「カーペットの色が決められない!」おすすめなのはどれ?

最終更新日:2019/04/01

お部屋のイメージを決める「カーペット」ですが、どの色を選べばいいのか悩んでしまう人は多いと思います。

そこで今回は、カーペットの色を選ぶ方法やポイント、おすすめのコーディネート例をご紹介していきます。

ご自宅にぴったりのカーペットをチョイスして、魅力的なインテリア空間を実現させましょう。

カーペットを選ぶなら!お部屋の大きさを意識するのがおすすめ

まずはじめにご紹介するのは、お部屋の大きさでカーペットの色を決める方法です。

「お部屋が狭くて気になる…」「なるべく広々とした印象にしたい!」という人は、要チェックですよ。

色には「膨張色」と「収縮色」があるのをご存知でしょうか?

それぞれで効果が異なるので、簡単にご説明します。

●膨張色:大きく見える色(ホワイト、ベージュなど)

●収縮色:小さく見える色(ブラック、ブラウンなど)

薄い色は「膨張色」と呼ばれ、周囲と同化しやすいことが特長です。

例えば、壁や床がホワイトカラーなら、お部屋が広く明るく感じられるというわけです。

一方で、濃い色は「収縮色」と呼ばれます。

狭いお部屋の場合、収縮色のような濃い色はアクセントとして利用するのがおすすめです。

「薄い色のカーペットの上に、濃い色の小さなラグマットを敷く」といった使い方になります。

お部屋の狭さをカバーしたいときには、なるべく「膨張色」のカーペットを敷き、家具やカーテンも明るめなカラーリングをチョイスしましょう。

床の色でカーペットの色を決めてみよう!

続いてご紹介するのは、床の色でカーペットの色を決める方法です。

床上にカーペットを敷き詰める場合には、あまり気にする必要はありませんが、床が少しでも見える状態であれば意識していきたいポイントとなります。

また、ラグマットをアクセント使いしたいときにも参考にしてください。

それでは、それぞれの床色別に見ていきましょう。

【ライトブラウンの床】

ライトブラウンの床は、どんなカラーリングのカーペットでも大体マッチします。

同系色の「ベージュ」や「イエロー」を選べば、ナチュラルでやさしい雰囲気のインテリアになりますね。

【ダークブラウンの床】

もともとの床色が濃い場合、カーペットは「ライトグレー系」がおすすめです。

落ち着いた雰囲気を壊すことなく、上品なイメージへと仕上げてくれます。

【ホワイトカラーの床】

床がホワイトカラーだったときには、「ブラック」のカーペットをチョイスしてみましょう。

すると、スタイリッシュなモノトーンコーディネートとなります。

高級感が出るので、洗練されたモダンスタイルによく合います。

カーペットの色はインテリアテイストを意識することも大事!

床との調和は大切ですが、お手持ちの家具や雑貨との相性を考えていく必要もあります。

どのような雰囲気のお部屋にしたいのか、事前にイメージを固めてから選んでみてください。

<ナチュラルテイスト>

温かみのある雰囲気を演出するなら、暖色のカーペットがおすすめです。

活気ある「オレンジ」のカーペットは、お部屋を明るくしてくれます。

また、芝生を連想させるような「グリーン」のカーペットには、癒し効果が期待できるでしょう。

<モダンテイスト>

シンプルなモダンテイストであれば、「グレージュ」(グレーとベージュの中間)のカーペットはいかがでしょうか。

ラインや幾何学模様が入っていれば、よりテイスト感が高まります。

<北欧テイスト>

ホワイトを基調とした北欧テイストなら、あえて鮮やかなカラーリングのカーペットをチョイスしてみましょう。

「ビタミンカラー」をアクセントにすれば、本場北欧のおしゃれなインテリアコーディネートに近づくかもしれません。

<インダストリアルテイスト>

工業チックな雰囲気を出すためには、彩度を落としたカラーリングが最適です。

セピア調の「モノトーンカラー」や「ダークグレー」で、古めかしさを強調してみてください。

お部屋の役割ごとにカーペットの色を選ぶ!

ここまで、カーペットの色を選ぶ方法についてご紹介してきましたが、お部屋の用途によっても色の選び方は変わってきます。

まず、人の集まるリビングルームであれば、きつい配色を避けて心地よい空間づくりを意識してください。

色だけでなく、大きな柄物や毛足の長すぎるカーペットは避けたいところです。

お部屋のアクセントは、雑貨や小物で取り入れてみましょう。

次に寝室ですが、快眠するためにはファブリックのカラーコーディネートがキーポイントとなります。

これはカーペットだけでなく、カーテンやシーツカバーにも言えることです。

寝室の場合、華やかさを求めるよりも、深みのある落ち着いた色味を選ぶのがおすすめです。

鮮やかな原色を使いすぎると、交感神経が優位になって寝つきが悪くなってしまいます。

そのため、少しくすみがかったカラーリングをチョイスしていきましょう。

また、ブルーやブラウンなどの「アースカラー」もおすすめです。

清潔感をアピール!「男性」におすすめのコーディネート例

それではここから、男女別におすすめのコーディネート例をご紹介していきます。

まずは、「一人暮らしの男性」という想定です。

爽やかな印象を求めているのであれば、「ホワイト×ブルー」のコーディネートがおすすめです。

ブルーカラーには、「落ち着き」や「信頼」をイメージさせる効果もあると言います。

カーペットは「ホワイト」、カーテンで「ブルー」を取り入れれば、簡単に清潔感のある男部屋がつくれます。

マリンテイストの雑貨をアクセントにすれば、おしゃれな西海岸風インテリアにもなります。

続いておすすめするのは、「シンプルナチュラル」なコーディネートです。

実現させるために、片付けを徹底して生活感をなるべく排除しておきましょう。

カーペットの色味は「ベージュ」や「ライトブラウン」を選び、すっきりとしたお部屋づくりを心掛けます。

そこに、やさしい雰囲気の木製家具をレイアウトしてみましょう。

観葉植物をアクセントにすれば、開放的で過ごしやすいお部屋が完成します。

どちらがお好み?「女性」におすすめのコーディネート例

次に想定するのは、「一人暮らしの女性」というケースです。

ぜひとも、女性らしさが感じ取れるようなインテリアコーディネートにしていきたいですね。

はじめにおすすめするのは、「フェミニンテイスト」です。

女性ならではの配色や素材で、ガーリーな雰囲気を演出していきます。

家具は「ホワイト」をベースに揃えて、やわらかい「ペールカラー」のカーペットをチョイスしてみましょう。

フェミニンテイストであれば、淡い「ペールピンク」や「ペールグリーン」がおすすめです。

カーテンやベッドシーツなどのファブリックには、レース装飾や刺繍が施されているものを選んでみてください。

ロマンティックなインテリアコーディネートで、憧れのスタイルを表現してみましょう。

次におすすめするのは「レトロカフェテイスト」です。

落ち着いた雰囲気で、くつろげる女子部屋はいかがでしょうか。

濃い「ブラウン」の家具を基調として、ノスタルジックな配色を意識していきます。

スモーキーな暖色を多用しながら、まとまりのある空間を演出しましょう。

カフェらしさを出すために、ブックシェルフやソファをレイアウトするのもいいですね。

お部屋に合ったカーペットを選んでみよう!

インテリアコーディネートの要となるのが、カーペット選びです。

カーペットの色を変えるだけで、空間の印象は大きく変わります。

お部屋の大きさや床の色、インテリアテイストなどを考慮しながら、最適なカーペットをチョイスしてください。

お部屋の魅力を引き出すために、この記事が参考となれば幸いです。