一口にスツールと言っても、さまざまな種類があります。
おしゃれなデザインであったり、収納付きなどの機能性の高いものもあります。
そもそも、スツールとはどのような用途で使われるものなのでしょうか。
今回はスツールがどのような家具であるかをお話しするとともに、おすすめのスツールなどについても詳しくご紹介しましょう。
スツールとはどんな家具?
よく、「スツール=椅子」だと思っている方が多いようですが、すべての椅子をスツールと呼ぶわけではありません。
スツールとは、「背もたれのない椅子」のことを言います。
さっと腰掛けられるので、キッチンでの作業中や来客時にちょっと腰掛ける際に活用することができます。
収納付きタイプや、踏み台や物置台として使ったりなど、機能面でも充実しています。
背もたれがない分空間に抜けがあるため、部屋の隅に置いておいても圧迫感がありません。
昨今ではおしゃれなデザインが多く、キッチンカウンターと合わせて小スペースでダイニングを作ることも多いようです。
また、スツールとよく似たものに「オットマン」があげられます。
オットマンもスツール同様、背もたれがない椅子に見えますが、スツールとの呼び名の違いに、何か理由はあるのでしょうか。
実はオットマンは「足置き」専用の椅子なのです。
ソファの前にオットマンを置き、足を置いて使用します。
このように、同じような背もたれのない椅子ですが、用途が異なるため、その呼び名も変わってくるのです。
おしゃれなデザインが多い!スツールの種類
ここでは、スツールの種類を見ていきましょう。
家庭によって最適なスツールは異なるため、これから購入する方はぜひ参考にしてくださいね。
●ハイスツール
キッチンカウンターに合う、座面の高いスツールです。
足置きが付いていることが多く、おしゃれなカフェやバーなどでよく見掛けるスツールです。
●ミニスツール
ハイスツールとは逆の、座面が低いタイプのスツールです。
子供用のスツールとして使いやすく、ローテーブルにちょうど良い高さでしょう。
●折りたたみスツール
脚がスチール製になっている、折りたたむことができるスツールです。
普段はコンパクトに収納できるため、場所をとりません。
●キッチンスツール
キッチンでの作業中に、一休みするときに便利なコンパクトタイプの椅子です。
通常、スツールの脚は4本ですが、キッチンはスペースが限られているため3本脚になっています。
●スタッキングスツール
スタッキングとは「積み重ねる」という意味です。
いくつかのスツールを重ねて収納することができるため、収納スペースを必要としません。
家族の多い家庭におすすめのスツールです。
機能性が抜群!収納付きスツールとは?
前項により、スツールにはさまざまな種類があることが分かりました。
実は、他にもおすすめのスツールがあります。
それは「収納付きスツール」です。
収納付きスツールとは、ボックスや蓋、また引き出しなどがスツールに付いていて、中にものをしまうことができるものです。
椅子として座ることはもちろん、普段使いする細々とした雑貨などを収納することに適しています。
普段リビングに置いておくスツールなら、収納物をさっと取り出すことが可能でしょう。
収納付きスツールは座るだけでなく、オットマンとして使ったり、踏み台にして使ったり、機能性のあるスツールです。
大きさはコンパクトではありませんが、どっしりした大きさなので座りやすく、またおしゃれなデザインも多くあります。
次項では、収納付きスツールを選ぶ際のポイントを詳しくご紹介しましょう。
収納付きスツールを選ぶポイント!
収納付きスツールを購入するなら、ポイントを押さえてから選びましょう。
事前に知っておいたほうが良いポイントを、以下でまとめてご紹介します。
●自宅のサイズに合ったもの
収納付きスツールの種類はさまざまで、1人~2人掛け用のものがあります。
おしゃれなデザインで購入を決めるのではなく、あらかじめ部屋のどこに設置するのか決めておき、それからサイズなどを見ていきましょう。
高さや大きさが、自分が座りやすいか確認するのも忘れないようにしてください。
●収納の量で決める
ものが多いなら、たくさん収納できるスツールがおすすめです。
ソファ代わりに使うなら、ベンチタイプの2人掛け用のスツールが良いでしょう。
ベンチタイプは大容量の収納なので、上手く工夫すればバランス良くたくさんのものを収納できるでしょう。
●移動しやすいタイプか
スツールにものを収納すると、当然ですがスツールは重くなります。
スツールを踏み台にしたり、部屋の移動が多い場合、重量があると移動しづらくで大変です。
移動が多くなりそうであれば、持って運ぶ必要がない「キャスター付き」のスツールを選びましょう。
おしゃれで機能的な収納付きスツールをご紹介!
ここでは、おしゃれで機能的な、おすすめの収納付きスツールをご紹介します。
【東谷:コンテナスツール(MIP-86GR)】
サイズ:W41×D35×H40cm
材質:スチール・コットン・ポリエステル
重量:13.6kg
座面の下が柵かごになっていて、見せる収納となるおしゃれなスツールです。
通常、収納付きスツールは隠す収納が多いですが、あえて中身を見せることでインテリアの1部として活用することができます。
キャスター付きなので、移動も快適です。
【アイリスオーヤマ:脚付き収納スツール(ASST-38)】
サイズ:W38×D38×H35cm
材質:ポリエステル・不織布
重量:4.3kg
脚の付いた、高級感のある収納付きスツールです。
どのような部屋にも馴染むよう、落ち着いたカラーリングとなっており、オットマンとしても使用できます。
また、座面をひっくり返すとサイドテーブルとしても使えるため、活躍の場は多くなるでしょう。
【サンアイ:畳ユニット(TY-H60)】
サイズ:W60×D60×H45cm
材質:(本体)プリント紙化粧繊維版/(天板) い草・繊維版・ウレタンフォーム
重量:10kg
座面が畳になっている、和風な収納付きスツールです。
単体で使用するのも良いですが、いくつか組み合わせて掘りごたつ風のスツールとして使うのもおすすめです。
自宅に和室がない場合でも、リビングの一角に和空間を作り出すことができるでしょう。
おしゃれなスツールは玄関に置くのがおすすめ!
ここまでのお話で、おしゃれで機能的なスツールは多くあることが分かりました。
スツールはさまざまな場所で活用できますが、意外な場所でも役立ちます。
それは「玄関」です。
玄関にスツールを置くと、靴を履くときに腰掛けたり、荷物を一時的に置くことができます。
また、収納付きスツールであれば、来客用のスリッパなどを収納しておくことも可能です。
玄関のスペースが大きければ「ベンチタイプ」がおすすめです。
細長いタイプを選べば圧迫感がなく、スツールの上に見せる収納としておしゃれなかごを置き、靴ベラなどを収納しても良いでしょう。
また玄関が狭ければ、「丸椅子タイプ」のものがおすすめです。
小さなスツールは場所を取らず、また上に観葉植物などを飾れば、玄関を華やかな雰囲気に変えてくれます。
来客が来た際、視界にグリーンがあると、とても良い気持ちになるでしょう。
スツールは座るだけでなく、さまざまな使い方があるため、1つは持っておきたいおすすめの家具です。
スツールを選ぶなら収納付きがおすすめ
キッチンで少し腰掛けるようなスツールなら、折りたたみできるコンパクトなものをおすすめします。
しかしリビングや玄関などで使うなら、収納付きのおしゃれなスツールをおすすめします。
収納が付いていれば、座るだけでなく、ものを入れたり、踏み台にしたり、さまざまな使い方ができます。
インテリアの1部として使えるおしゃれなスツールもあるため、まだスツールをお持ちでなければ、1つは持っておいても良いでしょう。