ご自宅のあらゆるお部屋の照明器具として、他のインテリアに馴染みやすいダウンライトが人気です。
明るさに加えて、お部屋に配置する際に重要な色の選び方についてまとめてみました。
電球色、温白色、昼白色、昼光色の4種類の光色の特徴をまとめています。
それぞれの光色の特徴をもとに、おすすめの配置場所をご紹介していますので、お部屋のダウンライトを考える際の参考にしてみましょう。
ダウンライトは明るさと色の選び方が重要!
ご家庭の照明は、今やインテリアの1つと言っても過言ではありません。
お部屋を明るく照らすという機能性だけではなく、照明器具の種類やその照らし方、光色の選び方などによって、お部屋全体の雰囲気を演出することができるからです。
その中でも、ダウンライトを取り入れた照明方法に人気が集まっていると言われています。
ダウンライトは、一般的に天井に埋め込むように取り付ける照明器具で小型のものが多く、お部屋に違和感なく配置できるといるメリットがあります。
その特徴からも、どちらかと言えば補助的な照明として使用されることが多いとも言われています。
ダウンライト選びで重要なのが、明るさの確保です。
お部屋の使用用途やご家庭毎のライフスタイルによって違いはありますが、目安として、2畳のお部屋で60W相当の明るさが必要ということを把握しておきましょう。
また、光色と呼ばれる照明の色の種類選びもとても大切です。
使いやすさとお部屋のイメージを考慮して、数種類の光色の中からぴったりのものを選んでみましょう。
他の照明器具との光色の組み合わせを楽しんでみるのもいいですね。
ダウンライトの色の選び方!まずは光色の種類を知っておこう
ダウンライトも今やLEDが主流になったことから、その光色のバリエーションが増えています。
前章で触れている通り、使用する場所や用途に合わせてダウンライトの色を選択することもできます。
お部屋に合わせての光色の選び方を考えるにあたり、まずは、その種類をしっかりと把握しておきましょう。
また、色温度と呼ばれる光色を表す単位としてK(ケルビン)があります。
赤みがかった光色は色温度(K)の数値が低くなり、お部屋に使用すると温かみのある印象を与えると言われています。
逆に、青みがかった光色ほど数値が高くなり、クールで爽やかな色味が特徴の照明になるとされています。
これらを予備知識として把握しておくと、ダウンライトの色選びに重宝しますよ。
ダウンライトの光色は、以下の4種類です。
●電球色(2500~2700K)
●温白色(3500K)
●昼白色(5000K)
●昼光色(6200~6700K)
この4種類の光色毎におすすめの配置場所を、具体的に次章からご紹介していきます。
お部屋毎のダウンライトの色の選び方!ムードある電球色は寝室におすすめ
ダウンライトの電球色は、赤みがかった落ち着いた色であることが大きな特徴です。
温かみのある光色であることから、ムーディーな雰囲気を演出できるとも言われています。
ダウンライトの色の選び方がわからず悩んでしまうという方にまずお試しいただきたいのが、電球色を寝室に配置する方法です。
2500K程度の暗めの電球色は、寝室におすすめの光色です。
落ち着いた色味はリラックス効果があることから、1日の疲れを癒し、快適な睡眠へと導くと言われています。
あまりに暗すぎると感じる場合は、足元に照明器具をプラスしておきましょう。
夜間にトイレに立つ場合なども、足元灯があれば安心です。
また、2700K程度の少し明るめの電球色なら、リラックス効果を期待してリビングなどに配置することももちろん可能です。
夕食後のリビングなどに、特におすすめの光色ですね。
寝室でも、ベッドの中で読書やDVD鑑賞を楽しむ方などは、スイッチ1つで明るさを調整できる調光タイプのダウンライトなどをうまく活用し、電球色を上手に使い分けてみましょう。
暗すぎず明るすぎず!温白色はリラックススペースに配置してみよう
ダウンライトの温白色は、電球色と昼白色の間の色として、後につくられた光色とされています。
少し赤みを帯びた白っぽい色味で、電球色よりやや明るい雰囲気になるという特徴が挙げられます。
「寝室ほど暗くなくてもよいけれど、リラックスできる光色がいい・・・」
このように感じている方には、特に温白色をおすすめします。
自室などにはもちろん、明るすぎると少々違和感の生じる和室などにも合わせやすい色味と言えますね。
また、「1日を通してリビングで過ごすことが多いので、暗すぎると少し不便・・・」
このようにお考えの方には、リビングをはじめとする普段使用する時間が長いお部屋などに、是非、温白色のダウンライトを配置してみましょう。
他の照明器具や他の光色とも合わせやすいという特徴もありますので、ダウンライトの色の選び方に迷ってしまった時に、失敗のない光色としてもおすすめしておきます。
自然光に近い昼白色の使用用途は幅広い!
ダウンライトの昼白色は、白っぽい自然な光で太陽光に最も近いことが特徴として挙げられます。
この特徴を踏まえて、適した配置場所を考えてみましょう。
まずは、衣服を選ぶ部屋や化粧をする部屋などにおすすめです。
昼白色のダウンライトのもとで衣服を選べば、外出した時に思っていた色と違っていたなどということがありません。
化粧をする時にも、自然な色味を施すことができますね。
入念に化粧したのに、外ではなんだか浮いて見えるというような心配もなくなります。
また、キッチンでも昼白色がおすすめです。
これは、野菜や肉、魚類の鮮度を自然な色味の中で見極めながら、細かな作業をするのにとても適しているからです。
さらに、キッチンが一体型になった広いダイニングリビングなどに設置する、ダウンライトの色の選び方はなかなか難しいものですが、そんな時にもこの昼白色を是非お試し下さい。
キッチンでの作業がしやすい光色であることはもちろん、太陽の光と馴染みやすいという特徴も活かして、窓から差し込む太陽の光を楽しめる明るいリビングやダイニングを演出できますよ。
集中できる昼光色はデスクワークスペースにぴったり!
最後に、昼光色のダウンライトを配置するのにおすすめしたい場所をご紹介しておきます。
昼光色は青白い色が特徴で、少し眩しすぎると感じる方もいらっしゃると思います。
また、すっきりと明るい色味は眠気を覚ます効果があるとも言われていますので、寝室にはおすすめできない光色ということになりますね。
しかし、この昼光色の特徴は、脳を覚醒する効果があるとも考えられます。
つまり、ダウンライトの昼光色は、集中力を必要とする細かい作業場所に適していると言えるのです。
受験勉強やテスト勉強をするお子さんのお部屋や、デスクワークをする仕事部屋などへの設置がおすすめです。
ただ、成長期であるお子さんには質の良い睡眠を十分に取れる環境を考えることもとても重要です。
勉強に集中もでき、安眠効果も考慮した子供部屋の光色の選び方には、頭を悩ませてしまいますよね。
こんな時におすすめなのが、光色切り替えタイプのダウンライトを取り入れる方法です。
シーンに合わせて2~3種類の光色を切り替えることができる機能を、うまく活用してみましょう。
お部屋毎に適した光色のダウンライトを選んでみよう!
お部屋の照明器具の1つに、おしゃれなダウンライトがあります。
実際に、ダウンライトをご家庭に配置するとなると、どの部屋にどんな光色を使用すればいいのか悩んでしまいますよね。
電球色、温白色、昼白色、昼光色の4種類の特徴をしっかりと把握して、ぴったりの配置場所を考えてみましょう。
他の照明器具との組み合わせやインテリアとの馴染み具合いなども考慮して、楽しみながらダウンライトを選んでみましょう。