ものであふれかえり整理整頓が行き届いていない玄関では、大切なお客様をお出迎えすることはできませんよね。
また、ご自身もそのような玄関では使い勝手が良くないのではないでしょうか。
そこで、玄関を使いやすく、そして見た目もおしゃれにするために、「シェルフ」を使うことをご提案します。
この記事では、玄関に置くシェルフの選び方と収納術をご紹介します。
おしゃれな玄関への近道!シェルフを置こう!
家族だけではなく、お客様の出入りも多い玄関。
そんな場所だからこそ、おしゃれですっきりとした印象の良い玄関にしたいものですよね。
そこで登場するのが「シェルフ」です。
まず、シェルフについてご存知ではない方のために、シェルフについてお話ししておきましょう。
シェルフとは、棚のことです。
タイプによって見た目やサイズにも違いがありますが、ものを収納するための棚として使われます。
玄関は狭いスペースであることが多いですよね。
そのような狭いスペースに、靴や小物などを収納するためには、整理整頓をするためのシェルフが欠かせません。
現在は、扉や引き出しがない収納棚のことをシェルフとして呼ばれることが多く、おしゃれな玄関にするためには選び方や収納術を知る必要があるでしょう。
玄関にはどれを置く?シェルフの種類について
それではまず、シェルフの種類についてご紹介していきます。
◯オープンシェルフ
背板や側板などがついていないオープンなタイプのシェルフです。
いちいち扉や引き出しを開ける必要がないので、収納するときも取り出すときもスムーズな動作が期待できます。
中が丸見えの状態なので、外からの見た目も気にしながら収納してください。
◯ブロックシェルフ
ブロックに分けられた棚を積み上げて使うタイプのシェルフです。
シェルフを置く場所の広さや収納量によって形状を変えられます。
◯ユニットシェルフ
さまざまな使い方を想定したユニットを組み合わせて使うタイプのシェルフです。
靴を置く、掛けて収納するなど、使い分けができます。
◯ウォールシェルフ
ウォールシェルフは壁に取り付けるタイプのシェルフです。
重さに耐える力が弱いので、おしゃれなインテリアの一部として見せる収納を目指しましょう。
玄関という空間のアクセントとして役立ってくれるはずですよ。
どれがおしゃれ?シェルフの材質にも注目!
玄関に置くシェルフを選ぶなら、タイプの種類だけではなく、材質にもこだわりましょう。
◯木材
シェルフに多く選ばれているのが木材です。
温かみのある見た目で玄関にも合わせやすく、木材を貼り合わせた合板が使われているため価格が安く抑えられるところも嬉しい点です。
カラーやサイズも種類が多く展開されているので、きっと希望のものが見つかるはずですよ。
もし、木材の中でも見た目のおしゃれさにこだわりたいのであれば、無垢材を選んでもいいかもしれませんね。
無垢材とは、丸太から切り出した加工の施されていない天然の木材のことです。
価格帯は上がってしまいますが、天然素材ならではの木目を活かしたおしゃれなシェルフが揃っていますよ。
◯プリント化粧板
プリント化粧板は、木材でできたシェルフにシートを貼って仕上げたものです。
さまざまな材質のシートが用意されているので、価格は抑えながらも高級な木目の雰囲気を楽しむこともできます。
◯スチール材
無機質でクールな印象のスチール材は、シェルフとして使い勝手も良く、重量がないので移動も楽です。
玄関を彩る男前インテリアとしても役立ってくれるはずですよ。
玄関に置くシェルフの選び方は?
シェルフのタイプや材質についていくつかの種類をご紹介してきました。
玄関に置くシェルフ選びにおいては、このほかにも次のことを念頭に置いておきましょう。
〈収納するものを考える〉
玄関に置くシェルフには、なにを収納する予定ですか。
収納するものによっては、シェルフの形状やサイズ、容量も違ってきます。
どれくらいのサイズをどれくらい収納するのか、おおまかに決めておくと、玄関用のシェルフを選ぶときの迷いが少なくなるでしょう。
〈サイズを考える〉
玄関にシェルフを置くときにとても大切なのがサイズ選びです。
狭いスペースに大きすぎるシェルフを置いてしまうと、靴の脱ぎ履きさえもできなくなってしまうかもしれません。
また、大きすぎるシェルフは玄関に圧迫感を生み、おしゃれな空間づくりも難しくなるでしょう。
このような事態に陥らないためにも、サイズ選びは慎重に行ってください。
サイズを計測するときに忘れがちなのが奥行きです。
高さや幅はもちろんですが、奥行きについても考えを巡らせておかないといけません。
せめて、玄関にある靴を収納できるくらいの奥行きは確保しておきたいところです。
〈カラーやデザインを考える〉
機能や実用性だけではなく、カラーやデザインなどの見た目もシェルフ選びの重要なポイントです。
玄関全体の雰囲気と調和のとれるシェルフ選びを心がけてください。
玄関をおしゃれに見せるシェルフの収納術
収納するものが外から見えてしまうシェルフを玄関に置くときは、今からご紹介する収納術を試してみてください。
【収納術1:隠す部分をつくる】
いくら収納するものに気を配ったとしても、どうしても雑多で見た目を損なうものは出てきてしまいます。
そういったものはカゴなどにまとめて入れて、オープンな見た目のシェルフに収納してしまいましょう。
収納のためのカゴは、玄関やシェルフの雰囲気にマッチしたおしゃれなものを選んでください。
【収納術2:空間を設ける】
玄関のシェルフにものを収納するときは、空間全体を埋めずにあえて空きスペースを設けてください。
空いている部分があることで、空間にゆとりが生まれ、見た目にもすっきりとした印象になります。
次項でも玄関に置くシェルフの収納術をご紹介します。
まだある!シェルフのおしゃれ収納術
引き続き、玄関でのシェルフの収納術をご紹介してきます。
【収納術3:段によって使い分ける】
シェルフの段ごとに収納するものの種類や色合いなどを決めておくと、パッと見たときに玄関がおしゃれな印象を受けます。
コツとしては、色合いが明るいものは上の段に、暗いものは下の段に収納すると、奥行きを感じることができるでしょう。
【収納術4:小物をプラスする】
小物をプラスすることでも、シェルフをおしゃれに使い勝手が良くできます。
用意する小物は突っ張り棒とカーテンです。
シェルフに突っ張り棒を取り付けて、そこにカーテンをかければおしゃれな目隠しとして役立ちます。
S字フックもシェルフに使える小物です。
スチール材のシェルフであれば、棚板に隙間が空いているはずです。
その隙間にS字フックをかければ、カギや傘、カバンなどをかけておくことができます。
身近な小物でもシェルフをおしゃれに使いやすくできますので、さまざまなアイデアを実践してみてください。
シェルフを置いてこだわりの玄関を手に入れよう!
種類豊富なシェルフですが、玄関に置くにはいくつかのポイントを押さえた選び方が必要です。
形状のタイプや材質だけでなく、収納するものやサイズ、デザインやカラーなども考えたうえで、玄関に合ったものを選んでください。
そして、シェルフを選んだあとは、ものを収納する作業に移ります。
シェルフへの収納術を覚えて、おしゃれで使いやすい玄関を目指してくださいね。