リビングに置くシェルフは毎日頻繁に目にするものなので、収納力だけでなくデザイン性もあるおしゃれなシェルフを置きたいものです。
近年では、落ち着いた色味でシックな雰囲気の「ウォールナット材」を使用したシェルフが人気を集めています。
今回は、リビング用のシェルフの選び方や、ウォールナット材のおすすめのシェルフについてご紹介しましょう。
主なシェルフの種類
シェルフの選び方やウォールナット材についてご説明する前に、まずは、リビングに置かれることが多い主なシェルフの種類についてご紹介しましょう。
一口にシェルフと言っても、用途やデザインによって以下のようにさまざまな種類があります。
●オープンシェルフ
扉がなく、収納したものが見えるタイプのシェルフです。
すっきりしたデザインで、扉付きのものと比べて圧迫感がないのが特徴と言えます。
扉だけでなく背面の板もないものも多く、壁にくっつけて配置するのが一般的です。
●扉付きシェルフ
収納したものの目隠しができる、扉付きのシェルフです。
来客時などシェルフの中身を見せたくない場合に便利でしょう。
ただし、全く中身が見えないものもあれば、扉がガラス張りで中が見えるようになっているものもあります。
●ブックシェルフ
本を置けるように、強度の高いつくりになっているシェルフです。
もちろん本以外の収納にも使用できます。
●ウォールシェルフ
壁にネジなどで取り付けるタイプのシェルフです。
収納用というよりも、小物や花瓶などを置いて飾り棚として使うことが多いでしょう。
●スタッキングシェルフ
縦や横に組み合わせて、好きな高さや幅に調整できるシェルフです。
部屋のスペースに合わせて配置できる点が魅力です。
リビングに置くシェルフの選び方
シェルフにもさまざまな種類があることが分かりましたが、それではリビングに置くシェルフはどのように選べば良いのでしょうか。
ここでは、3つの観点からシェルフを選ぶことをおすすめします。
●リビングの広さに合ったものを選ぶ
まず当然のことですが、リビングの広さに適した大きさのシェルフを選ばなくてはいけません。
収納力が高いもののほうが便利だろうと考え大きすぎるシェルフを置くと、生活動線の邪魔になったり、部屋の活用できるスペースが狭くなったりしてしまいます。
なお、シェルフの大きさを選ぶときは、高さや幅だけでなく奥行もしっかりと確認してください。
奥行きが深く厚みのあるシェルフは、部屋に圧迫感を与えることもあります。
●何を収納するかによって選ぶ
次に、実際にシェルフを置いた際に何を収納するのかを考えてみましょう。
例えば、本を収納するなら、本のサイズや重量に対応したブックシェルフを選ぶのがおすすめです。
また、収納したものが見えても良いかどうかで、オープンシェルフにするか扉付きにするかを考えると良いでしょう。
●デザインや素材で選ぶ
シェルフは大きな家具であり、一度買うとなかなかすぐには買い替えないものだと思います。
「おしゃれなオープンシェルフが良い!」
「高級感のあるウォールナットのシェルフを置きたい」
など、もしデザインや素材にこだわりがある場合は、できるだけ妥協せずに選ぶほうが良いでしょう。
人気の木材!ウォールナット材の特徴は?
シェルフの素材には、天然木やプリント化粧板、スチールなどがあります。
その中でも、天然木のシェルフは、温かみのある優しい木目のデザインと、長年使い続けられる耐久性のために、たくさんの人々から愛されています。
天然木のひとつであるウォールナット材は、アンティークのようにレトロシックで高級感のある家具を生み出せることでとても人気です。
ウォールナット材の家具をリビングに置きたいと考える方も多いのではないでしょうか。
ウォールナットを日本語に訳すと「クルミ」ですが、ウォールナット材とクルミ材は別のものを指しています。
ウォールナット材は「ブラックウォールナット」、クルミ材は「オニグルミ」の木からできた木材のことです。
ブラックウォールナットは、アメリカやカナダなどが主産地であり、暗く深みのあるダークブランの色合いが特徴的です。
堅い木材なので、丈夫で耐久性があり、傷やへこみに強い家具を作れます。
また、家具への加工後は、湿度などによる木材の伸び縮みや反りがあまりないため扱いやすいとされています。
寒冷地で時間をかけて育つ木材であるため成長が遅く、さらに1本の木の中でも濃い茶色の木材が取れる部分は限られており貴重で、価格は高めです。
その特徴的な濃い茶色は、だんだんと明るい色に経年変化していくので、色の移り変わりを楽しむこともできます。
ウォールナット材のシェルフでシックなリビングに!
ウォールナット材の特徴についてご説明しました。
それでは、ウォールナット材を使用したおすすめのシェルフを見ていきましょう。
【ウォールナット オープンシェルフ ガラスキャビネット】
取扱店:good-balance interior
参考価格:38,990円(税込)
収納にもディスプレイにも使用できるウォールナットのオープンシェルフです。
一番下の段にガラスの引き戸が付いているのが特徴で、レトロなクロスペンガラスがウォールナットの深みのある色とマッチしています。
【無印良品:スタッキングシェルフセット・ウォールナット材】
参考価格(3段×3列):43,900円(税込)
基本となる2段・3段・5段のサイズのシェルフを縦横自由に組み合わせることのできる、無印良品のスタッキングシェルフです。
オプションパーツで扉や引き出しなどを取り付けることもでき、使い勝手の良いようにカスタマイズできるのが魅力です。
【ウォールシェルフ ウォールナット up rack】
取扱店:arne(アーネ)
参考価格(Sサイズ):7,920円(税込)
付属のフックで簡単に取り付けられる、ウォールナット材のウォールシェルフです。
耐荷重はSサイズ(幅40cm)のものでも5kg、最も大きいLサイズ(幅80cm)のものなら8kgあり、小物やプランターなどを置いて飾ればおしゃれなリビングを演出できます。
ウォールナット材とオーク材はどう違う?
ウォールナット材の他にも、人気の天然木の素材としてオーク材があります。
こちらの素材についても特徴をご説明しましょう。
オーク材はブナ科の広葉樹で、こちらも北米が主産地です。
白っぽく明るい色の木材で、ウォールナットに比べるとナチュラルな雰囲気の家具ができます。
木目のつまった堅い素材であり、耐久性や耐水性が高く、古くからウイスキーやワインの樽としても用いられています。
その美しい木目を生かして高級家具に使われることが多いですが、ウォールナットよりは安価であることが多いでしょう。
ウォールナット材とは反対に、経年によってだんだんと味わいのある濃い褐色へ変化していくのも、魅力的です。
ウォールナット材のダークブラウンの色味よりも、ナチュラルな天然木の色味を楽しみたい場合は、オーク材のシェルフをリビングに置いてみるのも良いでしょう。
オーク材のシェルフはリビングになじみやすい!
オーク材についても、リビングに置くおすすめのシェルフを見ていきましょう。
【ニトリ:シェルフ(オーランド120)】
参考価格:30,454円(税込)
シンプルなデザインでどんなリビングにも合わせやすい、オーク材のオープンシェルフです。
はっきりとした美しい木目のホワイトオークを使用しており、ナチュラルな木のぬくもりを感じられます。
はしご状に並んだ棚板は収納力があり、実用性もバッチリです。
【string:BASIC 78×20 オーク】
取扱店:greeniche(グリニッチ)
参考価格:27,940円(税込)
北欧インテリアとして定番のstring社の、スタイリッシュなウォールシェルフです。
木材の棚板とスチールのフレームを組み合わせたモダンなデザインが特徴的。
棚板はオーク材の他にも、ウォールナット材やバーチ材、アッシュ材の中から選べます。
【ICHIBA:hommage(オマージュ) ブックシェルフ】
参考価格:14,080円(税込)
オーク材を使用した、美しい仕上がりのブックシェルフです。
コンパクトなサイズなので、リビングのちょっとしたスペースを生かして配置できます。
棚は3段で、一番上の棚板は可動式のため、収納する本の高さに合わせた調整が可能です。
木材の違いを知ってリビングのシェルフを選ぼう
今回は、リビング用のシェルフの選び方や、ウォールナット材のおすすめのシェルフについてご説明しました。
また、同じく天然木として人気がある、オーク材のシェルフについてもご紹介しました。
シェルフの収納力はもちろん大事ですが、目に入りやすいリビングに置くシェルフであるからこそ、素材やデザインなどにもぜひ注目して選んでみてください。