ホームシアターの配線を隠したいなら新築の時がチャンス!

最終更新日:2019/08/11

ホームシアターの人気は年々高くなってきて、多くの人が興味を持っているのはないでしょうか。

しかし、ホームシアターの導入時に悩みとなるのが、「配線をどう隠すか」ということだと思います。

一般的には、配線モールを活用する方法がありますが、新築時にしっかりと要望を出しておけば、配線をほぼ完全に隠すことが可能とも言えます。

今回は、新築時にホームシアターの配線を隠す方法などをご紹介していきます。

ホームシアターでは配線が多くなってしまうのが悩み!

ほとんどの人は、今住んでいる自宅にホームシアターを導入するかと思います。

ホームシアターを導入する上では、多くの機材が必要になるため、配線も多くなってしまいます。

その配線をどのように隠すか、大きな悩みとなるのではないでしょうか。

隠すために、多くの人は「配線モール」を活用したり、家具の裏側に配線を通したりして、工夫して隠していることかと思います。

しかし、本格的にホームシアターを導入するとなると、スピーカーの数などは多くなり、その分配線も多くなります。

配線が多くなれば多くなるほど、上手に隠すことが困難になっていきます。

部屋の中が配線モールだらけになってしまっては、隠せているとは言い切れません。

もし、新築で家を建てるご予定があり、「ホームシアターを導入したい!」と考えているのであれば、絶好のチャンスであると言っても良いでしょう。

新築であれば、多くの人の悩みである「配線問題」を簡単に解決することができます。

新築時ならホームシアターの配線も壁の中に

新築時なら、ホームシアターの配線を隠す絶好のチャンスであるとお伝えしました。

実際に、どのようにホームシアターの配線を隠していくのかをご紹介していきます。

ホームシアターの配線を隠す方法としては、建物の壁の内側であったり、天井の内側などを通して配線していくことになります。

建物の内側に配線を通すことにより、ほぼ完全に配線を隠すことができます。

新築の計画の際にしっかりと打ち合わせをすれば、配線が目に見える部分が極一部分だけにすることも可能と言えるでしょう。

そうすることで、既に建てられた家でホームシアターを導入する場合と比べても、圧倒的にスッキリとした空間を作り出すことができます。

また、新築時には、より自分の理想のホームシアターに近づけることも可能になります。

次項からは、既にある家にホームシアターを導入する場合では、なかなかできないようなスタイリッシュでおしゃれなホームシアターの導入例をご紹介していきます。

実際に導入する際の参考にしていただければ幸いです。

スピーカーを天井に埋め込めば配線なしでスッキリ!

新築でホームシアターを導入する場合には、スピーカーを天井に埋め込むことも可能です。

天井にスピーカーを埋め込むことで、スピーカーの配線を気にする必要は全くなくなります。

より本格的なホームシアターを実現することができるでしょう。

天井にスピーカーがあると、まるで本物の映画館にいるかのような感覚になります。

複数のスピーカーを天井に埋め込めば、音の広がり具合も大きくことなり、よりダイナミックで臨場感溢れるサウンドを手に入れることも可能になるでしょう。

ただし、スピーカーによっては、音質が悪く感じられることもあるので、音質にもこだわって埋め込みたい場合には、音質の良いスピーカーを選ぶことも重要になります。

一般的には、床などに設置するタイプのスピーカーと比べると、音質が劣ることもあります。

そういった注意点もあるので、事前によく確認しておきましょう。

天井の他にも、壁面に埋め込むことのできるスピーカーもあるので、天井と壁の両方にスピーカーを取り付けることで、さらに音響が充実します。

天井や壁など、建物の内側に埋め込むことで、配線が目に見えることはないので、空間もよりスッキリとさせることに繋がり、配線の悩みはなくなります。

ホームシアターのプロジェクターは昇降機で天井に収納できる

ホームシアターを導入する際には、「スクリーンを設置してプロジェクターを使いたい」という人も多いかと思います。

そのような場合には、プロジェクターを取り付ける箇所にも悩んでしまいがちです。

プロジェクターは基本的に、天井に取り付けるのが理想かと思います。

もちろん、台などを設置してその上にプロジェクターを置くという方法もありますが、その場合は床に置くことになります。

すると空間を圧迫してしまったり、場合によっては、なかなか設置が難しいこともあるでしょう。

そのため、天井に取り付けるのが理想になります。

しかし、天井に取り付ける場合は、普段からつけっぱなしになってしまうので、常に視界に入ります。

そこで、新築時ならではの方法として、天井に昇降機を取り付け、天井の内側に収納できるようにしてみましょう。

ホームシアターを使わない時には、プロジェクターを天井内部に収納しておくことで、天井をフラットな状態にしておくことができます。

もちろん配線も収納されているので、こちらもよりスッキリとした空間に演出することが可能です。

新築なら防音や照明にもこだわろう!

新築時にホームシアターを導入するのであれば、配線を隠すことも重要ですが、他の設備にもこだわりたいですよね。

例えば、防音設備を充実させることが挙げられます。

ホームシアターを導入する部屋では、周辺の壁や天井といった部分を防音のものにしたりすると、他の部屋への音漏れや振動も抑えることができます。

また、近隣の住宅への配慮にも繋がるので、防音設備は大切なことと言えます。

せっかくホームシアターを導入したのに、音漏れが気になっては、十分に楽しむこともできなくなってしまいます。

また、トラブルなどの原因にもなりかねないので、防音についてはしっかりと考える必要があるでしょう。

その他としては、照明にもこだわれば、より雰囲気の良い空間でホームシアターを楽しむことが可能になります。

調光機能のついた照明を取り入れることで、ホームシアターを楽しむ時には、少し暗めに調節できるのでおすすめです。

新築時には、こうした様々な機能を取り入れることができ、自分の思い描いた理想に近いホームシアターを作ることが可能です。

まさに新築は、ホームシアターを導入する絶好のチャンスなのです。

新築にホームシアターを導入するなら綿密な打ち合わせを

ここまで、新築時ならホームシアターを導入するのに適しているとお伝えしてきました。

気になる配線の問題も、新築時には建物内部を通すことで解決することができ、よりホームシアターを楽しむ環境を作ることができます。

しかし、自分の理想のホームシアターを手に入れるためには、建築士や施工業者との事前の綿密な打ち合わせが何よりも大切です。

どの部分に配線を通し、どこにモニター、スクリーンを設置するのか、スピーカーの数はいくつになるのか、どこに配置するのかなどの確認をよくしておく必要があります。

また場合によっては、希望通りの配線ができない場合もあるので、お互いの意見を出し合いよく話し合うことが大切です。

完成後に、どこに何の配線が通っているのかも把握しておく必要があるため、このような事前の綿密な打ち合わせが欠かせません。

自分の理想のホームシアターを手に入れるために、しっかりと計画を立てて取り組みましょう。

新築時にはしっかりと計画して、理想のホームシアターを手に入れよう!

新築の時には、ホームシアターの配線も建物の内部を通して隠すことができ、多く人が悩むことも簡単に解決することが可能です。

ただし、自分の理想のホームシアターを手に入れるためには、それなりの費用としっかりとした計画、打ち合わせが重要になります。

モニター、スピーカーをどのように配置するのかなど、しっかりと計画して、自分が理想とするホームシアターを手に入れましょう。