収納スペースが少ないお部屋の場合、ベッド下の収納力をアップさせることで、お部屋をすっきりと片付けることができます。
一方、あえて収納せずに空けておいて通気性を良くし、お掃除ロボットなどで清潔さを保ちたいと考える方もいるでしょう。
「ベッドの高さを変えることなんてできるの?」と疑問に思った方に耳寄りの情報や、ベッド下収納のコツについてまとめました。
ベッドの高さを変える方法!便利グッズ活用・DIY
ベッドの高さを変えることで、デッドスペースを減らすことができます。
すると、お掃除しやすくなりますし、通気性も良くなります。
もし、どっしりとした重厚感のあるベッドでなければ、ベッドの高さを変えることができるでしょう。
見た目を気にしなければ、ベッドの4つの脚の下に雑誌や小さく切った木材などを置いて固定し、高さを上げることができます。
それと同じ考え方で、ベッドの脚の下に置く調節グッズが販売されています。
「安定性に配慮して調節できる高さ」ということで、5cm程度の低い物だったり、コンセントが付いていたり、デザイン性に優れた商品があります。
長方形の脚に対応する商品もあります。
お使いのベッドの脚のサイズに合えば、こうしたグッズでベッドの高さを変えることができます。
DIYが好きで、ホームセンターで商品を見て回るのが習慣になっているようでしたら、もしかしたら他に良いアイディアが浮かぶかもしれません。
ブロックを重ねてその上にベッドの脚を置き、角材で動かないように固定するなどすれば、脚の位置を高くこともできます。
また、ベッドの脚を取り外して新しい脚を付ける、という本格的なDIYもできる方もいることでしょう。
DIYでベッドの高さを変える時の注意点!高さ調節ができるベッドもある?
DIYが好きな方なら、ベッドの脚の下に何かを置くのではなく、フレームを解体して高さのある脚を付け直したり、フレームを一から作ることを考える方もいらっしゃると思います。
直線的に木材を組み合わせただけで作ることができるベッドフレームは、自作することに慣れた方なら、それほど難しくはない作業です。
もし、DIYで脚の高さを変える場合には、ぐらつきが起こらないようにしっかりと作る必要があります。
また、強度のある脚にしないと危険です。
「せっかく作ったのに失敗してやり直し……」。
ということにならないように、安定感のある脚を作らなければいけません。
脚に使う木材を選ぶ際に丈夫さを重視することはもちろん、脚と脚の間に柱を突っ張って、揺れやがたつきを予防しましょう。
寝心地が悪いベッドや危険なベッドにしないように注意してください。
ちなみに、「高さ調節ができるベッド」という物もあります。
例えば、「家具SHOP クオリアル」で取り扱われている「すのこベッド 4段階高さ調節 シングル」は人気商品で、通販サイトで税込み27,864円で販売されています。
明るい色合いのパイン材で作られた素朴な見た目ですが、頑丈で機能的なおすすめベッドです。
1番高くすることによって、ベッド下に大容量の収納ケースを置くことができますし、宮棚には2口コンセントが付いています。
ナチュラルなブラウンと、かわいらしいホワイトの2色から選べます。
これからベッドを購入する機会があれば、こうした高さ調節可能なベッドや、高さ調節しやすい形状の脚が付いたベッドを選ぶと良いかもしれませんね。
ベッドを高くしたらベッドガードを確認しよう
市販の「高さ調節グッズ」やDIYでベッドの高さを上げた後には、ベッドの安全性を高めることをおすすめします。
ベッドの柵、いわゆるベッドガードが付いていないベッドの場合、ベッドから落ちる可能性もあるかと思います。
DIYでベッドの高さを変えることでロフトベッドのように使う場合には、特にベッドガードを取り入れることが必要でしょう。
ベッドガードは通販サイトで探すと、2,600円くらいの安価な商品から、10,000円以上の商品まで幅広く、見た目も機能性も様々です。
その中でも品質が高い商品をご紹介します。
●ベルメゾン 幅伸縮式ベッドガード
マットレスの下に差し込んで使うベッドガードで、ベッドのサイズに合わせて長さの調節ができます。
スチール製でシンプルなデザインで、折りたためるので収納する時にも便利な、使い勝手の良い商品です。
税込み価格、3,229円の安さも魅力です。
レビューの中には、「布団がズレない」「使いやすい」という良い評価の他に、「高さが足りない」という口コミもありましたので、マットレスの厚さを考えて選ぶと良いでしょう。
ベルメゾンだけに限らず、市販の後付けベッドガードの中には、収納付きベッドガードやおしゃれな木製ベッドガードなどがあります。
布団が落ちるのを防ぐだけではなく、使う方の体重を支えられるかということを考慮して選ぶようにしましょう。
ベッドの高さを変えることで収納力アップ!ベッド下収納のコツ
ベッドの高さを変える目的として、「ベッド下収納スペースを確保したい」ということがありますが、ベッド下収納をする上で注意しなければいけないことがあります。
ベッドの下には湿気やホコリが溜まりやすいため、不衛生になりがちです。
掃除をせずに物を置きっぱなしにしていると、カビや虫が発生する可能性があるのです。
ベッド下に収納ケースなどを置いてお部屋を片付けるなら、高さのあるベッドやすのこベッドなど、ある程度通気性を確保できるベッドが良いでしょう。
高さがあっても、ベッド下いっぱいに物を収納するのではなく、隙間を空けておく必要があります。
また、すのこベッドもベッド下収納には適しています。
次に、収納ケースの選び方を考えてみましょう。
収納ケースの中には、キャスター付きだったり、底がすのこだったり、脚が付いていて通気性が良い物があります。
収納ケースではなく、ベッド下にラックを取り付けるのも良いアイディアです。
ラックなら通気性に優れ、お掃除の際も、どかす手間がかかりません。
ベッド下収納は湿気やホコリに注意!
ベッド下収納で失敗しないためには、「何を収納するか」ということにも注意が必要です。
ベッドの高さを変えることで大容量の収納ケースが置けると、たくさん収納したくなってしまうかもしれませんね。
しかし、先ほどもご説明しましたが、ベッド下には湿気やホコリが溜まります。
定期的に掃除し、換気することが必要なのです。
特に、壁にサイドを付けて設置しているベッドの場合、通気性が悪くなりがちです。
除湿シートや置き型除湿ボックスなどの、湿気を吸収するアイテムを準備することが必要でしょう。
さらに、重い物やホコリを吸着しやすい物、湿気に弱い物は収納しないほうがいいです。
また、木材の箱の中には、ホコリを払いにくい材質の物がありますし、カビが発生しやすいです。
ベッド下収納には、軽くて掃除しやすく、表面に溝や凹凸のないプラスチックケースを選ぶと、快適に使うことができるでしょう。
また、着物やコート、スーツなど比較的高価な衣類は収納しないほうがいいかもしれません。
衣類は収納ケースに入れる前にきれいに洗濯・クリーニングしておき、除湿剤や防虫剤と一緒にしまっておくことで、カビや虫の被害を防ぐことができます。
とはいえ、湿気が溜まりやすいお部屋もあるので、定期的に中身を確認して、臭いや見た目のチェックを行いましょう。
ベッド下に収納すると便利な物とは
ベッドの高さを変えることで、より多くの物を収納できますので、ぜひ試してみてください。
最後に、ベッド下にどんな物を収納できるのか考えてみましたので、参考にしてください。
●タオルやブランケット、衣類
かさばりがちな衣類をベッド下に収納したいと考える方は多いでしょう。
注意点は前項でも述べましたが、「カビ・虫予防」「湿気対策」です。
なるべくきれいに畳んで入れると取り出しやすく、多くの物を入れることができます。
●本・漫画・雑誌
「気が付くと漫画や雑誌が増えて本棚がいっぱいになってしまう」、という方はベッド下収納でお部屋をすっきりと片付けることができるでしょう。
ただし、こうした物は収納ケースにぎっしりと詰め込むと重いので、キャスター付きで丈夫なケースを選んでください。
●オモチャやオムツ
赤ちゃんや幼児の子育て中には、たくさんの物でお部屋が散らかってしまうことも多いと思います。
オムツや子供服、オモチャなどの育児グッズをしまえる場所があると便利ですね。
ベッドを高くするメリット!
ベッド下収納には、「湿気やホコリが溜まりやすい」というデメリットがありますが、高さのあるベッドなら収納ケースを置いても隙間ができ、通気性が良くなります。
今まで片付けることが難しかった物もきれいに収納して、お部屋をすっきり見せることができるでしょう。
もしベッドガードが付いていないベッドなら、後から取り付けることができます。
軽くて蓋付きの収納ケースや、キャスター付きの収納ケースを選び、定期的に出し入れして掃除するようにしてくださいね。