お風呂掃除は、何かと大変なイメージがありますよね。
しかし、掃除せずに放置しておくと、もっと大変なことになるのは明白です。
そこで今回は、お風呂の中でも「ユニットバス」にターゲットを絞り、詳しい掃除方法などをお伝えしていきます。
また、「ユニットバスを徹底的に掃除したい!」という人必見の、ドアの外し方もご紹介していきます。
普段見逃しているユニットバスの隅々までキレイにしましょう。
外し方の前に!ユニットバスのドアの種類を確認しよう!
ユニットバスのドアには大きく分けて3種類あります。
ドアの外し方をお伝えする前に、まずは自分の部屋のユニットバスのドアがどの種類なのか知っておきましょう。
【開き戸タイプ】
開き戸タイプは、ドアノブなどを握り、ドアを手前側に引くか奥側に押して開けるタイプのドアになります。
開き方は部屋によっては手前だったり奥だったりしますが、構造的にはどちらも同じと言えます。
双方にメリット、デメリットがあり、メリットとしては、手前に開くタイプの場合は、浴室内の広さをドアの可動域分確保できることです。
逆に、奥に開くタイプの場合は、入浴中などにドアに付着した水は浴室内に滴ることで、外の部屋には落ちないことがメリットと言えます。
手前に開くタイプの場合は逆で、ドアに付着した水が外の部屋に滴る可能性があり、注意が必要になることです。
奥に開くタイプの場合のデメリットとしては、浴室内の物が倒れたり、中の人が倒れたりしてしまったときにつっかえてしまってドアが開かなくなることがあります。
【折れ戸タイプ】
折れ戸タイプは、縦に細長いドアパネルが3~4枚ほどあり、パタパタと折りたたみながら開閉できるドアです。
メリットとしては、ドアの可動域が少ないため、浴室の内と外でそれぞれスペースを節約できます。
ワンルームや、比較的狭い部屋などで使われていることも多いドアです。
デメリットとしては、折りたたみの部分が故障しやすいことがあるようです。
【引き戸タイプ】
引き戸タイプは、横にスライドさせてドアを開閉するタイプになります。
この3つのドアタイプの中では、一番省スペースのドアタイプです。
メリットは省スペースなだけでなく、入り口の部分が広く取れることが挙げられます。
デメリットとしては、ドアのレール部分に汚れが溜まりやすいことが挙げられます。
ユニットバスのドアが「開き戸タイプ」だった場合、手動プラスドライバーを準備!
では、ユニットバスのドアの外し方、開き戸タイプについてご紹介していきます。
実際に取り付けられているドアのタイプは数多くあります。
ここでは、一般的な外し方についてお伝えしていきます。
【用意する道具】
・手動プラスドライバー(電動ドライバーだとネジの頭が潰れる可能性があるので避けましょう)
・かなづち
・マットなどの敷くもの
【ドアの外し方:開き戸タイプ】
開き戸の場合、まずはドアを開ききった状態にして作業を始めましょう。
ドアを開いたら、ドアの下に用意したマットなどを敷いておきます。
これは床に傷や汚れを付けないためになります。
蝶番の軸が固定されている場合は、蝶番のネジを外していきましょう。
上から外していくとやりやすいです。
蝶番の軸が外せる場合には、上の蝶番の軸を外し、ドアを上方向に持ち上げるようにすると外すことができます。
軸を外す際に、かなづちで軽く叩きながら外すといいでしょう。
力を込めすぎると怪我や事故のもとになるので、様子を確認しながら慎重に行ないましょう。
「折れ戸タイプ」の外し方!TOTOのドアで解説
次に、ユニットバスのドアの外し方、折れ戸タイプについてご紹介していきます。
折れ戸タイプの場合はメーカーやドアの種類によって外し方が異なります。
そこで、1つ例を取り上げてお伝えしていきます。
作業前にメーカーの確認をしてみましょう。
【ドアの外し方:折れ戸タイプ(TOTOの場合)】
まずは、ドアを閉めましょう。
このとき完全に閉めきらず、少しだけ開けておきます。
ドア上部のレバーを左右共に下げながら奥側に倒すようにします。
そうすると、上部のレールからドアが外れます。
後はドアを持ち上げれば下のレールからも外れ、ドアを外すことができます。
作業の際は、マットなどを敷いておくことを忘れないようにしましょう。
※TOTOの全てのドアでできる訳ではありません、取扱説明書などで確認しましょう。
折れ戸の場合は、レールのロックをしている部分を外すことで、比較的簡単に取りはずせるようになっている場合が多いです。
また、ドアに取り外し方の説明が書かれたシールなどが貼ってある場合もあるようです。
障子のイメージで!「引き戸タイプ」の外し方
最後に、ユニットバスのドアの外し方、引き戸タイプについてご紹介していきます。
引き戸タイプについては、メーカーなどによって取り外し不可となっていることもあるので、注意してください。
こちらも作業前に、メーカーや取扱説明書などを確認しましょう。
引き戸タイプのドアの場合も、メーカーやドアの種類によって取り外し方が違うこともありますが、1つの例としてご紹介します。
【ドアの外し方:引き戸タイプ】
引き戸タイプの場合は、障子などの引き戸と同じように、上方向に持ち上げるようにするとレール部分から外れ、ドアを外すことができます。
このときに、上記で用意したマットなどを敷いて、その上にドアを置くようにしましょう。
引き戸には、3枚引き戸、2枚引き戸などありますが、方法は基本的にどれも同じになります。
ドア枠の隅など徹底的に掃除しよう!
ユニットバスのドアの外し方がわかったところで、しっかりと確認した上で取り外しましょう。
取り外してみると、今まで見えなかったドア枠の隅などに溜まった汚れが発見できるのではないでしょうか。
また、浴室のドアには、通気口があることがほとんどです。
その部分にも埃や汚れが多く溜まります。
隅々まで徹底的に掃除していきましょう。
ドアの汚れは、浸けおきが効果的です。
通気口部分などは、手が届かず掃除もしにくいです。
おすすめなのは、浴槽を利用した浸けおきです。
浴槽にお湯を張り、洗剤などを入れて、そこにドアを入れて浸けていきます。
浸けおきでしたら、通気口の汚れもしっかりと落とすことが期待できます。
そして、ドアを取り外した後のドア枠の隅やレール部分なども磨いていきましょう。
ユニットバスのドアを外す際の注意事項
ユニットバスのドアの外し方についてご紹介してきましたが、作業する上での注意点を改めてお伝えします。
思わぬ怪我や事故に繋がる恐れがあるので、もう1度確認していきましょう。
【作業する際は2人以上で行なう】
ドアは軽いものではありません。
そのため、1人では取り外しは行なわないようにしましょう。
2人以上で、ドアを押さえてもらったり、支えてもらったりしながら作業を行ないましょう。
【メーカーや取扱説明書を確認する】
何度もお伝えしていますが、メーカーや取扱説明書をしっかりと確認してから作業しましょう。
メーカーによっては、ドアの取り外しは業者のみ可となっている場合もあります。
無理に外すと破損させてしまったり、怪我や事故に繋がる恐れもあるので、こちらもしっかりと確認しましょう。
【洗剤を混ぜないようにする】
お風呂掃除では特に多いことですが、塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜると有毒の塩素ガスが発生します。
特に今回取り上げているユニットバスは、トイレとお風呂が同じ空間にあるので、トイレ用の洗剤とお風呂用の洗剤を同時に使わないようにしてください。
また、必ず換気を行い掃除しましょう。
安全確保でしっかり掃除!
今回ご紹介したユニットバスのドアの取り外し方は、しっかりと確認した上で行うことが非常に重要になります。
安全面をきちんと確保して、お風呂掃除に取り掛かりましょう。
もし、ドアの取り外しが難しいようであれば、決して無理に外さず、できる部分を掃除しましょう。
今回ご紹介したドアの外し方は、あくまで1つの例なので自分の部屋のドアをしっかり確認してください。
そして、キレイなお風呂で気持ちよく入浴しましょう。