自宅のユニットバスは、老朽化などにより修理が必要になることがあります。
また、賃貸の場合でも古いユニットバスでは、様々なトラブルが起きることも考えられるでしょう。
そこで今回は、ユニットバスの修理についてご紹介していきます。
ユニットバスの壁面修理・補修などを行う業者には、どのような技術があるのでしょうか。
修理方法やリフォーム内容について、詳しく学んでいきましょう。
ユニットバスの壁の修理が必要な状態とは?
ユニットバスの修理・補修が必要となる場合について、ご紹介していきます。
長年の使用や老朽化などによって、ユニットバスもだんだんと劣化していくものです。
ユニットバスの壁がヒビ割れてしまったり、賃貸の場合などにも、落としきれない汚れが残っていたりすることがあります。
汚れでなかったとしても、ユニットバスの壁が色褪せていることもあるでしょう。
そういった場合には、気分的にもよくありません。
さらに、ヒビ割れた壁のユニットバスをそのまま使っていると、水漏れや錆の発生など様々な問題に発展する可能性もあります。
そんなときは、ユニットバスの修理・補修が必要となります。
また、目に見えない部分の劣化なども、修理や補修が必要となるでしょう。
それは、ユニットバスの下などにある配管の劣化です。
排水管が錆で劣化している場合には、そこが破損して水漏れになることもあります。
使っているユニットバスが古いようであれば、定期的に確認していくことが重要になります。
賃貸の場合は管理会社に連絡してユニットバスの壁を修理してもらおう!
自分の家であれば、ある程度の知識や技術を持っていれば、自分で修理・補修を行うことは可能です。
しかし、賃貸に住んでいて自分の部屋のユニットバスを修理・補修したいと思っても自分ですることは難しいでしょう。
独断で物件の修理や補修をすることはできないので、必ず管理会社に連絡してください。
その際に、ある程度ユニットバスの壁の状態などを伝えることができれば、その後の流れもスムーズになるでしょう。
今回ご紹介するユニットバスの劣化状態や修理方法などを覚えておけば、その際に役に立つのではないでしょうか。
「ユニットバスの壁がヒビ割れている」「排水管が錆びているかもしれない」「水漏れの可能性がある」などと、状況を伝えることができれば、その業者も問題の箇所を見つけやすくなることがあります。
そのため、修理・補修が必要となる状態や修理方法について、ある程度知っておきましょう。
どのような方法で修理が行われる?ユニットバスの壁のヒビ割れ
ユニットバスの浴槽内や壁のヒビ割れが、長年の使用などによる劣化で見られる場合があります。
その場合の修理、補修の方法についてご紹介していきます。
様々な方法がある中で、「FRPライニング」という工法での修理・補修方法を取り上げていきます。
「FRPライニング」とは、ヒビ割れや劣化などにより、正常な強度を保つことができなくなったユニットバスなどのFRP製品の強度を確保したり、補強する工法になります。
「FRP」とは、繊維でプラスチックを強化したもので、軽くて強いという特徴の他にも多くの長所があることから、様々なものに幅広く使われています。
例えば、スポーツ用品や飛行機、レーシングカーなどが挙げられ、今回取り上げているユニットバスにおいてもスタンダードな素材です。
ガラスクロスやガラスマットと不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂などを使って、ユニットバスの浴槽と壁を修理・補修することができます。
「FRPライニング」を施すことにより、まるで新品のようなユニットバスにすることができるでしょう。
多くの業者がこの方法を取り入れています。
しかし、ユニットバスの入れ替えが必要になるほどの劣化が見られる場合には、この方法では行われません。
また、全ての業者がこの方法を取り入れているわけではないで、参考までにお考えください。
ユニットバスの壁の汚れが酷い!修理・補修が必要?
ユニットバスの壁の汚れが酷く、通常の掃除などでは落としきれない場合にも修理・補修で対応することになるでしょう。
汚れたユニットバスでは、気分もよくありません。
酷い汚れの場合でも、上記の「FRPライニング」を行う場合もあります。
その他にはどのような方法があるのでしょうか。
シンプルに「塗装しなおす」という方法もありますが、ただ単に汚れの上から塗装する業者はほとんどいないでしょう。
しっかりと汚れを削り取り、その削った部分がわからなくなるように塗装していきます。
これにより、新品同様のユニットバスになります。
汚れは酷いものの、ユニットバスの入れ替えは必要ない場合などは、この方法で修理・補修が行われることが多いです。
また、業者によっては、以前と違うカラーリングにすることもできます。
すると、ユニットバスのイメージを大きく変えることができるでしょう。
ユニットバスの入れ替えが必要になる場合
物件のサイズなどにもよりますが、ユニットバスの壁や浴槽を修理・補修するよりも入れ替えをしたほうがいい場合もあります。
また、自分の家である場合には、思い切ってユニットバスを入れ替えようと考えている人もいるかもしれません。
錆などが酷く、大部分を交換しなくてはいけない場合や、ユニットバスの大きな破損などがある場合には、ユニットバスの入れ替えが必要になるでしょう。
ユニットバスの入れ替えは、大掛かりな工事になるため、賃貸でも中々行われないのではないでしょうか。
自分の家の場合はリフォームなどで、例えばバリアフリーにしたり、より使いやすいユニットバスにしたりする場合、入れ替えが行われます。
ユニットバスの場合はサイズが限られてくるので、自由にサイズを決めることができないのが難点になります。
しかし現在では、技術も発展しているので、まずは業者に相談してみるといいでしょう。
ユニットバスの入れ替えが困難な場合はどうする?
ユニットバスの入れ替えが困難な場合も、もちろんあります。
ユニットバスの入れ替えには、高額な費用がかかることも理由に挙げられますが、古いタイプのユニットバスの場合には、入れ替えするユニットバスが用意できないこともあるでしょう。
そんな場合はどうするのでしょうか。
上記で取り上げた「FRPライニング」は、ユニットバスの壁や浴槽などの劣化の多くを修理・補修することができます。
配管などの劣化も、ある程度は交換することができるでしょう。
しっかりとしたプロの業者であれば、ほとんどがこの「FRPライニング」技術をもっているので、ユニットバスの入れ替えが困難な場合であっても修理、補修をすることができます。
ある程度大掛かりな工事になりますが、しっかりとユニットバスを修復してくれる業者も存在しています。
通常の塗装は難しいような、バリバリにヒビ割れてしまった浴槽や壁、毛羽立ちが起こってしまった壁であっても「FRPライニング」ならば再生できる可能性があります。
業者とのやり取りでも、「FRPライニング」について聞いてみるといいでしょう。
プロの業者であれば様々な状態のユニットバスを修理可能!
一見修理することが難しいような状態のユニットバスであっても、プロの業者であれば、修理や補修をすることが可能です。
ユニットバスの修理に関しては、素人がDIYで行うよりも、しっかりとしたプロの業者に依頼することが重要といえるでしょう。
もし、自分の家のユニットバスの壁などが劣化してきたと感じたら、プロの業者に相談してみましょう。