スツールと聞いて、どのような形をイメージするかは人それぞれですよね。
「小さい」「いろいろな場所に置ける」「収納できる」など、多くのメリットがあるスツールですが、背もたれありの商品は見つけにくいのではないでしょうか。
この記事では、「背もたれつきのスツール」として販売されている商品をピックアップして、それぞれの使い方や注意点をご説明しています。
クッションや座椅子をスツールと組み合わせて使うことに関しても書いていますので、参考にしてください。
スツールは「背もたれのない椅子」を指すことが多い
スツールの意味を調べると、「背もたれのない椅子」と書かれていることが多く、大きさや形はさまざまですが基本的には、背もたれなしの椅子のことを指します。
商品を検索すると、背もたれなしのスツールがたくさん見つかりますが、背もたれがあるものは見つけにくいのではないでしょうか。
家具屋さんへ行っても、「背もたれつきのスツールが欲しい」と言うよりは、「背もたれのあるコンパクトな椅子が欲しい」と言うほうが伝えやすいと思います。
インターネットで探す場合には、背もたれがあって座れる家具が欲しいなら、「小さい椅子」「ミニソファ」と検索すると、いろいろな商品が出てきます。
とは言え、スツールには「収納できる」「座面が低い」「小さい」「オットマンとして使える」などのイメージもあります。
そのため、椅子とスツールを見分ける際には、背もたれあり・なしだけで判断するのではなく、機能性やデザインで考えることもあるでしょう。
現にネット通販で検索してみると、「背もたれつきスツール」「スツール 背もたれあり」として販売されています。
次項では、「収納できる」「廊下などにも置きやすいデザイン」「背もたれがある」という3つの要素を兼ね備えたスツールをご紹介します。
背もたれあり・収納つきスツール
ご紹介するのは、武田コーポレーションの「収納スツール(背つきタイプ)」です。
落ち着いた茶色の四角いボックスで、収納つきスツールとして思い描く形ですが、背もたれあり・なしの2パターンで使い分けることができます。
座椅子のようなデザインになっている箱のフタを折り畳んでおけば、コンパクトにスツールとして使えますし、開けば背もたれが現れ、そこに背中をつけて楽に座ることができるのです。
フタだけを取り外して、座椅子として使うこともできます。
四角いので、1辺を壁につけて使うこともできますし、低めのダイニングテーブルであれば予備の椅子としても使えます。
底面のサイズは38cm×38cmの正方形で、底面から背もたれの一番上までの高さは76cmです。
色はブラウンとグレーから選べます。
耐荷重は80kgですので、使う方の体重を確認する必要があるでしょう。
口コミでは、「においが気になる」というレビューもありましたが「簡単に組み立てられる」「丈夫」「軽くて持ち運びしやすい」など高評価です。
スツールを選ぶなら!背もたれあり・キャスターつきのものも!
次に、「コンパクト」「キャスターつき」「ロータイプ」の椅子で、「背もたれありのスツール」として販売されている商品をご紹介します。
それは、「Donu(ドーナ)フットスツール」です。
セブンエステで販売されていて、フットケアやペディキュアにも使いやすい便利な椅子です。
サイズは、直径41cm、クッションの厚みが7cmで、背もたれの幅35cm・高さ22cmです。
座面の高さが、25cm~35cmの間で調節できます。
丸いキャスターつきスツールに、ドーナツを半分にしたような形の背もたれがついているデザインで、白とダークブラウンの2色から選べます。
キャスターや背もたれがステンレス、クッションがレザーなのでスタイリッシュな印象です。
後ろから見ると、背もたれが丸いパイプで支えられていて、すっきりとしたおしゃれなデザインになっています。
座り心地は高評価ですが、「調節しにくい」という口コミもありました。
また、背もたれ部分は小さいので、座ったときに支えられるのは腰だけです。
背もたれありのスツールを子供用の椅子として使いたい場合
子供の椅子として使うために、背もたれありのスツールを探している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうした場合には、上記のキャスターつきスツールや、収納ボックスタイプのスツールよりは、安定感のある丈夫な「子供用の椅子」がおすすめです。
キャスターつきの椅子は、キャスターのストッパーを外して遊んでしまうおそれがあります。
活発な子供だと、椅子で遊んでいて壁や床、人にぶつかることもあるでしょう。
収納ボックスに背もたれがついているタイプも、乱暴に座ると倒れる危険性があります。
小さな子供は、「椅子が倒れる」ということを考えずに、椅子の上で元気に動き回る可能性があります。
通常の椅子でも同じ危険性はありますが、「スツール」よりは「子供用の椅子」「キッズソファ」と検索したほうが、安全な商品が見つかるでしょう。
コンパクトでおしゃれな幼児向けの椅子が「スツール」として販売されていることもありますが、下記の点に注意して選んでください。
・倒れにくい
・座り心地がいい
・万が一なめても安心
また、床の騒音や傷対策のために、椅子の脚にカバーがつけられる椅子をおすすめします。
スツールを壁につけて使うならクッションを背もたれ代わりに
背もたれありのスツールを探していても、見つけられる商品が少なく、デザインや機能面で妥協しなければいけないこともあるかもしれません。
もし、気に入ったスツールが見つかって、それを壁につけて使いたいと思っているなら、クッションと併用してみてはいかがでしょうか。
やわらかいクッションやビーズクッションではなく、形がしっかりした硬めのクッションがおすすめです。
ウレタンクッションや高反発クッションで、壁につけて立てて使っても形が崩れないものがあるので、それを背もたれにして座ることができます。
また、姿勢改善を目的としても使われる、コンパクトな座椅子があります。
代表的なのが、Styleの「Body Make Seat」「Style PREMIUM」などです。
腰部分を包みこむように支え、正しい姿勢で座るのを助けてくれるロングセラー商品で、オフィスや車用としてもおすすめです。
Styleには、「AIR」という商品もあります。
これは背もたれがありませんが、体に負担がかかりにくい姿勢を保って座ることができ、自然と背筋が伸びます。
スツールの上に使用する際には、スツールの座面の広さを確認し、背もたれに寄りかかり過ぎないように注意が必要です。
スツールを壁につけて使うなら座椅子も背もたれ代わりに
スツールを壁につけて使用するのであれば、背もたれありの小さめの座椅子を置く方法も選べます。
和室に使用されるような、シンプルで小さい座椅子がありますので、それをスツールの上に置いて使うのです。
折り畳みができるタイプもありますし、木を直角にぐにゃっと曲げて座椅子にしたような、おしゃれなデザインの商品もあります。
イメージしにくい方は、ニトリの「食パン座椅子」や「座椅子 メロンパン」などを見てみるといいかもしれません。
こうしたコンパクトな座椅子を購入し、座椅子の座面とスツールの座面をゴムや紐でしっかりと固定し、その上からカバーをつければ、「背もたれありスツール」を作ることもできるでしょう。
ただし注意しなければいけないのは、背もたれの安定感です。
座椅子とスツールを縛るだけのようなDIYだと、背もたれに思いきり体を預けるのは不安ですよね。
DIYが得意な方は、「欲しいものがないなら作ってみよう」と思うものですから、その他の方法でも、スツールに背もたれをつけて椅子にするというDIY例を見かけます。
どんな方法を選ぶにせよ、安全性を第一に考えてつくりましょう。
スツールと背もたれの材質をよく確認し、それぞれをしっかりと金具で固定し、十分な強度のある椅子をつくることが大事です。
背もたれつきのスツールもある!楽な背もたれが欲しいなら椅子がおすすめ
背もたれがついたスツールも販売されていますが、角度の調節ができなかったり、腰までの高さしかなかったりして、リラックスしにくいかもしれません。
楽に長時間座れる背もたれつきのスツールが欲しいなら、椅子を購入したほうがいいですね。
「軽い」「小さい」などのキーワードで検索してみましょう。
座り心地を重視するなら「一人用ソファ」「座椅子 コンパクト」などのキーワードがおすすめです。
目的に合わせて、安全に使えるものを選んでください。