「男の秘密基地」「仲間が集まる趣味部屋」、そんなイメージのガレージスタイルインテリアに、憧れを抱いている方は多いはずです。
お部屋の雰囲気をガレージ風にするときは、簡単なDIYからはじめてみましょう。
DIYアイデアをご紹介しつつ、インテリアコーディネートのポイントについてもお話ししていきます。
まずは、ガレージスタイルインテリアの概要について、もう少し掘り下げてみてみましょう。
男の憧れ!ガレージスタイルインテリアとは?
「ガレージスタイルインテリア」と聞いても、なかなかピンとこない方は、工房のようなワークスペースをイメージしてみてください。
車やバイクをいじったり、アートやものづくりをたのしんだりと、趣味をメインとした空間も当てはまります。
ここで、ガレージスタイルインテリアの特徴を見てみましょう。
【ガレージスタイルインテリアの特徴】
・男らしさを感じる
・趣味に対してのこだわりを感じる
・素朴なのにカッコイイ
・隠れ家のような雰囲気
・工具やガラクタが置いてある
・アメリカンテイストがちりばめられている
ガレージスタイルインテリアに挑戦するときは、「男前インテリア」や「塩系インテリア」などと同じように、無骨さやクールな雰囲気を演出してみましょう。
次項からは、ガレージ風のお部屋にするためのDIYアイデアや、インテリア術をご紹介していきます。
あまりお金はかけずに、おしゃれな空間へと変身させましょう。
DIYで壁面をガレージスタイルに!
はじめは、お部屋の印象を大きく左右する、壁面から変えてみてください。
DIYで壁面の雰囲気を変えたいときは、「剥がせる壁紙」を利用してみましょう。
のちのち剥がせるタイプなら、ミスしても貼り直せますし、壁に大きなダメージを与えることもありません。
ガレージスタイルインテリアでは、以下のパターン(模様)がおすすめです。
◯レンガ調
海外のガレージでは、壁材にレンガを使っていることもあるそうです。
レンガパターンはインパクトがあるため、壁全面に貼るのではなく、一面のみの「アクセントクロス」として利用してみましょう。
アクセントクロスとして使用するのであれば、目につくところに貼ってください。
◯木目調
木材風の壁紙を貼ることで、少し落ち着いた雰囲気に仕上がります。
板貼り柄やヘリンボーン柄がおすすめで、古びた感じのデザインになっていると、なお良いです。
◯コンクリート打ちっ放し
むき出しになっているコンクリート壁からは、倉庫のような雰囲気を感じますね。
コンクリート風の壁紙にもさまざまな模様があるので、お好みで選んでみましょう。
ブロック調になっているものや、つなぎ目が分かりにくくなっているものなど、色や風合いにも違いがあります。
木製テーブルをおしゃれにDIY!
続いてご紹介するのは、お手持ちの「木製テーブル」を、DIYでリメイクするアイデアです。
もともと所有していなければ、リサイクルショップで安く購入することもできます。
ガレージスタイルインテリアには、使い古したような木製家具がマッチしますから、ぜひDIYに挑戦してみてください。
木製テーブルのリメイク術としては、以下の方法が挙げられます。
◯天板にリメイクシートを貼る
古材風のリメイクシートを利用することで、簡単におしゃれな雰囲気のテーブルに生まれ変わります。
こちらの方法は、DIY初心者でもチャレンジしやすいでしょう。
◯1×4材の天板をのせる
天板に新たな板材を固定すると、テーブルのイメージがガラッと変わります。
ただし、板材をのせるぶん重量は増してしまうので、移動させるのには少し苦労するかもしれません。
◯塗料を剥がしてオイルステインを塗る
木製テーブルをワイルドな印象にしたいときは、サンディングをしてから、新たにオイルステインを塗ってみてください。
このとき使用するオイルステインは、木目を活かすタイプのものがおすすめです。
木材ならではの味わいを感じさせると、男らしい雰囲気のインテリアにも馴染みやすいでしょう。
ガレージスタイルインテリアに合うソファは!?
ここでは、リラックスタイムに欠かせないうえ、お部屋のアクセントにもなる「ソファ」について取り上げます。
ガレージスタイルインテリアにおすすめなのは、重厚感のある「黒レザーソファ」です。
脚部には木材が使用されており、座面はビンテージ調に加工されていると、よりお部屋のテイスト感にマッチします。
新品でピカピカのソファというよりも、少しジャンク感が出ていると良いでしょう。
もし、DIYでソファをつくるなら、すのこや木製パレットを活用してみてください。
特に木製パレットはおすすめで、パレットを数段重ねた上に厚手のクッションをのせるだけで、お手製ソファの完成です。
手づくり感のある雰囲気が、ガレージスタイルインテリアのテイスト感を高めてくれます。
木製パレットは通販サイトでも手に入るので、気になる方は探してみてください。
使えるインテリアアイテム!有孔ボードDIYでガレージ感を演出!
ガレージスタイルインテリアには、「有孔ボード」を取り入れてみましょう。
有孔ボードとは、小さな穴が規則正しく並んであいている板で、「ペグボード」や「パンチングボード」と呼ばれることもあります。
有孔ボードの穴にフックパーツを取りつけ、そこにペンチなどの工具を引っかけるだけで、本格的なガレージスタイルの演出が可能となります。
こうして工具をかけておくことで、いざというときに手に取りやすいというメリットもありますから、実用的ですね。
クールな雰囲気を出したいときは、ブラックカラーの有孔ボードを選んでみてください。
ホワイトやベージュカラーの有孔ボードなら、DIYで色を塗り替えてみましょう。
有孔ボードの塗装には、ローラーや刷毛を使います。
塗装する際の注意点としては、一度に塗料をつけすぎないことです。
塗料をベッタリ塗ってしまうと、有孔ボードの穴がふさがってしまいます。
そのため、少しずつペイントしていくことがポイントとなります。
アメリカンなガレージング雑貨をディスプレイ!
最後は、ガレージスタイルインテリアにぴったりの「ガレージング雑貨」をご紹介します。
遊び心のあるアイテムをディスプレイして、お部屋を秘密基地のような雰囲気にしてみてください。
◯ブリキオブジェ
ブリキカーやブリキバイクなど、年季の入ったブリキアイテムを飾ってみましょう。
◯アンティーク看板
道路標識パネルやガレージウッドサインなど、レトロな雰囲気の看板が人気です。
◯オイル缶スツール
使用済みのオイル缶と専用クッションパーツがあれば、便利なスツールをつくることができます。
アメリカ雑貨ショップで、完成品を購入することも可能です。
以上、おすすめのガレージング雑貨をご紹介しました。
もし、新品のガレージング雑貨なら、DIYでダメージ加工をするとビンテージ感が演出できます。
サンドペーパーで表面を削ってみたり、ハサミやドライバーでキズをつけたりすると、よりジャンクなイメージとなるでしょう。
自室でガレージスタイルインテリアを再現!
ガレージスタイルのお部屋を目指すときは、「手づくり感」と「ビンテージ感」を演出していきましょう。
ご自分の好きなものを詰め込み、おしゃれなガレージスタイルインテリアを実現させてください。
DIYアイデアを盛り込みながら、趣味部屋のような雰囲気をアピールできると良いですね。