ホームシアターのスクリーンの種類は?設置パターンも解説

最終更新日:2019/03/05

自宅にいながら、映画館さながらの雰囲気を楽しむことができるのがホームシアターです。

大迫力の映像を楽しむことができるホームシアターのスクリーンには、どんな種類があるでしょうか。

今回は、ホームシアターのスクリーンの種類や、設置パターンなどを解説します。

自宅にホームシアターを設置するメリットは?

自宅にホームシアターを設置する最大のメリットは、なんと言っても自宅にいながら映画館のような雰囲気を楽しむことができる点でしょう。

プロジェクターからスクリーンに映し出される映像で、液晶テレビとは一味も二味も違う大迫力を体感することができます。

また、ホームシアターは映画館で映像を楽しむよりもメリットがたくさんあります。

まず、ホームシアターであれば好きな映画を一人で楽しむことができます。

周りを気にせず、好きな映画を大画面で集中して観ている時間はなんとも贅沢です。

また、映画館の場合は、当然ですが備え付けの椅子に座ることになりますが、ホームシアターならお気に入りの椅子に座って映画を楽しむことができます。

極限までリラックスした状態で映画を観ることができる点も大きな魅力と言えるでしょう。

さらに、スポーツ観戦をする際には、迫力のある大画面で観ることで間近で観戦しているような臨場感を体感することができます。

映画もスポーツもテレビとは大きく違う満足感を得ることができるでしょう。

自宅に設置するホームシアタースクリーンの選び方

この章では、自宅にホームシアターを設置する場合のスクリーンの選び方について解説します。

スクリーンの選び方で一番重要となるのがサイズ感です。

せっかく自宅にホームシアターを設置するのだから、どうせなら大きなサイズのスクリーンを設置したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、スクリーンからあまり距離を取ることができない部屋に大きなサイズのスクリーンを設置すると、映像が観えにくくなる恐れがあります。

近い距離で大きなスクリーンを観ると、映画館の一番前の席で映画を観ているような状態になってしまいます。

映像を観ている際に首に負担がかかってしまったり、アクション物の激しい演出の映画などを観ると辛くなってくる恐れもあります。

したがって、賃貸物件などのあまり広くない部屋に設置するスクリーンは、大きくても100インチ程度にしておくと良いでしょう。

スクリーンから視聴位置まで3メートル程度の距離になる部屋であれば、80インチや100インチ程度のスクリーンをおすすめします。

ホームシアターのスクリーンにはどんな種類がある?

自宅にホームシアターを設置する場合、スクリーンのタイプによる選び方も大切になります。

ホームシアターのスクリーンには、大きく分けて「床置きのスタンドタイプ」「吊り下げタイプ」「壁掛けタイプ」と3つの種類があります。

床置きのスタンドタイプのスクリーンは床に設置して、本体からスクリーンを上に引き出して固定する形になっています。

床置きのスタンドタイプのスクリーンは、映像を観たいときに取り出して設置することができ、使用しない際には収納しておくことができるのが大きなメリットと言えます。

続いて「吊り下げタイプ」は、天井や壁に固定して吊り下げ設置する形のスクリーンです。

手動と電動でスクリーンを上下させる2種類のタイプに分かれており、3つのタイプの中で最も高価です。

そして「壁掛けタイプ」は、壁のフックなどに引っ掛けて設置する形になっており、3つのタイプの中で最も安価です。

ホームシアターのスクリーンの設置パターン

ホームシアターのスクリーンのタイプによる違いがわかりましたが、3つのタイプはどうやって設置するのでしょうか。

まず、床置きのスタンドタイプのスクリーンは、床に置くだけで設置が可能であるため3つのタイプの中で、設置が一番簡単です。

次に、壁掛けタイプのスクリーンは、壁のフックに引っ掛けて設置したり、カーテンのレールを利用することで簡単に設置することができます。

続いて、吊り下げタイプのスクリーンは、設置パターンが複数あります。

まず「天井付け」というパターンでは、本体を天井に取り付け、視聴位置からみたときに本体の奥からスクリーンが降りる形になります。

次に「壁付け」というパターンは、視聴位置からみて正面の壁に本体を取り付ける形になり、スクリーンは本体から壁を沿うように降ります。

続いて、デザイン性を考えた設置パターンに「垂れ壁への設置」があります。

天井から下っている垂れ壁と呼ばれる隠し板のうしろにスクリーン本体を設置するパターンです。

本体が隠れるため、インテリアに馴染みすっきりとした印象になります。

最後に、家を新築やリノベーションする場合に取り入られているパターンが「天井埋め込み」です。

部屋の天井に掘り込みを作って、その中に本体を埋め込んで設置するパターンになります。

価格帯が広いホームシアター!相場はどれくらい?

自宅に設置できるホームシアターのスクリーンの価格相場はどれくらいでしょうか。

ホームシアターというと高価なイメージを抱いている方も多いかもしれません。

しかし、壁掛けタイプのスクリーンは2万円台から販売されており、比較的リーズナブルな価格で購入することができます。

また、床置きのスタンドタイプで、スクリーンを引き上げる形の物は手動式であれば、4万円台から販売されています。

電動式は5万円台から販売されており、想像よりもリーズナブルと感じる方も多いのはないでしょうか。

さらに、ホームシアターセットもおよそ2万円と求めやすい価格の物があります。

高級なシアターセットになると、価格も跳ね上がり数十万円にのぼる物も販売されています。

また、ホームシアターを楽しむ際に欠かせないプロジェクターの価格は、人気機種だと10万~20万円が相場となっています。

ホームシアターを楽しむときは部屋を暗くするべき?

自宅にホームシアターを設置して映像を楽しみたい場合に、部屋は暗くするべきでしょうか。

部屋に友達を呼んでお食事などを楽しみながら映画鑑賞したい際には、真っ暗な状態では不便です。

ホームシアターのスクリーンの中には部屋を真っ暗な状態で使用することを想定としたタイプが販売されています。

こちらを選ぶ場合には、映画館のように部屋を真っ暗にして楽しむ方が良いです。

しかし、最近では外からの光に影響されにくいタイプのスクリーンもあるため、設置条件に合わせて選んでみると良いでしょう。

また、プロジェクターに関しても部屋が真っ暗な状態でなくても楽しむことができるタイプが販売されています。

そういったタイプのプロジェクターを選ぶことで、少し暗い程度の部屋でも存分に映画やスポーツ鑑賞を楽しむことが可能になります。

加えて、直射日光が入る部屋で昼間から映像を楽しみたい場合には、遮光カーテンを閉めておくと良いでしょう。

ホームシアターのスクリーンは部屋に適した物を選んで設置!

ホームシアターのスクリーンには、壁掛けタイプと床置きのスタンドタイプ、吊り下げタイプの3種類があります。

壁掛けタイプや床置きのスタンドタイプは設置が簡単です。

また、価格は壁掛けタイプがリーズナブルでおすすめできます。

手軽にホームシアターを楽しみたい方は、設置が簡単なタイプのスクリーンを選んでみてください。