ワインレッドはその名の通り、深みのある赤ワインのような渋い色です。
大人っぽいワインレッドのソファを選んで、華やかであたたかみのあるインテリアにしてみてはいかがでしょうか。
カラーコーディネートの基本にも触れつつ、おしゃれに見せるコツを考えていきましょう。
ワインレッドのイメージとは?
ワインレッドには、どのようなイメージがあるでしょうか。
・情熱的
・あたたかい
・セクシー
・大人
・高級感
・エレガント
・シック
思いつく限り並べてみましたが、色から感じるイメージは人それぞれですね。
女性的な色だと思う方もいれば、クールでかっこいい色だと思う方もいるのではないでしょうか。
ワインレッドは、黒やグレーなどのスタイリッシュな色とよく合います。
落ち着き感がありますが、しっかりと主張する色なので、白黒のストライプと合わせても存在感が薄れることはなく、互いに引き立て合うでしょう。
ソファの色としても人気で、汚れが目立ちにくいですし、スタイリッシュなインテリアを情熱的に見せる効果があります。
重さを感じさせる色なので、壁やカーテンなどの色よりは、ソファやラグで取り入れたほうがいいでしょう。
ワインレッドのソファでインテリアをおしゃれに!
モノトーンインテリアにも合うワインレッドのソファですが、エレガント・レトロ・男前など、似合うコーディネートはたくさんあります。
一方、北欧インテリアやシャビーシックインテリア、ポップインテリアなどと合わせるのは、少し難しいかもしれません。
淡いトーンでまとめた軽やかなインテリアの中に置くと違和感を感じることが多いでしょう。
とは言え、「似合わないかな?」と迷うような部屋でも、コーディネートのポイントを押さえれば自然に調和させることができます。
◎床(敷物)、カーテンの色と合わせて選ぶ
ソファは、ラグやカーペット、フローリングの色と合ったものを選ぶのがポイントです。
下がブラウンやベージュなら、ワインレッドのソファを置くことであたたかいイメージが強調されます。
グレーやホワイトならソファを際立たせることができますし、黒ならスタイリッシュになるでしょう。
また、カーテンの色との相性も考えてみましょう。
緑系のカーテンや、明るいポップな色合いのアイテムとコーディネートするのは難しいです。
ワインレッドのソファを買う前に、カーテンや床の色を確認してみましょう。
ソファ選びのポイント!インテリアに合わせて選ぶ
◎ソファのサイズや質感をイメージする
色は同じでも、デザインやサイズ、質感はちがってきます。
シンプルでコンパクトなデザインのソファなら、同じくシンプルなインテリアと合うでしょう。
肘掛けや脚などに金属があれば、スタイリッシュなインテリアと合わせやすいです。
また、ふかふかのクッションで脚がかわいい木製のソファでしたら、ナチュラルなイメージになります。
大きなL字ソファなど、重量感があるものを選べば、それを中心にインテリアコーディネートをするようになるでしょう。
ソファ以外のところの色味は控えめにすれば、落ち着いたコーディネートになります。
ソファの布も、凹凸があるものや光沢のあるもの、ツヤ感があるものなど、素材によって質感が変わりますよね。
もちろん、デザインを意識して選ぶことも大切です。
ワインレッドという色だけではなく、そのソファ全体から受けるイメージを感じ取って、インテリアとの相性を考えてみてください。
ワインレッドのソファで個性的なインテリアに
個性的なインテリアに挑戦したい方に、おすすめのコーディネートをご紹介します。
★あえて青や黄色を取り入れる
ラグやクッションなどに、ブルー系やイエロー系の色を持ってくる方法もあります。
全体的に、「アーティスティック」「レトロポップ」などのイメージでまとめれば、赤・青・黄色の3色を使うこともできるでしょう。
ソファにレトロな雰囲気があれば、「レトロ」というつながりで、様々な色を組み合わせることができるでしょう。
★ソファとラグを同じ色合いで
ソファとラグを似た色でコーディネートすると、空間に広がりを感じさせる効果があります。
ワインレッドのソファに、同じワインレッドと紫の2色を使ったラグなど、柄を変えるとおしゃれです。
間接照明もダークトーンの赤で揃えると、統一感のあるインテリアが楽しめるでしょう。
★オールホワイトインテリアに
白だけでコーディネートするホワイトインテリアに、ワインレッドのソファ。
殺風景に見せずにセンスよく仕上げたいなら、合わせるアイテムの素材やデザインで遊ぶといいかもしれません。
モダンな柄のクッションやガラス素材のテーブル、間接照明など、インパクトのあるアイテムを置いてみてください。
色合いはシンプルでも、センスよくコーディネートすることができます。
ワインレッドのソファに合う色を色相環から考える
ここからは、カラーコーディネートについて掘り下げていきます。
「カラーコーディネートが難しそう」と悩んでいる方は、色相環(しきそうかん)を参考にしてみてください。
色相環とは、赤、オレンジ、黄色、黄緑など、近い色をぐるりと円にしてつなげた図のことです。
隣り合う色同士は類似色、反対側にある色は補色と呼ばれます。
これによると、ワインレッドの類似色は紫で、補色は緑系のカラーです。
類似色も補色もちがう意味で相性がいいと言われています。
似たもの同士ならケンカせずに馴染み、真逆なら引き立て合うというわけです。
しかしながら、インテリアに使う場合は注意が必要です。
類似色を使うと同じイメージが強調され、補色を使うと空間が分かれて見えるため、狭く見せてしまうこともあります。
例えば、ワインレッドのソファと紫のカーテンなどをそれぞれ広い範囲に使うと、ミステリアスなイメージが強調されるのではないでしょうか。
そうしたバランスも考えながら、カラーコーディネートしていきましょう。
トーン分類図・色見本も参考に!インテリアのカラーコーディネート
インテリアコーディネートをする際には、トーン分類図を参考にするのもおすすめです。
色相環よりも細かく、明度と彩度に合わせて色を比較できます。
明度というのは、黒から白になるように変わる明るさのことです。
同じくらいの明度、彩度の色を選べばまとまり感が生まれますが、メリハリがないように見えてしまうこともあります。
そんなときは、引き締めカラーをアクセントとして取り入れるといいでしょう。
ワインレッド以外の色の明度と彩度を高くするか低くすれば、コントラストが生まれてコーディネートしやすいと考えられます。
また、色について詳しく知りたいなら、色見本で細かい色のちがいを確認することもできるでしょう。
ワインレッドと近い色としては、
・ボルドー
・えんじ色
・バーガンディ
などがあります。
えんじ色は暗めだけれど強い赤で、バーガンディは、ワインレッドよりも暗い紫がかった赤です。
ボルドーも、バーガンディよりは明るい色とされています。
明るい順に、えんじ色、ワインレッド、ボルドー、バーガンディとなっていますので、ソファを選ぶ際に参考にしてください。
ワインレッドのソファでコーディネートしよう!
ワインレッドは落ち着いた色で汚れも目立たないので、ソファの色としてもおすすめです。
清潔感のあるコーディネートにするために、多くの色を使いすぎないことに注意してください。
類似色でコーディネートしたり、補色をアクセントカラーとして使ったりするのもおすすめですが、全体的なバランスを意識しましょう。