ダウンライトをリビング・キッチンに配置するコツとは!

最終更新日:2019/11/13

ダウンライトは、空間をスタイリッシュに見せることができる照明器具です。

照明の明るさや色合いで、室内のムードを変化させることができます。

マイホームで「ダウンライトを取り入れたい」と思っている方は、見ばえよく快適に配置するコツを知っておくといいでしょう。

リビングとキッチン、それぞれの場所で、どのように配置するといいのかお伝えします。

ダウンライトを上手に配置するコツ!(規則性・数)

ダウンライトを上手に配置できれば、天井だけでなく、空間全体をすっきりと見せることができます。

センスがよく、おしゃれな部屋にしたい方にとっては、ダウンライトは心強い味方だと言えるでしょう。

基本的なことですが、ダウンライトの位置には規則性があると美しく見えます。

家具や間取りに合わせてダウンライトを設置していく方法もありますが、均等な間隔で配置していくのも、おしゃれに見せるコツです。

特に、リビングのような広いスペースは、ライフスタイルに合わせて模様替えをすることも考えられますので、均等に配置されることが多いです。

次に、数に注目してみましょう。

ダウンライトは、どちらかというと光の届く範囲が狭く、優しい光で照らします。

そのため、数が少なすぎると、ムーディではありますが、薄暗い空間になってしまいます。

では、部屋の面積に対してどのくらいの数でダウンライトを配置していけばいいのでしょうか。

一般的に、60Wのダウンライトなら、1.5畳に一つあれば十分です。

少し明るさが足りないところには、後で間接照明を使う方法もおすすめです。

また、後述しますが、メインとなる明るい照明を一つつけるだけでも、印象がちがってきます。

ダウンライトの数が多すぎても、ゴチャゴチャした印象になってしまうので、「少し少ないかな?」と思うくらいの数にして、その他の照明と組み合わせる計画をおすすめします。

ダウンライトをおしゃれで快適に配置するコツ!(明るさ・色)

ダウンライトをおしゃれに配置するコツとして、「そのスペースに合った明るさや色」を選ぶことが大事です。

ダウンライトの色選びも、空間のイメージづくりには重要な要素なのです。

リビングに設置するダウンライトは、明るいホワイトカラーか暖色系のカラーにするか、迷うこともあるのではないでしょうか。

ホワイト系なら、読書をしたり作業をしたりするときに快適ですし、全体的にパッと明るい雰囲気にすることができます。

清潔感があるイメージにもなります。

一方、オレンジやベージュなど暖色系の色には、リラックス効果があると言われています。

食事を美味しく感じさせる色でもあり、リビングでご飯を食べるときやホームパーティのときなどに、あたたかみのある空間を演出してくれます。

ダウンライトの中には、調色機能がついたタイプがあるので、それを選べば目的や時間帯に合わせて変化させることができます。

居心地のいいリビングにするコツ!メイン照明を配置

広いリビングの照明計画を考える場合、ダウンライト以外の「メイン照明」を検討することが必要でしょう。

すっきりとした天井がいいと考えて、ダウンライトだけにしたいと思う方もいるかもしれませんが、部屋の中央に明るい照明が一つあったほうが自然に見える場合が多いです。

特に、小さな子供がいらっしゃる場合、リビングで遊んだり、宿題をしたりすることも多いはずです。

子供の目の健康のためには、部屋をしっかりと明るくしておきたいこともあるでしょう。

置き型ライトでもいいのですが、いちいちつけるのを忘れてしまうことも考えられます。

したがって、明るいリビングにしたいと考えている場合、リビングの中央、あるいはテーブルを置くところの上に、シーリングライトなどの明るい照明器具を配置するのがコツです。

その場合、ダウンライトは部屋の4隅近くやテレビの近く、際立たせたいものの近くなどに設置するといいでしょう。

テレビの上や後ろに設置すると目が疲れにくくなります。

家族の目の健康のことを考えてダウンライトを配置してみてください。

料理しやすいキッチンにするコツ!十分な明るさに

次に、キッチンにダウンライトを配置するコツについてご紹介します。

リビングと同様に、「十分な明るさ」「色選び」に注意して計画を立てていきましょう。

注意したいことは、料理しやすいキッチンにするということです。

おしゃれにしたいあまりに、薄暗いキッチンになってしまえば、包丁を扱うときに危険です。

そうならないためにも作業するときに、しっかり手元が見える明るさを確保しましょう。

そのためには、光が遠くまで届くタイプのダウンライトや、ペンダントライトを使用する必要があるかもしれません。

ダウンライトだけでキッチンを照らしている住宅もありますが、料理する手元、そして完成後の料理をしっかり照らせるペンダントライトも便利です。

おしゃれなペンダントライトも数多くありますので、インテリアに合うイメージのものを選ぶといいでしょう。

キッチンのダウンライトの色は白じゃなきゃダメ?

キッチンに使うダウンライトの色選びのコツは、どのようにキッチンで料理をしたいのかイメージしながら選ぶことです。

料理の色をしっかりと確認したい場合は、ホワイトか、ホワイトに近いベージュ系のダウンライトを配置したほうがいいでしょう。

料理する過程で、火の通り具合、次の行程に進むタイミングなどを、食材の見た目で確認することもありますよね。

そのため、昔からキッチンには「昼白色」というホワイトが使われてきました。

とはいえ食欲をそそる暖色系カラーも、キッチンのダウンライトとして人気の色です。

例えば、レンガや、濃い色合いの木目を活かした渋い雰囲気のキッチンには、暖炉の光を思わせる暖色系カラーがよく合います。

また、リビングとキッチンがつながっていると、同じ色合いのダウンライトで統一することで、空間を広く見せることが可能です。

ですから、「キッチンには白い照明」ということに縛られる必要はないでしょう。

ダウンライトの種類

リビングとキッチンにダウンライトを配置するコツをお伝えしました。

最後に、ダウンライトの種類について簡単にご紹介します。

ダウンライトには、「一体型」、そして「交換型」があります。

主に選ばれているのは「一体型」のほうです。

調色調光機能、集光タイプなど、たくさんの種類から選ぶことができ、値段が安いのがメリットですが、ライトが切れたら、照明器具丸ごと交換する必要があります。

一方、「交換型」は、色の調節ができることが多く、ライトが切れたら交換が可能なのですが、比較的値段が高いです。

また、ほとんどの商品にはセンサー機能がついていません。

センサー機能があれば、うっかり消し忘れてしまっても自動的に消えますので、無駄な光熱費を節約することができます。

ダウンライトを選ぶ際には、調色調光機能、明るさ調節機能なども重要ですが、「一体型」か「交換型」かということも確認しましょう。

ダウンライトで快適・おしゃれな空間をつくろう

ダウンライトは、部屋をすっきりと見せてくれるシンプルな照明器具で、さまざまな家具などに合わせることができます。

しかし、少し薄暗く見えることも多いので、シーリングライトなどのメイン照明と組み合わせるケースも多いです。

キッチンでも、ダウンライト以外にペンダントライトなどを配置し、細かい作業でも快適に使えるようにすると便利です。

置き型の間接照明で、後から明るくすることもできますが、空間の目的に合わせて照明計画を練るのもおすすめです。