「部屋のドアをロックできるようにしたい」と思っている人は、その方法がわからずに困っていませんか?
特に、小さなお子様がいるご家庭では、ドアをロックできるようにしておくと、お子様の思わぬ事故なども防止することに役立ちますよね。
今回は、部屋のドアノブをロック機能の付いたドアノブに取り替える方法についてご紹介していきます。
簡易的なロックができるアイテムも併せてご紹介するので、チェックしてみてください。
部屋のドアノブの名称と種類を確認しよう!
今回は、部屋のドアノブをロック機能の付いたドアノブと交換する方法についてご紹介していきますが、まず始めに、ドアノブの名称と種類を確認していきましょう。
後々ご紹介する内容にも関わっているので、ドアノブの名称からお伝えしていきます。
●フロント
ドアを開けた際に、ドアの側面にプレートが取り付けられていますよね。
その部分をフロントと言います。
●ラッチ
フロントから飛び出た爪のような部分です。
この部分が出たり引っ込んだりすることでドアが開閉します。
●ハンドル
ドアノブの握る部分です。
握り玉タイプやレバータイプがあります。
次に、ドアノブの種類をお伝えしていきます。
ドアノブには、「シリンダー箱錠」、「インテグラル錠」、「シリンダー円筒錠」、「チューブラ錠」があります。
この内、「シリンダー箱錠」、「インテグラル錠」は鍵付きとなっています。
今回は、鍵なしのドアノブを対象としているので、「シリンダー円筒錠」、「チューブラ錠」を鍵付きのドアノブに取り替える方法になります。
シリンダー円筒錠は、ドアノブがネジで固定されていないもの、チューブラ錠はドアノブがネジで固定されているものとなります。
部屋のドアノブの寸法を測ろう!
部屋のドアノブをロック機能付きのドアノブに交換する前に、交換したいドアノブの寸法を測りましょう。
また、メーカーや品番もチェックしましょう。
メーカーや品番は、フロントの部分に刻印されているのがほとんどです。
※稀に刻印されていない場合もありますので、その場合の対処法は下記に記載します。
ドアノブを交換するために、必要な部分の寸法計測についてご紹介していきます。
●フロントの幅、長さ
フロントのサイズが同じものを用意しなければならないので、フロントの幅と長さを測っておきましょう。
●フロントのビスとビスの間の長さ
フロントにはビスがあり、それで固定されています。
ビスの位置も同じである必要があります。
同じく測っておきましょう。
●ドアとドアノブの中心部分までの長さ
フロントのある方のドアの端からドアノブの中心部分までの長さ(バックセットと言います)を測ります。
ドアノブの中心部分には、ビスがあることも多いです。
ビスに合わせて測るのもいいでしょう。
●ドアの厚さ
ドアの厚さを測っておきましょう。
また、メーカーや品番は同じである方が望ましいですが、サイズが同じであれば、交換可能となっています。
メーカーや品番がわかれば、ホームセンターなどでも探しやすくなりますよ。
万が一、メーカーや品番がわからない場合には、後にご紹介する、ドアノブを取り外した後に、現物をホームセンターなどに持って行き、店員さんに聞いてみる方法があります。
ロック機能の付いたドアノブに取り替えるために既存のドアノブを取り外そう!
部屋のドアノブをロック機能の付いたドアノブに取り替えるため、既存のドアノブを取り外していきましょう。
まずは、工具を用意してください。
・プラスドライバー
・マイナスドライバー
・キリ
上記のものを用意しましょう。
ドアノブのタイプによって、使う工具は異なる場合があります。
では、既存のドアノブを取り外していきましょう。
●手順①
チューブラ錠の場合は、ハンドル部分に見えているネジをプラスドライバーで回せば取り外すことができます。
一方、シリンダー円筒錠の場合は、ハンドル部分の根本に小さな穴が開いているので、その穴にキリを差し込み、ハンドル部分に出来た隙間にマイナスドライバーを入れて、テコの原理で取り外します。
これでハンドル部分を取り外すことができます。
●手順②
次に、フロント部分のネジをプラスドライバーで回して取り外します。
ラッチを引っ張るとその部分が取り外せます。
この時に、ラッチの向きを確認して覚えておきましょう。
新しいドアノブを取り付ける際に、ラッチを同じ向きにする必要があるからです。
これで、取り外せましたね。
次は、ロック機能付きのドアノブに取り替える手順をご紹介します。
ロック機能の付いたドアノブに取り替える手順をご紹介!
部屋のドアノブをロック機能付きのドアノブに取り替えていきましょう。
●手順①
まずは、新しいラッチを取り付けます。
先ほど確認しておいた向きと同じ向きで、ラッチを取り付けましょう。
その後、フロント部分をネジで固定します。
●手順②
新しいドアノブを取り付けていきましょう。
ドアノブには軸の部分があるので、その軸の部分をラッチ側の部分を合わせて差し込みます。
チューブラ錠の場合は、室外のドアノブを取り付け、その後、室内のドアノブをネジで固定していきましょう。
シリンダー円筒錠の場合は、付属のネジ筒を使います。
台座同士をネジで固定するので、片方の台座裏面にネジ筒を固定してから差し込み、もう片方をネジで固定しましょう。
最後に、動作確認して作業は完了です。
ドアノブを取り替える際の注意点は?
部屋のドアノブを、ロック機能付きのドアノブに取り替える際の注意点について、お伝えしていきます。
●必ず先にサイズを確認して測っておこう
まずは、各部分の寸法を測っておくことを忘れないようにしましょう。
同じメーカーである必要は絶対ではありませんが、サイズは同じでなければなりません。
違う寸法のドアノブを購入してしまった場合には、取り付けができない場合や、ビスの穴など新たに開けなければならなくなります。
作業の難易度も上がってしまうので、サイズはしっかりと確認して、間違いないようにしましょう。
取り外したドアノブを持参してホームセンターに行き、店員さんに同じサイズのものを探してもらうと、間違いも減ります。
●工具の取り扱いには注意が必要
今回取り上げた工具でも取り扱いには、注意が必要です。
特に、「キリ」は先端が鋭いので、不注意で怪我もしやすい工具の1つです。
作業時には、注意を払いながら交換していきましょう。
ドアロックストッパーを部屋のドアに取り付けてみよう!
最後に、部屋のドアノブを簡易的にロックできる商品をご紹介していきます。
赤ちゃんなどの悪戯防止や事故防止にもなる便利な商品なので、気になる人はチェックしてみてください。
●ベビーガード スプリング式ドアロックストッパー 12個入り
こちらの商品は、ドアを開かないようにロックできるアイテムです。
また、1度ロックされると、閉じることもできなくなるので、子供の指挟みなども防止することに役立ちます。
ロックの解除法は、開いている隙間から指を入れ、この商品を上から押すだけです。
大人なら簡単ロック解除できますが、特に赤ちゃんはロックを解除することはできません。
商品の取り付けも粘着式なので、簡単に設置できます。
こちらの商品は、Amazonなどの通販サイトで取り扱われており、参考価格は1,490円(税込み)となっています。
ドアをロックしてお子様の悪戯・事故を防止しよう!
ドアの開閉によるお子様の事故は意外と多いものです。
事故にまでは発展しなくても、ヒヤッとした経験がある人も多いのではないでしょうか。
そのようなことを防ぐために、ドアノブをロックできるようにしておくと安心ですね。
簡易的なロックができるアイテムもあるので、ドアノブの取り替えと併せてチェックしてみましょう。