ホームシアターの配線を隠す方法!すっきりまとめて綺麗に

最終更新日:2019/04/02

ホームシアターを設置している人、設置したいと考えている人なら、配線についてのお悩みを抱えていることもあるでしょう。

自宅にいながら映画館や会場にいるような、迫力のある映像や音楽を楽しむことができるホームシアターですが、多くの機器を使用することもあるので配線も多くなりやすいです。

配線が多くなることで、ゴチャゴチャした印象の部屋になりがちです。

今回は、配線を上手に隠す方法についてご紹介していきます。

ホームシアターは配線がゴチャゴチャになりやすい!

ホームシアターを設置している人は、日頃から「配線を上手に隠す方法はないか」という悩みを抱えていることも多いのではないでしょうか。

また、ホームシアターを設置したいと考えている人も同じく、気になるのは配線のことかと思います。

ホームシアターは様々な機器を使用することになるため、必然的に配線も多くなることがあります。

もちろん、使用する機器によっては、配線を少なくすることは可能です。

今回は、TVなどの配線の他にも、プロジェクターや複数のスピーカーを使用してホームシアターを設置した場合、比較的配線が多くなってしまうときの、配線を隠す方法についてご紹介していきます。

特に、サウンドにこだわる人は、配線がかなり多くなりやすいので、配線を隠すことは最大の悩みと言ってもいいのかもしれません。

また、どれがどれの配線なのかがわからなくなってしまう、ということもあります。

そんな場合の対処法もご紹介していきます。

ホームシアターのサウンドシステムによっては配線が非常に多くなる!

上記で取り上げたように、ホームシアターのサウンドにこだわる人は、配線は通常よりもさらに多くなることがあります。

最近では、7.1chのサウンドシステムを取り入れている人も多くいるかと思います。

7.1chとは、スピーカーを人の周りに配置して、ほぼ360度の全方向から音を発生させることで、音をより立体的に感じられるようにする音響システムのことになります。

スピーカーを7個、サブウーファー1個の合計8個のスピーカーを使用して、音を発生させる構成の音響システムです。

このように、スピーカーだけでもこの数になるため、配線もそれぞれのスピーカーにある場合には、かなりの数の配線になります。

あまりにも配線が多くなると、部屋がゴチャゴチャした印象になってしまう他にも、配線に足を引っ掛けてしまいやすくなることもあります。

その他には、配線があることで床掃除もしにくくなり、埃が溜まりやすくなることもあります。

また、電源も多くとる場合があるので、配線の仕方によっては、上記の埃が溜まった状態だと出火の危険性もあります。

すっきりとまとめておくことにより、部屋の印象もよくなり、掃除の面でもしやすくなることが多いので、配線をまとめて、しっかりと隠す方法を覚えましょう。

ホームシアターの配線を隠す前に配線にタグ付けしよう!

上記で触れたように、ホームシアターの配線が多くなってきて、どれがどの配線なのかわからなくなることもよくあるかと思います。

そんな状況で一番困るのが、「一旦配線を抜きたい場面になったときに、どれがどの配線かわからないため、どれを抜けばいいのか判断できない」ということです。

そんなことにならないようにするためにも、予め対処しておくといいでしょう。

その方法についてご紹介していきます。

配線を隠す作業に入る前に、まずはタグ付けしていきます。

どの機器の配線なのか、どの配線がどの機器に繋がっているのか、ということが一目でわかる状態にしておいてください。

このようにすることで、後々の作業においても、配線状況がすぐに把握できるようになるのでおすすめです。

また、付属の配線を使っている人がほとんどかと思いますが、カラフルなケーブルなども販売されているので、付属のケーブル以外でも使うことができる場合には、色で配線をわかりやすくする方法もおすすめです。

種類ごとで分けると、より判断しやすくなるでしょう。

ホームシアターの配線を隠すならモールを活用しよう!

配線のタグ付けがしっかりとできたことを確認したら、いよいよホームシアターの配線を隠す作業に移りましょう。

ホームシアターの配線を隠すには、モールを活用することをおすすめします。

このモールは、ホームセンターや100均ショップ、ネットショップなど、様々なところで販売されている配線の囲いになる細めの長いカバーです。

購入の際は、近くの販売店やネットショップを活用するといいでしょう。

モールを床や壁、天井といったところに設置して、その中に配線をすることで、上手に配線を隠すことができるようになります。

そのためには、モールを設置する場所や、ホームシアターの配線のルートを明確にしておくことが重要になります。

配線のルートによって必要になるモールの長さなども変わるため、事前にしっかりと自宅のホームシアターの配線を確認しておきましょう。

タグ付けしておくと、どのようなルートで使っていくのかがわかりやすくなります。

また、配線モールを使うときの注意点もありますので、次章に記載していきます。

必ず確認しておきましょう。

モールを使うときは注意が必要になる!

ホームシアターの配線を隠すには、モールが適していますが、使う際には注意が必要になります。

床や壁、天井に設置していくので、モールを貼り付けなくてはいけません。

モールには、元々両面テープが付いている種類も多いです。

このとき、そのまま使っても構いませんが、賃貸などの場合には特に注意が必要です。

1度貼り付けたモールを退去などの際に剥がすことになりますが、粘着力が強力なものが多いため、壁紙なども一緒に剥がれてしまうことがあります。

また、木目のプリントなどが施してある場合などにも、一緒に剥がれてしまうことがあるため、注意しましょう。

賃貸の場合には、両面テープを使う場所に注意したり、剥がす際に「ノリクリン」を使うことをおすすめします。

ノリクリンは、テープなどの糊残りを落とすことができる除去剤です。

業務用の商品ですが、ホームセンターなどでも販売されていることが多いです。

手で剥がすよりも、かなり楽に剥がすことができるでしょう。

使用する場合は、必ず換気しながら作業してください。

配線を隠すことなくホームシアターを楽しむならコレ!

「ホームシアターを設置したいけど配線を隠すことや、まとめるのが面倒」という人には、「ワイヤレス化」という方法もおすすめです。

最近では、ワイヤレスのホームシアターシステムも販売されています。

ワイヤレスのホームシアターシステムだと、有線の機器がかなり少なくなるので、配線がゴチャゴチャになることは少なくなるのではないでしょうか。

もちろん、電源のケーブルなどは必要になるため、完全に配線がなくなるわけではありません。

しかし、ワイヤレスのホームシアターでは、通常よりもずっと配線が少なくなります。

それぞれの配線をまとめたり、モールを上手に活用することで、より簡単に部屋をすっきりとした印象にすることが可能になります。

これからホームシアターを設置しようと計画している人は、ホームシアターのワイヤレス化も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

配線を上手に隠しておしゃれな部屋にしよう!

ホームシアターがあるというだけでも、おしゃれな印象を受けますが、配線を上手に隠すことで、部屋もすっきりとして、よりおしゃれな部屋になるのではないでしょうか。

今回ご紹介した、配線のタグ付けやモールを活用して、配線をすっきりとまとめた、おしゃれ部屋にしてみましょう。

多くの配線があるホームシアターでも、配線の管理をしっかりとしていれば、ゴチャゴチャした印象のない素敵な部屋にすることができるでしょう。