クッションフロアの注意点!賃貸退去時のへこみ防止と対策法

最終更新日:2019/06/26

賃貸物件に住んでいて、クッションフロアのへこみを見つけると、「退去時に費用の請求をされないかな?」と焦ってしまう方もいることでしょう。

そこで今回は、クッションフロアのへこみの直し方や対策法、退去時に請求されるパターンなどをご紹介していきます。

気をつけていても、へこみができるクッションフロア。

「どうすれば元に戻るのか」、「消えない場合は補修費用が必要なのか?」ということだけでも知っておくと、賃貸でも気にせず快適に過ごせますよ。

クッションフロアにへこみが起こる原因

クッションフロアの内部は、やわらかいスポンジ状になっています。

そのため、転んでも怪我をしにくいなど、お子さんがいる家庭にはメリットもあります。

しかし、そのメリットの反面、重いものをずっと置いているとスポンジが重みでつぶれ、へこみやすいという性質もあります。

家具を頻繁に動かせばへこみは起こりにくいのですが、重い家具などは一度配置すると、なかなか動かすことはしないかと思います。

また、住宅用でよく使われるクッションフロアの厚みは、一般的に1.8mmとかなり薄めです。

薄いと床のへこみを感じにくく、引っ越しのときにはそのまま家具を置いてしまいがちでしょう。

そのため、へこみを見つけたときはかなりの期間が経っている場合が多く、賃貸に住んでいると多くの人が「しまった!」と焦ります。

やわらかいため、どうしてもクッションフロアにはへこみが生じてしまいます。

「重たいものを置かずに生活できるか?」といえば無理な話ですし、どうせ住むなら賃貸でもオシャレに過ごしたいものですよね。

安心して住めるように、クッションフロアのへこみの直し方をご紹介します。

クッションフロアのへこみの直し方

クッションフロアのへこみの直し方は、以下の2つの方法が賃貸ではおすすめです。

ホットタオルや熱湯をかける、アイロンを使うという方法もありますが、床に損傷を与えると賃貸の場合は補修費用が発生する恐れがあるため、この2つに絞っています。

・まずは数日間放置する
・ドライヤーの風を当てる

クッションフロアは上に何も置かず、数日間~1カ月ほどおくと、元に戻る性質を持っています。

重いものを長期間置く場合や、かなり深いへこみは元に戻らないこともありますが、まずはそのまま様子をみましょう。

戻らない場合は熱を加えると中のスポンジがふくらみ、表面がやわらかくなることで、へこみが回復します。

急ぐ場合は、低温のドライヤーをへこみ部分に1分ほど当てて、戻るか試してください。

ただし、ドライヤーを使う場合は以下の3点に注意しましょう。

・最低でも15センチほど離す
・へこみの部分1点に集中して当てない
・温度は低温

ドライヤーは思った以上に熱く、床に近づけすぎると、クッションフロアの表面が変色したり溶けたりします。

焦げる場合もありますので、注意しながらゆっくり当ててください。

ドライヤーを使ってへこみを戻す方法は内装工事でも利用されており、温度に気をつけて使えば簡単です。

ある程度へこみが戻り、床の温度が下がったら、きれいに掃除しておきましょう。

へこみの黒ずみが取れ、さらに分かりにくくなります。

クッションフロアのへこみは戻る場合が多いですが、戻りにくい家具や家電もあります。

クッションフロアのへこみが戻りにくい家具や家電

クッションフロアに置くとへこみが戻りにくい家具や家電は、以下のようなものです。

・ベッド
・テレビボード
・ダイニングテーブル
・本棚
・冷蔵庫
・洗濯機
・ソファ

重くて動かせないもの、置く位置が変えられないもの、人が座ることで重みが増すものは、へこみが消えにくくなります。

賃貸では、家具を動かす退去時に初めて気づくことも多いため、引っ越し先がクッションフロアの場合は先に手を打つと安心です。

特に冷蔵庫やベッドなど動かすことがないものは、早めの対処をおすすめします。

また、軽いものでも体重計のように上から重みがかかるものも、へこみが出来てしまうこともあるので注意が必要です。

軽いものは同じ場所ではなく、たまに移動をさせてへこみが付かないようにしてください。

また、次では移動する方法以外に、へこみ防止になる対策法をいくつかご紹介します。

ぜひ取り入れてみてください。

賃貸のクッションフロアのへこみを防止する対策法

賃貸でクッションフロアのへこみが気になる場合、おすすめの対策法はこの2つです。

・家具の下にクッション性のあるパッドを貼っておく
・ジョイントマットを引く

100均やホームセンターにある、防音・防傷・緩衝材シートを付けておくと、机やイスなどは簡単に動かせますし、重みが吸収されへこみも軽減されます。

動くと困る家具などは、滑らないタイプを使うと安心です。

透明の素材や、床の色と似ているものを選ぶと目立ちません。

ただし商品を選ぶとき、ゴム性の素材はさけてください。

クッションフロアに色移りしやすく、退去時に補修費を請求されることがあります。

欲しい分だけつなげるジョイントマットは厚みで重みを分散し、必要な部分だけに使え、カラーも豊富です。

他にもダンボールやベニヤ板、新聞、雑誌なども対策法としてはありますが、へこみは改善できても2次被害が起こる場合があります。

例えばダンボールを敷くと湿気で虫などが発生しやすいですし、ベニヤ板は見た目が悪く、雑誌や新聞はクッションフロアへの色移りなどが考えられます。

また、ラグやカーペットなどはインテリアも兼ねて敷きたい場合はよいですが、無理してへこみ対策用に使う必要はありません。

人によっては、ダニの発生などが気になる場合もあるからです。

これらの対策をしておくと安心ですが、一番の心配は退去時の請求ですよね。

賃貸のクッションフロアのへこみは退去時に請求される?

クッションフロアのへこみは、退去時の請求対象ではありません。

へこむことを前提で、クッションフロアを導入しているからです。

国交省が打ち出している賃貸退去時の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、家具などの軽いへこみには原状回復義務がありません。

「ガイドラインを知らないだろう」と、へこみを見つけて請求してくる悪質な管理会社や大家さんはいるかもしれません。

逆に、大家さんや管理会社が知らない場合もあります。

しかし、クッションフロアのへこみは自然消耗にあたるため、請求された場合はガイドラインを説明して拒否できます。

その場合、注意点が1つあります。

賃貸契約書の中に、敷金や原状回復に関する特約の記載があれば、例外となる場合があるからです。

そのため、賃貸契約書を再度読み直してみてください。

次章では無理やり請求された場合の対処法と、へこみ以外で請求されるケースもご紹介します。

賃貸でクッションフロアのへこみを請求されたら

クッションフロアがへこんでいるだけでは、賃貸の退去時に費用の請求はできません。

しかし、多額の費用の請求をされた場合は、以下の証拠を取っておき、「消費者ホットラインへ相談する」ということを管理会社に伝えてみてください。

・賃貸契約書のコピー
・へこみの写真
・原状回復費用の請求書

もし何らかの不手際で請求金額が間違えていたら、その時点で取り消される可能性があります。

それでも請求金額が変わらなかったら、消費者ホットラインに連絡しましょう。

相談内容に応じて、対策法や連絡先を教えてくれます。

消費者ホットライン連絡先は、局番なしの188番、年末年始以外は受付をしていますが、地域により時間が違います。

また、クッションフロアが補修の請求対象になるケースは、以下の場合です。

・傷を付けた
・溶けた
・変色した
・破れた
・焦げた

クッションフロアは、その部分だけの張替えができず、傷などがある部屋の床全部に対して費用負担が必要です。

理由は傷の部分だけ取り替えると色が合わなかったり、柄が廃盤になっていることがあるためです。

他にもクッションフロアで多いトラブルが、キャスター付きのイスでついた傷や、ラグ・置きもので起こる変色です。

表面が塩化ビニールでできているクッションフロアは、熱に弱く、化学反応で色移りがしやすい性質があります。

そのため、へこみはそれほど気にしなくても大丈夫ですが、傷や破れ、色移りには注意してください。

地域や管理会社などで違いますが、6畳1部屋のクッションフロアの貼替え相場は約5万円です。

そこから居住年数などが考慮され、金額が決まります。

小さなキズや破れでも請求されることがありますので、へこみだけにとらわれないでください。

賃貸でもクッションフロアのへこみを気にせず快適に過ごそう

クッションフロアのへこみの直し方や、対策法、退去時の請求有無についてご紹介しました。

賃貸に住んでいると、クッションフロアのへこみはどうしても気になります。

そんなとき、ちょっとした知識があれば、賃貸でも気にせず快適に暮らせますね。

クッションフロアのへこみは対策ができますので、思い切り暮らしを楽しんでくださいね。