ユニットバスのシャワー水栓を交換!時期・方法・注意点

最終更新日:2019/03/07

ユニットバスのシャワー水栓を交換したい人は、実際どのようにして交換すればいいのか、悩みますよね。

交換したい理由も様々あり、水漏れなどで急いで交換したい人や、より機能性に優れたシャワーにしたいという人もいます。

今回は、ユニットバスのシャワー水栓を交換したい人必見の交換方法についてご紹介していきます。

また、交換する水栓の種類などについても解説していきます。

ユニットバスのシャワー水栓を交換する時期とは?

ユニットバスのシャワー水栓を交換する時期についてお伝えしていきます。

多くのユニットバスで使われているシャワー水栓は、長年の使用によって劣化が進み、水漏れなどを起こしやすくなります。

接合部分などの緩みで水漏れが発生することもあり、その場合は接合部分をしめなおすことで水漏れを解消することが可能です。

しかし、パッキンなどの劣化による水漏れの場合には、パッキンの交換が必要になります。

また、長年の使用により、頻繁に水漏れを起こすようであれば、シャワー水栓の交換が必要になってくるでしょう。

したがって、ユニットバスのシャワー水栓を交換する時期としては、「水漏れが頻繁に発生する」「パッキンを交換しても水漏れする」「違うシャワー水栓に変えたい」などが挙げられます。

また、長期間使っているようであれば、早めに交換するのも選択肢の1つです。

さらに、ユニットバスのシャワー水栓には、壁に取り付けるタイプとカウンターや浴槽の縁などに取り付けるタイプがあります。

今まで使っていたタイプ別のものに交換すると別途工事が必要になることがあります。

そのため、シャワー水栓の交換の場合には、今まで使っていたタイプと同じタイプのものに交換することが基本的と言えるでしょう。

ユニットバスのシャワー水栓の種類を把握しておこう!

ユニットバスのシャワー水栓の交換を行う前に、どのような種類のシャワー水栓があるのかをご紹介していきます。

交換したあとの使いやすさなども重要になるので、1度しっかりとシャワー水栓の種類について確認しておきましょう。

【2ハンドル混合水栓】

2ハンドル混合水栓とは、水とお湯を混ぜながら、温度の調節をしていくタイプの水栓になります。

自分の丁度いい温度にするために、水とお湯の2つのハンドルを回しながら、温度調節していく必要があります。

温度の調節に手間がかかることが多いですが、修理などがしやすい構造になっていて、比較的長持ちするという特徴があります。

古い住宅などに特に多く設置されている水栓タイプになります。

【サーモスタット式混合水栓】

サーモスタット式混合水栓とは、お湯の温度を調節できるハンドルがあるので、そのハンドルで丁度いい温度に簡単にできるタイプの水栓になります。

最近の住宅では、ほとんどがこのタイプのシャワー水栓になります。

温度調節がしやすく、比較的場所を取らないので狭いユニットバス内でも使いやすいです。

サーモスタット式混合水栓の場合は、修理費用などが高くなり、修理するよりも交換した方が安くなるといった特徴があります。

修理しても再び不具合が発生する可能性もあるため、多くの場合は、修理よりも交換になることが多いようです。

2ハンドル混合水栓をサーモスタット式混合水栓に交換する場合

実際に、ユニットバスのシャワー水栓の交換方法についてご紹介していきます。

まずは、2ハンドル混合水栓をサーモスタット式混合水栓に交換する場合の方法をお伝えしていきます。

上記では、基本として同じタイプの水栓に交換するということをご紹介しましたが、水栓の交換時に、サーモスタット式混合水栓にする方も多くなってきました。

実際に交換されることが多い、一般的な方法をご紹介していきます。

細かい部分については、それぞれの家などで違いがあるため、参考程度にしてください。

モンキーレンチやスパナ、タオルなどを用意しましょう。

【元栓を閉めよう】

まずは、安全な作業のために元栓をしっかりと閉めましょう。

ユニットバスの止水栓は別にないことがほとんどなので、家全体の元栓を閉めておきます。

【ユニットバスの点検口を開けよう】

ユニットバスの点検口には、給水管などがあり、給水用のホースと給湯用のホースがあるかと思います。

この2本のホースを取り外します。

【フレキ管を取り外そう】

モンキーレンチやスパナなどを使って給水と給湯の2本のフレキ管を取り外していきます。

【水栓を取り外そう】

次にナットを取り外して、水栓を取り外していきます。

水栓はナットやリング、パッキンなどで固定されているので、確認しながら取り外していきましょう。

【サーモスタット式混合水栓を設置しよう】

水栓を取り外すことができたら、2本の穴が残っています。

その穴に新しいサーモスタット式混合水栓をはめ込んでいきます。

サイズを確認して、前もって購入しておきましょう。

【水栓をしっかりと固定しよう】

先ほど取り外した作業と、逆の作業をしていくことになります。

スパナなどでしっかりと固定していきましょう。

水漏れの原因になるので、部品の付け忘れに注意して、確認しながら固定していきます。

【フレキ管を接続しよう】

水栓と給水管を接続しましょう。

フレキ管が劣化している場合があるので、古いものを使いまわすのではなく、新しいものに交換しましょう。

【蛇口を取り付けよう】

水漏れの原因になるので、パッキンを確実に取り付けてから、水栓に取り付けていきましょう。

【シャワーホースを接続しよう】

シャワーホースを取り付ける際にも、パッキンの付け忘れに注意しましょう。

【最後に水漏れの確認をしよう】

水漏れなどがないか、最後にしっかりとチェックしましょう。

特に問題がなければ、ユニットバスの点検口を閉めます。

これで完了になります。

壁付きサーモスタット式混合水栓を交換する場合

次に、ユニットバスのシャワー水栓の交換が、サーモスタット式混合水栓同士の場合についてご紹介していきます。

こちらは、上記と比べて作業もしやすくなります。

では、壁付きサーモスタット式混合水栓を交換する方法についてご紹介していきます。

【元栓を閉めよう】

トラブルの発生を防ぐためにも、必ず作業前には元栓を閉めましょう。

【既存の水栓本体を取り外そう】

サーモスタット式混合水栓の場合は、2本の取り付け部分があるので、モンキーレンチなどを使って2本とも取り外していきましょう。

水栓本体を取り外すと、取り付け脚の部分が残ります。

【取り付け脚の部分を取り外そう】

水栓本体の取り外し方と同様に、取り付け脚も取り外していきましょう。

取り付け脚を取り外したら、壁に穴が2つ現れます。

これで、新しい水栓を取り付けられるようになります。

【取り付け脚を固定していこう】

取り付け脚を穴にはめ込んでいきます。

水平になるように、傾きに注意して取り付けていきましょう。

【新しい水栓を取り付けよう】

取り付け脚と水栓本体を固定していきます。

水漏れ防止のために、必ずパッキンの確認をしましょう。

しっかりと固定して、ガタガタしないことを確認します。

【水漏れがないか確認しよう】

最後に、もう1度水漏れがないか、ちゃんと水が流れているかどうかを確認して、特に問題がなければ取り付け完了となります。

ユニットバスのシャワー水栓交換での注意点

ユニットバスのシャワー水栓を交換する場合の注意点についてお伝えしていきます。

特に賃貸の場合には、気をつけなければならないことになりますので、しっかりと確認しましょう。

賃貸の場合は、無断で水栓の交換をすることはできません。

必ず、大家さんや管理会社などに確認を取ってから作業を行いましょう。

また、指定の業者などがある場合には、大家さんや管理会社の指示にしたがうようにしてください。

くれぐれも勝手に交換作業をすることがないようにしましょう。

また、水漏れなどで、周辺の部屋などにも迷惑がかかってしまったりすることもあるので、自信のない方は自分で交換作業をするのは避けたほうが良いです。

業者に依頼して交換してもらったほうが、安心です。

次に、業者に依頼した場合の費用などについてご紹介していきます。

手っ取り早いのはプロの業者に依頼すること!

これまでユニットバスのシャワー水栓の交換方法についてご紹介してきました。

このような作業に慣れていない方や、水漏れなどのトラブルが発生してしまい自分で対応することが困難な場合には、プロの業者に依頼することをおすすめします。

素早く、確実な作業で対応してくれるはずです。

各業者によって料金は異なりますが、相場としては、おおよそ50,000円前後であることが多いようです。

交換する水栓のタイプなどによっても大きく料金は前後するので、おおまかな参考としてください。

大きなトラブルなどを起こさないためにも、プロの業者に依頼することが、最も簡単で安全なのかもしれません。

決して無理に交換作業を行わないようにしましょう。

自信がない場合にはプロに依頼しよう!

自分で交換するのに自身がない場合や、賃貸などで指定の業者に交換を依頼しなくていけない場合も多くあります。

シャワー水栓の交換自体は、自分でできてもプロの業者に依頼したほうがいい場合も多くあります。

また、自分で交換するのに自信がない場合などは、素直にプロの業者に依頼しましょう。

トラブル回避のためにも、プロの業者に依頼することを視野に入れておきましょう。