ユニットバスのリフォーム!浴室床シートを貼って快適生活

最終更新日:2019/03/09

ユニットバスの床がタイルの場合、素足で触れた際にひんやりとした感覚があったり、滑りやすかったりといった不満を抱えている方もいるのではないでしょうか。

そんな不満を軽減するおすすめの素材が「浴室床シート」です。

今回は、浴室床シートの種類やリフォームを依頼する業者の選び方、おすすめの浴室床シートをご紹介します。

ユニットバスのリフォームに最適な「浴室床シート」とは?

「浴室床シート」とは、ユニットバスの床だけをリフォームすることができる素材です。

浴室床シートの中には「衝撃吸収重視型」と「キャスター走行重視型」といった種類があります。

衝撃吸収重視型の浴室床シートは凹凸がありクッション性が高く、転倒時の衝撃を吸収できるのが特徴です。

浴室で起こる深刻な事故のひとつに「転倒事故」があります。

特に、高齢者の方や子供による転倒事故は命に関わる危険性が高いと言えるでしょう。

衝撃吸収重視型の浴室床シートは、防滑性があるため凹凸部分に足の裏がフィットし、転倒を防止することができるのです。

クッション性が高いという点では、万が一転倒してしまった際の衝撃も効果的に吸収します。

また、浴室で起こる深刻な事故には「ヒートショック」もあります。

ヒートショックとは、他の部屋と浴室との温度差によって、血圧が大きく変化して起こる健康障害のことです。

衝撃吸収重視型の浴室床シートは、タイルの床のようなひんやりとした感覚がなく、断熱性も発揮するため、ヒートショック予防になります。

キャスター走行重視型の浴室床シートの特徴は?

ユニットバスのリフォームに最適な浴室床シートの衝撃吸収重視型の特徴がわかったところで、「キャスター走行重視型」の特徴について見ていきましょう。

福祉施設などの浴室において、タイルの床の上を車いすで移動した際、目地の凹凸による震動が伝わって不安を覚える方がいるという話を耳にします。

キャスター走行重視型の浴室床シートは、そんな震動を軽減するため、車いすで走行した際の不安も軽減できるでしょう。

このように、高機能な性能を持つ浴室床シートを使ったユニットバスのリフォームは、DIYでも行うことができないことはありません。

しかし、それなりの費用がかかる上、失敗などのリスクが伴うため、DIYでのリフォームはおすすめはしません。

そこで、浴室床シートを使ったユニットバスのリフォームを専門業者に依頼することも考えましょう。

専門業者に依頼した場合の費用相場はどれくらいでしょうか。

リフォーム業者に依頼すると高額になるイメージがある方もいるかもしれませんが、費用相場はおよそ4~10万円程度です。

これは、材料費や工賃込みでの相場になります。

リフォームにかかる費用は、使用する浴室床シートの種類やユニットバスの床面積などによって変わります。

DIYの費用!浴室床シートを使ったユニットバスリフォームは業者に依頼

浴室床シートを使ったユニットバスの床リフォームを業者に依頼する場合の費用がわかったところで、DIYする場合の費用も見てみましょう。

浴室床シートを自分で用意してDIYする場合には材料や道具を一式揃える必要があるため、最低でも2万円かかります。

そして、一から施工するとなると下処理作業から浴室床シートの貼り替え、コーキング作業まで全ての手順を自分で行うことになります。

浴室の床は、勾配があるためそれに合った下処理作業などをしなければならない上、強力な接着剤を使用して浴室床シートを綺麗に貼るのは難易度が高いです。

また、浴室床シートを使ったリフォームを4~6万円程度で行ってくれるリフォーム業者がいる場合には、費用による差もそんなにありません。

したがって、費用面や自分で施工する場合の労力、リスクを鑑みるとリフォーム業者に依頼した方が無難と言えます。

仕上がりも専門のリフォーム業者に依頼した方が綺麗になるでしょう。

浴室床シートを使ったリフォームを依頼する業者の選び方

この章では、浴室床シートを使ったユニットバスの床リフォームを依頼する業者の選び方について解説します。

一般的に、浴室リフォームの実績があるリフォーム業者であれば、浴室床シートを使ったリフォームも可能であるはずです。

しかし、浴室リフォームの実績があっても浴室床シートを使ったリフォームの実績がないリフォーム業者に依頼するのは少し不安が残ることもあるでしょう。

したがって、リフォーム業者を選ぶ際には、浴室床シートを使ったユニットバスのリフォーム実績があるのかを確認しておくと良いでしょう。

実績が豊富だと安心して頼みやすいです。

また、1418(1坪)サイズほどのユニットバスの床のみのリフォームに8万円以上かかる場合は、複数のリフォーム業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

リフォーム業者に直接依頼した場合に8万円以上かかる理由は一概には言えませんが、元請けや下請け、孫請けといったように、複数の業者が間に入っている可能性があるからです。

そのため、相見積もりを取っておくことで、条件や金額にあった業者を見つけやすくなります。

ユニットバスリフォームにおすすめな浴室床シートは?

ここからは、ユニットバスの床リフォームに最適で高機能なおすすめの浴室床シートをご紹介します。

東リ株式会社の「バスナフローレ」は、衝撃吸収性や防滑性に優れた浴室床シートです。

表面に細かな凹凸が施してあることで足がしっかりとフィットし、転倒を効果的に防止します。

クッション性があるため、万が一転倒してしまった際にはその衝撃を吸収します。

クッション性があるという点では、ユニットバスの床にひざをついて介助する際にも負担が少なく、おすすめです。

また、接触温熱感に優れており、素足で触れた際のひんやりとした感覚がなく快適で、ヒートショックの防止にも役立ちます。

さらには、水はけ性も良くカラっと乾くので掃除がしやすくカビも発生しにくいです。

カラーは、アイボリー・ピンク・ベージュ・グレー・ブラウン・ダークグレーのおしゃれな6種類が揃っています。

サンダインフロアは防滑性に優れた浴室床シート!

最後にご紹介するユニットバスの床リフォームにおすすめの浴室床シートは、アサヒゴム株式会社の「サンダインフロア」です。

こちらは、特殊なゴムでできた浴室床シートで、耐久性や防滑性に優れています。

タフな素材で、温水や熱、酸、アルカリ、漂白剤といった成分に対して高い耐久性があります。

また、耐摩耗性も高いため掃除の際にデッキブラシなどを安心して使用することができます。

ゴム素材の表面にはシボ加工が施されており、高い防滑性を発揮します。

さらに、床がタイルのユニットバスに取り入れることで、素足で触れた際のひんやり感を軽減できることからヒートショックの予防にもなり、高齢者の方がいるご家庭にもおすすめできます。

カラーは、アイボリー・グレー・ライトグリーン・ピンクとおしゃれな色合いが揃っています。

ユニットバスの床は浴室床シートを使って快適にリフォーム!

ユニットバスの床は、浴室床シートを使ってリフォームするのがおすすめです。

衝撃吸収性や接触温熱感のある浴室床シートを取り入れることで、転倒時の衝撃やヒートショックを効果的に防止することができます。

リフォームの際には、複数の業者から相見積もりを取り、床シートを使ったリフォームの実績がある業者に依頼しましょう。