お部屋の大きい面積を占めるカーテンは、インテリアの印象を左右する重要アイテムの1つです。
しかし、たくさんの種類があるために、カーテン選びを迷ってしまうという方は多いのではないでしょうか。
そこで、モダンなテイストを演出するために役立つ、カーテン選びのポイントをまとめてみました。
ぜひ、おしゃれなインテリア作りの参考にしてください。
カーテンを選ぶ時は機能にも注目してみよう!
カーテンはインテリアを演出する以外にも、快適な部屋にするための役割も担っています。
カーテンを選ぶ際は、モダンでおしゃれな見た目だけではなく、機能面もしっかり確認してみましょう。
●遮光
外から差し込む光をカットするという機能で、寝室に向いています。
遮光といっても様々な種類があり、遮光率によって等級が分かれています。
最も光を通さないのは遮光1級で、99.99パーセントの遮光率です。
●遮熱
外からの「熱」を防いでくれる機能です。
日当たりの良い部屋は、夏場は高温になってしまい、エアコンをつけてもなかなか室温が下がらないということがあります。
空調効果を高めることが期待できますので、光熱費の節約にも繋がります。
●UVカット
室内でもガラスを通して入ってくる紫外線は、UVカット機能のあるカーテンにするだけで大幅に軽減することが可能です。
また、レースのカーテンならば紫外線だけカットしてくれるので、お部屋が暗くなってしまうこともありません。
お肌が気になる方はもちろん、家具の日焼け防止にも良いでしょう。
●消臭効果
お部屋の気になる臭いを、科学的に吸着・分解してくれるカーテンです。
ペットを飼われている方にオススメです。
●防炎
消防法施行規則に基づく防炎性能試験にクリアしたカーテンであり、もしもの時に安心です。
冬場は火を使った暖房を用いる家庭に向いています。
おしゃれなインテリアの基本!カラーコーディネートを意識しよう
おしゃれなインテリア作りには、カラーコーディネートが欠かせません。
しかし、色と色の相性はもちろん、どの色をどれくらいの面積にするのかという「配分」も重要です。
まず、インテリアのカラーコーディネートは基本的に、「ベースカラー」「メインカラー」「アクセントカラー」の3つの組み合わせになります。
【ベースカラー】
インテリアの軸となる床・壁・天井など、お部屋の中で1番大きい面積を占める部分の色で、全体の70%ほどになります。
【メインカラー】
カーテンやソファ、家具といった比較的大きなファブリックや家具の色になります。
全体的な割合ですと、20~30%にするのがベストバランスです。
インテリアの雰囲気を決める主役カラーになるので、モダンなインテリアを演出したい場合には、ここで取り入れてみましょう。
【アクセントカラー】
その名の通り、インテリアのアクセントとして取り入れたい「差し色」です。
全体の5%と少ない面積ですが、ビビットな色や個性的な柄を選ぶと、空間が引き締まります。
クッションカバーや雑貨など、インテリアアレンジがしやすいアイテムに気軽に用いてみてください。
おしゃれなモダンインテリアにしたい!カーテンのカラー選びのポイント
モダンには「現代的」「当世風」という意味があり、モダンテイストのインテリアはおしゃれでとても人気があります。
シンプルで無駄のない、直線的で斬新なデザインの家具を中心としながら、色や素材や形状の組み合わせ次第で様々なインテリアテイストを楽しむことが可能です。
それでは、モダンテイストのインテリアには、どのようなカーテンが合うのでしょうか。
現代的なデザインの、大胆な幾何学モチーフやスタイリッシュなライン模様は、様々なモダンテイストと相性が良くオススメです。
一見難しそうですが、ソファなどの家具と同一色や類似色にすると浮くこともなく、インテリアの良いアクセントになります。
そして、和モダンやシックなモダンテイストには、黒やグレーのモノトーンカラーや、ブラウンやパープルやワインレッドなど、濃く深みのあるカラーが人気でよく使われます。
しかし、一般的に暗い色は収縮色のため、空間が狭く感じられますので、狭い部屋の場合は注意しましょう。
もし、圧迫感があり狭く感じられるという場合には、ストライプ柄にして部屋の長さを強調したり、アクセントカラーに鮮やかな色を使って視線を分散するなど、工夫してみてください。
また、ナチュラルモダンにしたい場合は、ベージュ系カラーがぴったりです。
日本の住宅は、白い壁と天井・茶色いフローリングという家が多いので、白と茶色の中間であるベージュは初心者でも取り入れやすく、統一感のあるインテリアに仕上がります。
レースカーテンでワンランク上のモダンインテリアに!
カーテンは柄物や色を取り入れていても、レースカーテンは白の無地にしている方は多いようです。
レースカーテンは、日中外から中を見えにくくするという、遮視線や遮熱といった大事な役割があります。
しかし、ただの白だけではない、ちょっと変わったレースカーテンと組み合わせてみると、一段とおしゃれな雰囲気に変わりますので、ぜひ取り入れてみましょう。
例えばスタイリッシュなシンプルモダンインテリアは、黒や濃いグレーなどのダークカラーのドレープカーテンを選ぶと、とてもシックで落ち着いた雰囲気になります。
このような場合、少し光沢感のあるシルバーや薄いグレーのレースカーテンと組み合わせると、色味を抑えつつ、より無機質な感じを加えることができます。
また、赤色など派手になりすぎてしまい、落ち着かない印象を与えてしまうカラーでも、透け感のあるレースカーテンであれば圧迫感も少ないため、インテリアに馴染みやすくなるでしょう。
それから、柄物のレースカーテンは高級感をプラスしてくれます。
クラシックモダンのようなインテリアは、美しい刺繍が施されたレースカーテンとの組み合わせで、重厚感やヴィンテージ感を漂わせることができますよ。
一工夫加えてみよう!モダンインテリアのおしゃれなカーテンアレンジ術
カーテンはアイデア次第で、アレンジを楽しむことができます。
●タッセルを使って個性を演出しよう
タッセルはカーテンのアクセサリーですので、使うことで更に自分好みのテイストにすることが可能です。
木製のタッセルは、シックやアジアンやナチュラルまで、幅広いモダンテイストにしっくりくるアイテムです。
また、海外のインテリアでよく見るバルーンスタイルのクラシックなカーテンは、マグネット式のタッセルで裾を絞るだけで完成します。
バルーンスタイルにするとお掃除しやすく、ペットがいる家庭にもオススメですよ。
●フロントレースカーテンにアレンジしてみよう
通常のカーテンのスタイリングは、ドレープカーテンなどの厚みのあるカーテンを部屋側に、レースカーテンは窓側にします。
そのようなカーテンの概念を変えて、ドレープカーテンを窓側に、レースカーテンを部屋側に大胆にチェンジをしてしまう方法です。
フロントレースカーテンの魅力は、レースカーテンとドレープカーテンの両方楽しめることでしょう。
おしゃれな柄のレースカーテンも、ドレープカーテンとの色のコントラストで浮き出るので、通常のカーテンスタイリングとはちょっと違った雰囲気が楽しめそうですね。
カーテン以外に窓回りを彩るオススメアイテム
窓回りを彩るアイテムは、カーテン以外にも様々なアイテムがあります。
窓回りにボリュームを持たせるカーテンと比べて、ウッドブラインドやローマンシェードは、すっきりとした印象になります。
ローマンシェードとは、カーテンと同じ生地で作ることができて、蛇腹に折りたたみながら、上下に昇降させて開閉させるシェードのことです。
光を取り込む透け感のある生地や、和紙を使ったローマンシェードですと、障子がわりに使うことができ、いつもの和室もおしゃれなモダン空間に早変わりさせられます。
また、色や質感を変えると、どのようなインテリアテイストでも合う万能アイテムです。
カーテンとは一味違う表情や機能を楽しんでみましょう。
構造上、カーテンをかけるのが難しい和室に取り付けることができるというのも、メリットです。
しかし、専用の器具を使ったり、壁に釘で穴をあけなければいけないタイプも多いので、賃貸の方は要注意ですね。
それでも近頃は、自然の素材を取り入れたインテリアが人気なこともあり、ウッドブラインドを取り付ける方は増えているようです。
モダンインテリアはカーテン選びが重要!アレンジを楽しもう
カーテンを選ぶ際は、ライフスタイルに合った機能を選びましょう。
そして、全体的な色の配分を考えつつ、インテリアのメインカラーとなるようにするのがポイントです。
柄や色付きのレースカーテンをフロントレースにしたり、タッセルを使うなどアレンジ次第で多彩な表情になります。
また、カーテン以外にもブラインドやローマンシェードは、モダンテイストと相性が良いのでオススメです。