お部屋に絵を飾ったことはありますか?
「絵を飾る」というと、ハードルが高く感じる方も多いかもしれませんが、最近では手軽に楽しむ方法がたくさんあります。
そして、インテリアとして飾ることで、自分らしさを表現しやすいアイテムとも言えます。
そこで今回は、インテリアとして取り入れる方法を様々な種類のアイテムを軸にご紹介していきます。
おしゃれな絵を飾って、インテリアをより自分らしい空間にしてみましょう。
本格的な絵画!原画を飾ってみよう
「絵」というと、展覧会で飾られるような「原画」のイメージを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
原画は、手描きで制作された1枚しかない絵のことです。
原画の購入に当たっては、価格に幅があるとはいえ、手軽に買えるものではないと思います。
そこでおすすめなのが、月額で絵画をレンタルできる、アートレンタルというサービスです。
原画の中でも、「どんな絵が部屋に合うのか分からない」という方は、まずは気軽に借りてみるといいかもしれません。
購入前の準備段階として、まずはレンタルサービスで絵について学ぶのもいいでしょう。
こちらのサービスを利用の仕方として、「季節によって絵を変える」といった、上級者のような絵の楽しみ方もできます。
また、「原画でも、もう少しライトな雰囲気のものが良い」という方も多いかと思います。
最近ではインターネット上の、ハンドメイド・クラフト作家などが集まるサイトで作品が販売されています。
そちらには、インテリアとしても部屋に馴染みやすい、おしゃれな絵もたくさん販売されています。
そして、「やはり物を見て決めたい」という方には、クラフトフェアやアートショップなどで探すのもおすすめです。
作家さんから直に購入できる場合もあるので、その絵に込められた思いや、飾る際の注意点など、役立つお話が聞けるかもしれません。
有名画家の絵も版画なら手に入るかも?サイン入りの芸術品もある
次にご紹介するアイテムは「版画」です。
版画は、木版画や銅版画、リトグラフやシルクスクリーンなど、原版を元に制作された絵になります。
版画というと、「複製でプリントと一緒?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。
「デジタルプリント」といった技法やプリントに近い商品も存在しますが、基本的には版画とプリントは別物です。
版画は、作者やその作品の管理者が部数を限定して製作するため、エディションナンバー(シリアルナンバー)が記されています。
また、出来上がった作品を作者がチェックし、サインを記すこともあります。
そういった場合には、芸術品と呼ぶにふさわしい価値のある作品となります。
こういった理由で、版画とプリントは価格的にも大きな違いがあります。
しかし、原画とも大きく違い、美術館で見かけるような有名画家の作品でも、制作部数が多いとその分価格も下がるので、中には手の届く価格の作品も出回っています。
作品にもよりますが、版画は色合いまたは絵のデザインが、比較的シンプルな構成となっていることも多くあります。
したがって、「本物」でありながらも、取り入れやすいアイテムかと思います。
製法によっても特徴があり、色合いを楽しみたければ木版画やリトグラフ、絵の緻密さなら銅版画、近代アートならばシルクスクリーンなど、様々な表情があります。
絵の世界観を生かしつつ、おしゃれな絵をインテリアとしても楽しんでくださいね。
幅広い絵を選べるポスター!フレームでおしゃれなインテリアに!
次にご紹介するアイテムは「ポスター」です。
こちらはホームセンターなどで見かける「ポスター」から、紙やインクにもこだわって印刷されたデジタルプリントのものまで、色々なグレードの商品があります。
そして、サイズや絵柄についても、幅広い商品が販売されています。
メトロポリタン美術館や大英図書館などいくつかの美術館では、収蔵されている名画の中から著作権が消滅した作品を中心に無料開放しています。
そちらから無料でダウンロードができますので、自宅やコンビニエンスストアなどのコピー機でプリントアウトしたものを飾れば、低価格で世界の名画を楽しめます。
インテリアショップやネットショッピングで購入したおしゃれな絵や、上記の名画も含め、手軽に楽しめる「ポスター」ですが、こちらを飾る際はぜひフレームにこだわってみることをおすすめします。
ポイントは、その絵が部屋の雰囲気とを繋げてくれるような装いにすることです。
高価なものではなくても、フレームの有り無しや色合い、マットの使い方で、絵の印象は大きく変わります。
こうすることによって、低価格のポスターやポストカードなどのサイズの小さなものでも、よりおしゃれな絵としてランクアップできます。
このように、フレームを活用することで、ポスターをおしゃれなインテリアにしてくれます。
飾る場所に応じて上手にアレンジしてみてくださいね。
おしゃれな絵を探しやすい!アートパネルをインテリアとして飾る
続いてご紹介するアイテムは、「アートパネル」です。
アートパネルは、絵画を木製のパネルに張り付けた作品を、額に入れずにそのまま飾るスタイルのアイテムです。
額に入れないため、素地の質感や、凹凸を活かした作品を楽しむことができるインテリアです。
ネット上で手軽に探しやすく、2,000円台から販売されています。
流行りのボタニカルなものや北欧風、風景画、モダンなものなど色々なテイストのものがあり、部屋の雰囲気に合わせやすい、おしゃれな絵がたくさん揃っています。
最近では、150g程と軽量なものも販売されていますので、壁を傷つけずに飾りたいという方はそういったものもおすすめです。
また、こちらのおすすめの飾り方は、小さなサイズのものを2枚・3枚と組み合わせて飾る方法です。
その理由は、大きなものを1点飾るより、カジュアルで洗練された、おしゃれな雰囲気になるためです。
初心者の方には、まず同じ大きさでテイストの揃ったものを1列等間隔に飾るのが簡単かと思います。
また、ちょっとチャレンジしてみたいという方には、サイズ違いのパネルをランダムに配置することによって動きが出ますので、遊び心のある空間を楽しむのもおすすめです。
光る絵を飾って暗いお部屋でも楽しもう
次にご紹介するアイテムは、「光る絵」です。
こちらでは、光る絵の中から2つをご紹介していきます。
まず1つめは、「点灯式の光る絵」です。
キャンバスに描かれた絵の中の、ろうそくや電球部分の裏側に電球を付けて光らせたり、絵全体を裏側からLEDで照らすといった、点灯式の絵があります。
前者のタイプは、ハワイアン雑貨として取り扱われていたり、クリスマスや北欧の冬の絵、夜景などの絵で販売されていることが多いようです。
また、後者のタイプはテーブルピクチャーライトとして販売されていて、お好みの絵などを差し込み、絵を楽しむものとなっています。
2つめは、「特殊な絵具で光る絵」です。
電気を消すとその特殊な絵具を使った部分だけが光る絵があります。
例えば、夜空の絵が描かれていて、その中のいくつかの星だけを特殊な絵具で描き、電気を消すとそれが星座の形をして浮かび上がる、といったイメージです。
電気がついている間は、夜空の絵を楽しんで、電気を消すと星座が楽しめますので、寝室におすすめです。
この他にも色々な方法で「光る絵」が販売されていますが、光り方がそれぞれ違いますので、それぞれのライフプランに合わせて選んでください。
「間接照明を使ったインテリアとしても使いたい」「夜でも楽しめるおしゃれな絵が欲しい」という方におすすめです。
低価格で手に入るおしゃれなインテリア!ファブリックパネル
最後にご紹介するアイテムは、「ファブリックパネル」です。
北欧発祥のインテリアで、ファブリックをキャンバスのように木枠に張り付けたものになります。
こちらは1,000円台からと低価格で手に入ります。
こちらは「ファブリック」の柄を楽しむものなので、正確には「絵」ではないのですが、今回ご紹介したのには理由があります。
これまでご紹介したアイテムと組み合わせてファブリックパネルを飾ることによって、よりおしゃれな空間を演出できるのです。
例えば、「アートパネル」でご紹介した、絵を2枚・3枚と飾った場合に、間にファブリックパネルを挟むといった方法があります。
「ポスター」の絵を飾る際に、モノクロの絵を選んでいたら、白黒の幾何学模様のファブリックパネルを組み合わせるなど、メインの絵をより引き立たせるような使い方もできます。
そしてこちらは、手作りも可能です。
手作りをすると、柄の「ここを見せたい」という所を、自分の思うように配置できます。
既存の絵と組み合わせで飾りたいという場合には、特に便利な方法です。
作り方は色々ありますが、なるべく安く仕上げたいという方には、100均で揃う範囲で行うこともできます。
おしゃれな絵を活かして飾ろう
以上、それぞれの楽しみ方を交えながら、いくつかの種類をご紹介しました。
おしゃれな絵を楽しむためには、どのアイテムの中から選ぶか、どんなシチュエーションで飾るのか、そしてそれをどのように部屋に飾っていくのかなどを、考えていくことが大切です。
また、原画を取り入れるとなりますと、比較的高価なものとなります。
もし、費用を押さえつつインテリアとして取り入れたいのであれば、まずはアートパネルやファブリックパネルなどを飾ってみてはいかがでしょうか。