食事をとるスペースと寛ぐスペースを一体化した、ソファダイニングをご存知でしょうか。
まるでカフェのようなお洒落なインテリアとしても、このソファダイニングスタイルが人気を集めています。
このソファダイニングスタイルに不可欠なのが、ダイニングソファです。
その種類からお部屋のインテリアに取り入れるメリットやデメリット、選び方のポイントなどをまとめていますので、お部屋作りの参考にしてみましょう。
新しいインテリアスタイル!ソファダイニングがおすすめ
ダイニングではダイニングテーブルとチェアのセットを置いて食事をし、リビングにはソファを置いてTVなどを観ながらゆっくりと寛ぐというのが一般的なお部屋の使用方法です。
特に、リビングとダイニングが隣接しているご家庭では、ダイニングテーブルとソファを配置するスペースに悩むこともあると思います。
あまり広くないお部屋ですと、ダイニングテーブルセットとソファという大きな家具2つを置くと、他の家具類を配置できないこともありますよね。
コンパクトなソファやダイニングテーブルセットを選んでみたりと対処法は様々ですが、ここでおすすめしたいのが、新しいインテリアのスタイルとも言えるソファダイニングです。
ソファダイニングはその名の通り、ダイニングテーブルにソファを合わせるスタイルです。
ゆったりとしたソファで食事や飲み物をいただけ、まるでお洒落なカフェなどで過ごしているような雰囲気を味わえますね。
このソファダイニングスタイルに欠かせない、ダイニングに配置するソファについてまとめてみましょう。
ソファダイニングスタイルに不可欠!ダイニングソファの特徴は?
ダイニングテーブルに合わせたダイニングチェアのように食事をとることもできて、リビングに配置するソファのように寛げる、1台で2つの要素を合わせもったソファをダイニングソファと呼びます。
前章で示したソファダイニングスタイルに不可欠な、新しいタイプのソファといっても過言ではありません。
このダイニングソファをインテリアとして取り入れるご家庭が増えていることから、たくさんのメーカーで取り扱われるようになってきました。
基本的に、ダイニングソファには背もたれにクッション材が入ったタイプが多いと言われています。
もちろん背もたれ自体がない形状のものもありますが、長い時間座っていても疲れないことを重視すると、このタイプが多く販売されている理由が分かりますね。
食事をしやすいように、一般的なソファと比較すると少し座面が高く、奥行きが浅めに作られたものが多いとも言われています。
一般的なソファのようにゆったりと過ごせたうえで食事をとるためにより使いやすい工夫がなされ、お部屋の雰囲気にぴったりマッチするようにデザイン性も考慮されているのが、ダイニングソファの大きな特徴になります。
ダイニングソファの種類は様々!
ダイニングソファの種類をまとめてみましょう。
●L字タイプ
L字の形状から壁に寄せて配置することができ、使いにくいお部屋の角部分を有効活用することができます。
食事の後に足を伸ばして過ごすことができ、革製や布製のものに人気が集まっています。
●ベンチタイプ
背もたれがないベンチのような形状が特徴になります。
木製タイプのものが多く、座り心地を考慮して座面にクッションが付いているものが多いとされています。
シンプルなデザインで軽く動かしやすいことから、補助的に使用するソファとしても人気があるタイプです。
●背もたれ付きベンチタイプ
上記のベンチタイプに背もたれがついた形状になります。
ベンチタイプよりもゆったり過ごせるように工夫され、背もたれや座面の素材に革や布を使用したものが多いとされています。
これ以外にも、1人掛け用から2~3人掛け用まで様々なサイズ展開がありますし、ひじ掛けの有無などの選択肢もあります。
使用する人数やお部屋の他のインテリアとのバランス、使い心地なども考慮して、各ご家庭にぴったりのダイニングソファを選んでみましょう。
ダイニングソファをインテリアに取り入れるメリットは?
ダイニングソファをお部屋に配置すると、たくさんのメリットがあります。
●お部屋の省スペース化をはかれる
●大型TVが無理なく設置できる
●急な来客にも対応できる
●食事から食後までゆったり過ごせる
●子供が食事しやすい
●リビングダイニングがお洒落になる
何より嬉しい利点が、お部屋のスペースを広く使えることです。
ダイニングテーブルセットとソファを配置するとどうしてもお部屋が狭くなってしまいますが、ダイニングソファを活用すればこの問題も一気に解決です。
また、広いお部屋であっても60インチ以上の大型TVなどを配置するとなると、TVとソファの間にある程度の距離が必要になってきます。
TVとの距離を考えると、スペースはあるのにソファを配置しずらいという場合にも、ダイニングソファが便利ですね。
食事をする人数が1~2人増えてもダイニングソファなら座る場所に困ることもありませんし、座面が広いため小さいお子さんの側に座ることができ、お子さんの食事をスムーズに進めることもできます。
食事の後にそのままゆっくり足を伸ばして寛ぐことも、晩食を楽しみながら時間をかけて食事を取ることもできますね。
さらに、お洒落なカフェのようなスタイルを、ご自宅のインテリアとして取り入れられることも魅力の1つです。
ダイニングソファをインテリアとして取り入れるなら!デメリットも把握しておこう
ご家庭のお部屋のインテリアにダイニングソファをお考えの方なら、そのデメリットも気になるところです。
●移動時に動きにくい
●高さ選びが難しい
●食べこぼしなどの汚れが気になる
2人掛けや3人掛けというように隣り合って座る人数が増えるほど、立ったり座ったりしにくくなるというのがデメリットとして考えられます。
特にL字タイプのダイニングソファですと、奥に座った人ほど移動がしにくくなってしまいます。
食事時にどうしても動くことが多い方はダイニングチェアを使用するなど、ダイニングソファとの使い分けも考慮に入れてみましょう。
また、食事に適した高さと寛ぐのに適した高さの、両方を満たすものを探しにくいということも挙げられます。
テーブルとダイニングソファがセットになっているものなどを選び、購入時にはできる限り、座って高さを確かめてみることをおすすめします。
さらに、食事の際に使用するために、食べこぼしなどでシミや汚れなどが付いてしまうことも把握しておきましょう。
さっと拭き取れる木製タイプや、布製ダイニングソファならカバー付きを選ぶといいですね。
このようなデメリットも念頭に入れたうえで、ダイニングソファを選んでみましょう。
ダイニングソファ選びのポイントは?
前章で示した、インテリアにダイニングソファを取り入れるデメリットを踏まえて、実際にダイニングソファを選ぶ際のポイントをまとめておきます。
1つ目が、ダイニングソファとテーブルの高さです。
寛げることに加え、食事をしやすい高さであるかをしっかりと確認しておきましょう。
仕事などの作業場としても使用するなら、ダイニングソファの座面からテーブルの天板までの高さが25~30cm必要とされています。
使いやすい高さに設計されたセット購入がおすすめなのは前章でもご説明しましたが、高さ調整機能が付いたテーブルを選ぶことも対処策になります。
2つ目は、お部屋の雰囲気にあったダイニングソファ選びです。
ソファダイニングスタイルを取り入れると、存在感のあるテーブルとダイニングソファがお部屋全体の雰囲気の決め手となります。
機能性はもちろんデザイン性もしっかり考慮しましょう。
素材やカラー、フォルムにもこだわり、憧れのカフェのような素敵な空間作りを楽しみましょう。
機能性抜群でお洒落!ダイニングソファがおすすめ
ダイニングソファは、TV鑑賞、読書などをして寛ぐことができ、食事の際にも使用できる一石二鳥のソファです。
ダイニングテーブルセットとソファを配置するのが難しい、狭いお部屋にとても便利なことから人気を集めています。
また、見た目にもとてもお洒落という魅力も兼ね備えています。
1日の多くの時間を過ごす空間を作れたうえ、その空間を素敵に演出できるダイニングソファを是非取り入れてみましょう。