寝室やリビングのTV付近に取り付けたLEDダウンライトが、眩しすぎるとお悩みの方もいらっしゃると思います。
LEDダウンライトが眩しすぎるときの対処策として、純正の拡散カバーをはじめ、光拡散シートなどのディフューザーについてまとめました。
自作ディフューザー使用時の注意点や眩しさを軽減したLEDダウンライトなどについてもご紹介しますので、参考にしてください。
LEDダウンライトは眩しすぎる?
照明器具にLEDダウンライトを取り入れているご家庭は多いと言われています。
広いリビングやダイニング、寝室や自室はもちろん、廊下や玄関、トイレまで幅広く使用できる照明器具として人気が集まっていますよね。
間接照明としてのイメージが強いLEDダウンライトですが、配置場所や配灯方法、配置数などによってメインの照明器具としても十分使用できます。
他の照明器具との組み合わせによって、お部屋全体の照明の雰囲気を様々に演出できるという魅力もありますね。
そのLEDダウンライトですが、いざ設置してお部屋で使用してみてから眩しすぎることに気付くということがあります。
例えば、寝室に設置したLEDダウンライトが眩しすぎて睡眠の妨げになったり、LEDダウンライトが眩しすぎてテレビ画面が見にくかったり、設置後に不具合を感じる方も少なくはないと言われています。
また、LEDダウンライトが眩しすぎることによって影が出やすく、デスクで文字が書きにくかったり、ダイニングで快適に食事をすることができないという弊害も生じてくるとも言われているのです。
そこで、対策方法の1つとして、LEDダウンライトの光を拡散できるカバーについてご紹介していきます。
LEDダウンライトが眩しい理由は?
LEDダウンライトの眩しさ対策として拡散カバーをご紹介するにあたり、そもそも何故眩しく感じるのかということについて少し触れておきましょう。
太陽光や電球などを直接見つめた時に、視界が真っ白に感じたことはないでしょうか。
このように感じる眩しさや不快感はグレアと呼ばれます。
白熱球と比較すると、LEDはこのグレアが発生しやすいと言われているのです。
LEDダウンライトが眩しすぎると感じる理由は、LEDの光の発し方に要因があります。
白熱球の光が広い範囲に拡散して発するのに対し、LEDの光は特定の方向に発する性質をもっています。
つまりLEDは、光が拡散せずに特定方向に絞り込んだ状態になり、目に入ってくる光が多くなります。
このために、例え光の総量が白熱球と同じてあってもLEDの方が眩しく感じるのです。
このLEDを使用したダウンライトなら、設置後に思っていたよりも明るく感じたり、時には眩しく感じることもあるでしょう。
LEDダウンライトの眩しさ対策!純正の拡散カバーを取り入れよう
こちらでは、LEDダウンライトが眩しすぎると感じた時の対策方法をご紹介します。
LEDの特定方向に絞り込まれた光をバランスよく拡散すれば、直接目に入ってくる光を軽減できます。
ここでおすすめなのが、拡散カバーです。
ご使用のダウンライトのメーカーが販売している、いわゆる純正の拡散カバーを使用することで、その効果をしっかりと感じることができると言われています。
各メーカー毎に対応するLEDダウンライトの機種などが表記されていますので、きちんと確認してから購入しましょう。
価格に幅はありますが、大体¥500~1200ほどで販売されているようです。
アクリル素材などを使用した、ダウンライトの反射板前面に装着するタイプが一般的です。
カバーを装着してLEDダウンライトの直接光が拡散されることで、約50~75%もの眩しさ感を軽減できると言われていることから、是非お試しいただきたいアイテムです。
眩しすぎるLEDダウンライトに!拡散カバー以外にディフューザーも探してみよう
照明器具の明かりを柔らかくし眩しさを軽減させる役割を持つ器具は、ディフューザーと呼ばれています。
実際に使用しているLEDダウンライトのメーカーから、前項でご紹介したような純正の拡散カバーが販売されていない場合や、LEDダウンライトの型が古くて対応するものがない場合などもありますよね。
こういった場合におすすめしたいのが、LEDダウンライトのディフューザーとして販売されている光拡散シートになります。
この光拡散シートも様々な商品が販売されていますが、半透明のフィルム状のもので、LEDダウンライトのアクリルカバー部分に直接貼り付けて使用するタイプが一般的です。
こちらも、拡散カバーとあまり変わりない価格設定になっています。
このような光拡散シートも、LEDダウンライトの眩しさ対策の1つとして候補に入れてみましょう。
拡散カバー類を自作する時の注意点
前項でご紹介した市販の拡散カバーやシートなどを利用せず、ホームセンターなどで販売しているプラスチックフィルムや、壁やドアなどに貼る化粧フィルムなどで代用した、自作のディフューザーを使用している方もいらっしゃるようです。
確かに、似たような素材であれば、身近にあるものや安価で購入できるものを利用するのも1つの手段と言えますよね。
ここで、注意点を挙げておきます。
例えば、使用されているLEDダウンライトによっては、「照射物接近限度10cm」などという表示があるものもあります。
この場合は、10cm以内に物を置くこと自体が危険です。
もちろん、純正の拡散カバーや光拡散シートなどは、危険性を考慮して製品開発さえているため心配はありませんが、自作のものを使用する際にはやはり安全面を考慮することが重要です。
LEDは熱に弱い性質があると言われています。
熱がこもることにより発光が弱まったり、LED自体の寿命に影響することもあるとされているのです。
これらを踏まえて、LEDダウンライトに自作の拡散カバー類を使用する際には、特に注意が必要になることを念頭に入れておきましょう。
眩しさ軽減!影の出にくいLEDダウンライトに着目!
これまで、すでに使用しているLEDダウンライトが眩しいという場合を想定して、拡散カバーをはじめとする対策方法をご紹介してきました。
しかし、これからお部屋にLEDダウンライトを配置したいとお考えの方もいらっしゃると思います。
配置場所や取り付ける数、光色の種類やサイズなど様々なことを考慮してLEDダウンライトを選ぶことになると思いますが、これに加えて、眩しすぎることがあるということを把握しておきましょう。
そこで、眩しさを軽減し、影が出にくいLEDダウンライト選びも重要です。
枠をなくし機器自体が発光することで、「面」で光を届けることができるLEDダウンライトなども販売されています。
これまでのLEDダウンライトより柔らかな光を発するとされ、人気が集まってきていると言われています。
グレアが発生しにくいLEDダウンライト選びを心掛けて、より過ごしやすいお部屋づくりに役立てましょう。
LEDダウンライトが眩しすぎても大丈夫!拡散カバーなどで対処してみよう
お部屋の照明器具に取り入れたLEDダウンライトが眩しすぎてお困りの方に、是非おすすめしたいのが拡散カバーです。
使用しているLEDダウンライトのメーカーが販売している純正のタイプなら、本体との相性も問題なく効果もより確実とされています。
その他、光拡散シートなどを使用してみてもいいですね。
光の拡散を目的に自作のディフューザーを使用する場合は、火事などの安全面に十分配慮しましょう。