住環境によっては、エアコンが設置できないケースがあります。
また、エアコンを設置するには大きな費用が掛かるため、購入に躊躇しているという方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方におすすめしたいのは「窓用エアコン」です。
窓用エアコンとは、一体どのようなものなのでしょうか。
また、冷房効果も気になるところです。
この記事では、窓用エアコンの特徴をまとめました。
冷暖房効果ともに高い満足度!「壁掛けエアコン」とは?
暑い夏を乗り切るためにエアコンは必需品ですね。
よく目にするタイプの「壁掛けエアコン」は、壁に設置され室外機とセットになっています。
本体価格が比較的高く、設置費用も掛かることがあります。
また、壁にはエアコンと室外機をつなぐホースを通す穴が必須であるため、あらかじめ壁に穴があいていない場合は工事をすることになります。
そのため、賃貸物件にお住まいの場合は、家主の許可を取る必要があります。
また、室外機を置くスペースを確保することも忘れてはいけません。
このような理由から、壁掛けエアコンを設置できないというケースも少なくありません。
エアコン以外の冷房機器は多々ありますが、近年の夏の過酷な暑さを乗り切るにはなんとかエアコンを設置したいところです。
そこでおすすめしたいのが、窓用エアコンです。
窓用エアコンとはどのようなものか、冷房効果は期待できるのか、気になる疑問をまとめました。
「窓用エアコン」てどんなもの?こんな方におすすめ!
「窓用エアコン」とは、窓枠に取り付けるタイプのエアコンです。
室外機がないので壁に穴をあけなくても設置可能で、もちろん室外機を置くスペースも確保する必要がありません。
また、壁掛けエアコンより本体価格が比較的安く、設置費や工事費も掛からないので、コストを抑えて設置できるのも特徴です。
そのため、下記のような方におすすめです。
■賃貸物件にお住まいの方
壁に穴をあける工事が必要ないため、家主の許可を取らなくても設置できます。
■室外機を設置するスペースがない方
室外機がないため、スペースを確保する必要がありません。
■引っ越しする予定のある方
簡単に取り外しが可能なので、引っ越しの際にエアコンを取り外す工事をする必要がありません。
■費用を抑えたい方
本体代・設置費・工事費の掛かる壁掛けエアコンを設置するよりも費用を抑えることができます。
一人暮らしでお部屋が広くないという場合には、窓用エアコンでも十分な冷房効果が得られるでしょう。
次項では、デメリットにも注目してみましょう。
窓用エアコンのココに注意!広いお部屋には効果がない?
冒頭でも窓用エアコンには室外機がないとお話ししましたが、正確には室外機と一体になっているのです。
そのため、壁用エアコンに比べるとどうしても騒音が大きくなります。
さらに、設定温度を維持するために、冷房と送風を切り替えながら稼働するので、「ガタン」という音も気になるかもしれません。
それほど音が気にならない方やすぐに慣れる方もいらっしゃいますが、眠りの浅い方や音に敏感な方は静音設計されている商品がおすすめです。
また、前項で「お部屋が広くない場合には十分な冷房効果が得られる」とお話ししましたが、逆に広いお部屋だとあまり効果が期待できません。
窓用エアコンは室外機と一体になっているがゆえに、大きなコンプレッサーを搭載することができません。
そのため、壁掛けエアコンに比べると出力パワーがそれほど強くなく、対応畳数は最大でも8畳程度です。
そのほか、窓用エアコンは電気代がかさむというデメリットもあるので使用の際には気をつけたい点です。
窓用エアコンにはインバーター制御がなく、冷房と送風を繰り返すことで余分な電力を消費してしまいます。
気になる効果は!?口コミから見る評価
実際の窓用エアコンの冷房効果や使い勝手も気になるところですね。
ここでは、窓用エアコンを購入した方の口コミを見てみましょう。
全体的に評価は高く、人気モデルでは約8割以上の方が満足しているようです。
●冷房・除湿ともに効果大
期待した以上の性能に満足で、もっと早く購入すれば良かったという口コミが目立ちました。
ただ、対応畳数より広いお部屋には、やはり冷房効果は下がる傾向があるようです。
●取り付けは簡単ではない
「窓用エアコンは取り付けが簡単」とよく言われますが、実際には取り付けに手こずった方が多くいらっしゃるようです。
かなり重量もあるので、できれば2人以上で設置作業することをおすすめします。
●思っていたより静か
確かに音はするものの、以前に使っていたモデルより遥かに静かになっているという声もありました。
しかし、もともと音に敏感な方はやはり「うるさい!」と感じているようです。
低評価の口コミの内容も、ほとんどが「音がうるさい」といったものでした。
ココに注目!窓用エアコンの賢い選び方
さて、この項では、窓用エアコンの選び方についてお話しします。
いくつかのポイントがあるので、順にご説明します。
◆お部屋の広さにあったもの
これまでにもお話ししてきましたが、対応畳数以上の広さのお部屋には冷房効果があまり期待できません。
あらかじめ、設置するお部屋の広さを把握しておきましょう。
◆窓の大きさを確認する
窓用エアコンを設置する窓の大きさに、取り付けが可能であるか確認しておく必要があります。
いざ購入してから取り付けができないということがないようにしましょう。
◆静音性
音が気になる方は、静音性に優れたものを選びましょう。
騒音レベルである「db(デシベル)」表記がより低いものが静音性の高いものです。
◆期間消費電力
窓用エアコンは電気代がかさむデメリットがあることもお話ししました。
1年間に消費する電力量である「期間消費電力」が低い方が、電気代を安く抑えることができます。
厳選!おすすめの窓用エアコンをご紹介
最後に、窓用エアコンで人気の高いおすすめの商品をご紹介します。
【コロナ:ウインドエアコン 冷暖房兼用タイプ CWH-A1819】
冷暖房兼用なので、夏だけではなく冬にも活躍し、一年を通して使えます。
換気機能が付いているので、冷房を使いながらお部屋の空気をキレイにしてくれます。
また、運転中の騒音を大幅に抑え、停止する際の「ガタン」という音も和らげる低振動設計がされているので、音が気になる方にもおすすめしたい商品です。
【コイズミ:窓用 ルームエアコン KAW-1981/w】
電気代が気になる窓用エアコンですが、熱交換機が洗えるので省エネに役立ち、余計な電気代を抑える効果が期待できます。
マイナスイオン量約10,000個/cc放出し、お部屋の空気を快適に保ちます。
また、設定温度に達すると自動で運転を停止し、設定温度から2.5度以上上昇すると再び運転を再開する快眠タイマーが付いているので、心地良い睡眠がとれるでしょう。
【ハイアール:7~8畳窓用 ルームエアコン JA-18S】
ほかの商品にくらべて低価格であるのが魅力の商品です。
自動・冷房・ドライ・送風の4種類のモード切替が可能で、最適な温度を保ちやすいです。
マイナスイオン搭載で、空気中の細菌や臭いも抑える効果が期待できます。
窓用エアコンで暑い夏を乗り切ろう!
窓用エアコンの特徴はお分かりいただけましたでしょうか。
さまざまな理由で、壁掛けエアコンが設置できないという場合に、検討してみてはいかがでしょうか。
「広さ」「音」「消費電力量」に注意して選べば、きっと満足のいく商品が選べるでしょう。
近年の夏は猛暑なので、室内での熱中症にも十分な注意が必要です。
エアコンを始めとする家電を上手に取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう。