まるで秘密基地のような空間を自由に使えることから、今や賃貸でもロフト付きのお部屋が人気を集めていると言われています。
様々な使い道のあるロフトスペースにベッドを置く場合を取り上げ、そのメリットやデメリットをまとめてみました。
その中から、特にデメリットを掘り下げて対処策を考えつつ、ロフトスペースでベッドを快適に使用する方法をご紹介します。
自分だけの素敵なお部屋作りに、是非役立ててみましょう。
ロフトの使い道は様々!
天井高の高いお部屋の上部につくられた、まるで屋根裏部屋のようなスペースをロフトと呼びます。
賃貸でも、このロフトの付いたお部屋には人気が集まっていると言われています。
お部屋の中にもう1つ隠された秘密基地のような独特のスペースの使い方は様々で、楽しみながらレイアウトできるという魅力がありますね。
おすすめのロフトの使い方を、挙げます。
●寝室の代わりに使う
ワンルームのお部屋などにおすすめの使い方です。
ロフト部に布団を敷いたり、ベッドやマットレスを置くと寝室として使用できます。
●趣味部屋として使う
コレクションを陳列してもいいですし、DVDやレコード、本などを並べて小さなソファを配置し、ゆったりと寛げるリラックススペースとして使用するのもいいですね。
●収納スペースとして使う
完全な物置として、こたつや扇風機など季節によって使用しないものを収納するのにぴったりのスペースです。
洋服や靴などの収納場所にしてもいいですね。
鏡を置き、シャツやパンツなどをハンガーに掛けて陳列し、Tシャツ類などを綺麗に畳んで重ねて、帽子や鞄、アクセサリーなどを上手に配置すれば、収納スペースと言ってしまうのはもったいないお洒落な空間に早変わりします。
この他に、洗濯物を干すスペースとして利用するという、実用的な使い方なども挙げられます。
ロフトにベッドを置くメリットとデメリットは?
様々な使い道のあるロフトに、ベッドを配置して寝室として利用する場合を取り上げてみましょう。
まずはベッドを置くメリットをご紹介します。
●冬は暖かい
●生活スペースと寝室を分けることができる
●プライベートなスペースを確保できる
●フロアスペースが広く使える
お部屋の上部に位置するロフトスペースにベッドを置くことで、冬は暖かく快適に過ごすことができ、寝室としてのスペースをしっかりと確保できることで、生活にメリハリがつきやすくなります。
また、プライベートを露出せずに済みますし、フロアスペースを広く使用することができるのも利点です。
次にデメリットを挙げてみます。
●夏は暑い
●階段が面倒
●ロフトスペースの天井が低い
●掃除しにくい
冬は暖かく過ごしやすい反面、夏は冷房が効きにくいことが第一に挙げられます。
寝起きの際に階段を使っての行き来が不便に感じることや、天井が低く圧迫感を感じることなども考えられますね。
また、寝具類の上げ下ろしや、掃除機を持ち込んでの掃除なども手間が掛かります。
ロフトにベッドを置くならまずは暑さ対策から!
前章で挙げたデメリットを踏まえて、ロフトスペースにベッドを置く際に気をつけたいことをご説明します。
まずは、暑さ対策から考えていきます。
お部屋内のエアコンの設置位置を確認しておきましょう。
ロフトのある方向に冷風がしっかりと届くように、エアコンが設置されているかということが重要です。
設置場所に問題がなければ、実際に冷房の効きを考えてみましょう。
いくら設定温度を下げてもロフトスペースが涼しくならないという場合は、エアコンサイズを少し大きなものにすることも1つの案です。
新しくエアコンを購入することに抵抗がある場合などは、サーキュレーターなどをフロアスペースに配置し、エアコンの冷気を循環させる工夫をしてみましょう。
暖かい空気はどうしても上へ上へと溜まってしまいますので、ロフトスペースに扇風機を持ち込むのもいいですね。
その他、ファブリック類を涼しげな素材やカラーのものにしてみたり、グリーンを配置するなど、細かいところにまで気を配ってみましょう。
ロフトに置くベッドは移動しやすいものを選ぼう!
前章で挙げた暑さ対策にも繋がりますが、真夏などどうしてもロフトスペースでは寝苦しいという場合は、フロアスペースに移動することも一案として考えておく必要があります。
ロフトスペースへ上がるには、階段を使用するのが一般的です。
ここで、フレーム式のベッドなどを置いてしまうと、フロアスペースへの移動がとても困難になってしまいます。
ロフトスペースにベッドを置くのなら、軽くて運びやすいすのこベッドなどがおすすめです。
折り畳みタイプのものを選べば、フロアスペースで使用しない時はコンパクトに畳んでおけるので、場所を占領することもなくとても便利ですね。
夏場にベッドの移動を考えていない場合でも、ロフトスペースには基本的に動かしやすいベッドを配置することをおすすめします。
大掃除や模様替えなども手間なく動かすことができ、とても重宝します。
ロフトの天井の高さを確認してベッドを選ぼう!
ロフトスペースにベッドを置く場合には、天井の高さにも気を付けておきましょう。
ロフトスペースの天井は、低くなっているのが一般的です。
ベッドに腰掛けた時や起き上がった時に、天井部分に頭が当たりそうになることもありますので注意が必要です。
座高なども考慮して、ベッドを選びましょう。
また、天井が低い場所にベッドを配置する場合、どうしても圧迫感を感じやすくなってしまいます。
見た目の印象を考えても、できる限り低めのベッドをおすすめします。
前章でご紹介した折り畳みタイプのすのこベッドに好みのマットレスを合わせてみたり、床面に近い位置にマットレスが設定されたロータイプのベッドを選んでみるのもいいですね。
サイドテーブルや手元灯などもできる限り高さの低いものを選び、天井の低い空間で快適に過ごせる工夫をしてみましょう。
ベッドを置くならロフト内はいつも清潔に!掃除しやすい工夫をしておこう
ロフトスペースにベッドを置くのなら、特に衛生面には気を付けておきたいものですよね。
こまめな掃除を心掛けたいつも清潔なベッドでの睡眠は、何より心地よいものです。
小さなゴミやホコリ、髪の毛などは寝具の天敵とも言えるダニの餌になると言われています。
ダニはアレルギーの要因にもなるとされているため、しっかりと対処しておく必要があります。
湿気対策や掃除を行い、できることなら定期的に布団を干すなどして、メンテナンスには気を配るようにしましょう。
天窓が付いている場合はこまめに窓を開け、ロフトスペースに風を通しておくことも大切です。
雨の続く季節や窓の開閉が難しい場合は、エアコンのドライ機能や除湿機などを使ってみてもいいですね。
掃除しやすいように、ハンディタイプの掃除機をベッド付近に置いておくのもおすすめです。
日々のちょっとした積み重ねから、いつも清潔なスペースを維持することができますよ。
ロフトにベッドを置くデメリットを把握して対策を練ろう!
ロフト付きのお部屋にベッドを置くなら、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
夏場の暑さや階段を使ってのベッドの移動が難しいこと、天井が低いことや掃除がしにくいことなどが挙げられます。
エアコンの設置状況を確認したうえで、サーキュレーターや扇風機を併用しましょう。
圧迫感を感じにくい高さで移動しやすいベッドを選び、掃除のしやすさも考慮して、ロフトスペースを心地よい寝室にしてみましょう。