マンション住まいの方で、「リビングをお洒落にまとめたいけれど、どうすれば良いのか分からない」という方はいらっしゃいませんか?
実は、家具配置が重要なポイントなのです。
ここでは、お洒落な部屋を完成させるために知っておくと便利な家具配置術をご紹介していきます。
壁側の家具配置には注意が必要!マンションだからこそできるお洒落なレイアウト
リビングで必需品の家具と言えば、テレビ、テーブル、ソファが思い浮かぶことでしょう。
それ以外にも、趣味や娯楽、仕事などで使う家具が必要ですよね。
例えば本棚や仕事用の机。
こういった家具を置く必要がある場合は、まず部屋全体のレイアウトを考えていきます。
とにかく空いている壁側につけて配置すればOK、と考えている方は要注意です。
それでは実際に、どの位置に家具を配置すれば良いのかを考えていきます。
①窓と垂直の壁側
お洒落なマンションリビングを作り上げたい初心者の方向きの配置です。
窓からの光を遮らず、空間を広く取ることができるレイアイトになります。
リビング全体に自然に家具が馴染むので、統一感のあるリビングになりますよ。
②窓横のスペース
窓の横スペースは少し空間があることが多いです。
これを有効利用し、この場所に本棚などを家具配置することで部屋をシンプルにまとめることができるでしょう。
しかしこの場合は、スペースの幅と家具のサイズが一致していることが条件になります。
マンションのリビングは窓がポイント!採光をフル活用した家具配置
マンションのリビングの窓は面積が広く、高さも高めに作られていることが多くあります。
そのため、日中は照明に頼らず、自然の明るさで温かみのある雰囲気の空間を作ることが可能になります。
採光を利用した温かみのある雰囲気に合うようなレイアウトを考えてみましょう。
まずは、窓付近には大きな家具配置をせず、少し空間を空けてテレビなどの家具を置くようにしましょう。
できるだけ、リビングの中心付近に色やデザインが統一された家具を置き、光と空間を大切にしたレイアウトを考えるとお洒落なリビングに仕上がるでしょう。
窓と垂直にテレビ台、テーブル、ソファを置くとシンプルで落ち着いた雰囲気のリビングになります。
さらに窓方向に向かってテーブルやソファを配置したい方は、テレビの位置を窓と壁の間に斜めに配置し、それに合わせてテーブルなどを置きましょう。
こうすることで採光を十分に取り入れながらも、ダイニングとリビングとの間の空間を十分確保することができ、広く感じるリビングが完成します。
空間を広く!リビングに置く家具の大きさと配置のバランスを心がけて!
マンションでは、リビングとダイニングに仕切りがないケースが多くあります。
その場合は、リビングダイニング全体の空間を広く取ったレイアウトがおすすめです。
まずは、ダイニングにはダイニングテーブルを置く前提で、リビングの家具配置を考えてみましょう。
ここで一番重要なのは、ダイニングキッチンとリビングに置く家具との間に十分なスペースがあるかどうかです。
あまりにもダイニングキッチンとリビングの家具の距離が近すぎると圧迫感が出やすいです。
リビングダイニングの面積が狭いマンションであっても、この距離感を大事にすれば見栄えの良いリビングになります。
そして次に重要なのが、リビングに置く家具の大きさです。
空間を広く取ることが部屋をお洒落にまとめることに繋がるので、部屋の広さに見合った家具を選びましょう。
部屋全体の1/3以上を家具で占めてしまうと、空間が狭く感じられてしまうので注意が必要です。
可能であれば、おおよそのレイアウトをした後に、実際の部屋の長さ、配置家具の計測をしておくと、サイズ感が合ったお洒落なリビングを完成させることができますよ。
テレビの置く位置をベースに考えた家具配置術
リビングで必需品と言えば、テレビとテレビ台でしょう。
このテレビの位置をベースに、リビングに置く他の家具の配置場所を考えていきます。
マンションリビングをお洒落にまとめる最良のレイアウトは、テレビの前にテーブルを置く方法です。
その周囲に置く家具は、自分や家族がテレビを鑑賞する位置からの視界を意識して配置してみましょう。
・照明以外のライトは座る位置から遠すぎない場所に
・観葉植物は視界の妨げにならない場所に
・部屋全体が見渡せるように家具を一つの空間に密集させすぎない
天井照明以外のライトを置くことは、リビングを華やかにするのに最適なアイテムです。
程よい明るさのライトは、実用的かつ部屋をお洒落に見せるアクセントにもなります。
観葉植物は、部屋に緑があるととても華やかな雰囲気になるので、場所を選んで置くのがおすすめです。
視界に入るか入らないか程度のスペースを選び、リビング全体に馴染ませるように家具配置をしましょう。
また、スペースを確保するために家具を密集して配置することはNGです。
部屋全体の家具のバランスが悪く、品がなくなってしまうこともあるので注意が必要です。
小さい子供を第一に考えたマンションリビングも家具配置次第でお洒落に!
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭では、お洒落なリビングを作ることは難しいと思われがちです。
しかし、子供も安全に楽しく遊べるスペースをしっかりと確保した上で、他の家具配置を考えることで、「子供がいるのにお洒落」なマンションリビングができます。
まずは、本来テレビ、テーブル、ソファを置くスペースをキッズスペースにしてみましょう。
その場所には、部屋の雰囲気に合わせたラグやマットを敷いておくと、安全でお洒落になります。
そして、キッズスペースの前の壁側にテレビを配置しましょう。
キッズスペースの幅を十分に確保したその後方が空いているのであれば、ソファを置いてもOKです。
テーブルは子供が小さいうちは危ないので置かないことが無難ですが、どうしてもという方は角のとれた小さめの丸テーブルをソファ側に配置しましょう。
他にも、子供のおもちゃ箱や大型のおもちゃなどが必要であれば、背面の壁側に収納棚を用意することをおすすめします。
あとの家具は、大きさとリビングのバランスを見て家具配置しましょう。
子供が小さいうちは家具がたくさんあると、怪我の原因になることもあります。
できるだけ最小限の家具だけを配置すると、子供がいるご家庭でも自然とシンプルでお洒落なリビングを完成させることができますよ。
スペースと動線を意識したリビングのお洒落な家具配置法
マンションのリビングに置く家具は、各ご家庭の目的によって異なりますよね。
リビングに配置する家具が多くなりそうな場合は、最初に最小限のメイン家具のみのレイアウトを考えていきましょう。
そして次に、家具と壁の間のスペースを有効活用していきます。
さらに動線を意識して家具配置を想像してみましょう。
それでは例になるレイアウトを挙げていきます。
①配置したソファと垂直側にある壁とのスペースを有効活用
ソファの両サイドは、少し厚みがあり、肘をおいた姿勢で楽にくつろぐことができるようになっています。
しかし、ソファでくつろぎながらお茶やコーヒーを飲みたい場合、一度体を起こしてカップを前のテーブルにおかなければなりませんよね。
そこで、ソファ真横に小さなテーブルを置くことをおすすめします。
便利かつリビングに上品さを出すことができる家具配置の完成です。
②ダイニングとリビングの仕切りがない場合は仕切りとして棚を活用
ダイニングとリビングが繋がった間取りの場合は、リビングとダイニングの間に棚を配置し、仕切りにしてみましょう。
この時にやってはいけないのが、棚を壁側ではなく中心に置くことです。
中心に棚を置いてしまうと、ダイニングとリビングを行き来する際に妨げになってしまいます。
動線を考えると、棚の片側を壁につけた状態で半分仕切っている風な印象にするのがベストですね。
マンションの家具配置術を知っておくだけでお洒落なリビングが完成
お洒落なリビングを完成させるのに一番念頭に置いておいて欲しいことは、マンションのリビングに差し込む光や大きな窓を上手く反映させることです。
そして、目的別や子供目線、家族目線でベストな家具配置を考え、全体的にゆったりとした空間を作ることで、「お洒落だね」と言われるリビングが完成します。
難しく考えすぎず、一度リビング全体を見渡してみましょう。
メインの家具を配置した後、理想のお洒落なリビングが想像でき、素敵なレイアウトができあがるでしょう。