る照明を置き、パソコンを設置します。

押し入れの上にパソコンを直接置きたくない方は、麻製のおしゃれな布などを敷くとアクセントにもなり良いでしょう。

押し入れは高さもあるため、上段奥の壁の上の方にフォトフレームなどを飾ってもおしゃれです。

合わせるイスには高さを調節できるタイプを選ぶのがおすすめです。

ベッドには木製フレームを選び、麻製で生成り色のベッドカバーを合わせると、お部屋全体を見たときに雑然とせずすっきりした印象になります。

和室の壁や障子を変えてコーディネート!

最後にご紹介するのは、和室の壁や障子をアレンジしておしゃれにインテリアコーディネートするアイデアです。

和室をベッドルームとして使用する際に、壁の1面のみを和柄や異なるカラーにアレンジすると、お部屋の雰囲気を一気に変えることができます。

壁紙はグリーンやブラウン、ワインレッドといった高級感のある色合いを選ぶと良いでしょう。

また、和室はふすまや障子のデザインを大胆にアレンジして、イメージをがらりと変えるのもおすすめです。

例えば、昭和レトロなインテリアスタイルの和室のベッドルームは、ふすまのデザインを暖色系のカラーに変えるとよく合います。

また、障子は意外とアレンジの幅が広く、デザイン障子紙以外にもカラフルな和紙を貼って雰囲気を変えることができます。

さらに、和室の雰囲気に合う和柄の手ぬぐいなども障子の桟にタッカーなどで取り付けることで、簡単にアレンジが可能です。

和室にもベッドは合う!モダンなコーディネートを

一見、ミスマッチにも思われる和室とベッドの組み合わせですが、モダンなインテリアと和風なインテリアを上手に取り入れることで、違和感なくおしゃれにコーディネートできます。

また、押し入れや壁、ふすま、障子などもアレンジすることで、本格的な和モダンスタイルや昭和レトロなスタイルに仕上げることが可能です。

今回ご紹介したアイデアを参考に、和室をベッドルームとしておしゃれにインテリアコーディネートしてみてください。