ユニットバスの理想的な窓の高さとは?高さの違いによる特徴

最終更新日:2019/04/13

新築やリフォームの際、キッチンなどを選ぶとなると、悩んでしまうことも多いです。

浴室も同様で、多くの人がどうするか悩むのではないでしょうか。

中でも浴室の窓の高さは、快適な浴室にするための重要なポイントの1つになります。

今回は、快適な浴室を手に入れるために、戸建住宅用ユニットバスの理想的な窓の高さをご紹介していきます。

さらに、窓の高さによるメリット・デメリットも併せてお伝えしていきます。

ユニットバスの窓は高さも考えたい

お風呂に求めるものは人によって様々ですが、多くの場合、くつろげる広さや便利な機能、掃除のしやすさなどがあります。

その中でも、窓を重要視している人もいるかと思います。

ユニットバスの窓には、様々な役割があります。

外を眺めるために窓を設置する人は、浴槽からの景色を期待すると思います。

そのため、その場合の窓の高さは必然的に低いほうが眺めがいいことになります。

例外として、浴槽の位置が高いユニットバスの場合には、窓の高さも高くなります。

その他の役割としては、換気をするために窓が使えるという点です。

もちろん換気扇でも換気を行なうことが可能です。

しかし、窓を開けて換気することで電気代を使わずに換気することができます。

作りによるところもありますが、換気扇よりも効率よく換気ができるケースもあります。

また、外の明かりを取り入れることも窓の役割になります。

他の部屋と同様に、日光を浴室に取り入れることで明るい浴室になるでしょう。

また、窓があるということは、外からの目を気にする必要もあります。

そこで考えたいのが、窓の高さや大きさです。

窓の高さが低すぎたり、サイズが大きすぎたりすると、家族のプライバシーが守れなくなってしまうことも考えられます。

ユニットバスの窓の高さはある程度自由に決められる?

ユニットバスは規格品であるため、ユニットバス自体のサイズを自由に決められる訳ではありません。

工場で元々決まったサイズで組み立てられ、新築工事の現場に搬入されたり、リフォーム時に搬入されていくものです。

しかし、窓はユニットバスとは別ものになります。

そのため、リフォーム業者や建築士などに相談することにより、ある程度は自由に高さや大きさを決めることができる業者があります。

現場に搬入されたユニットバスの種類などにもよりますが、すでに窓枠がある場合、その窓枠に合わせてユニットバスに開口部をつくり、加工してはめ込んでいきます。

また、ユニットバスの規格に合っていなかった場合などでも、特注でユニットバスをつくってもらうことは、業者次第ですができるところもあります。

新築時には、「本当にこだわった家づくりをしたい」という人も多く、納得のできるユニットバスを設置するケースが増えています。

ただし、特注のユニットバスとなると、費用もかなり高額になるので、注意が必要です。

また、大掛かりな工事が必要になる場合もあるので、気楽にリフォームするつもりの人は同様に注意が必要になります。

リフォームの場合には、元々窓枠がなかった箇所であっても、窓枠を設置し、それに合わせてユニットバスを加工してもらうことも可能となっています。

リフォーム業者との連携が必要になりますが、こだわりが強い人はよく相談してみましょう。

業者によっては窓の高さを決めることができない?

上記のように、相談に応じてユニットバスの窓の高さを合わせてくれる業者もいる一方で、ユニットバスの窓の高さは変えられないという業者もいます。

リフォームの場合でも、元々ある窓枠に合うユニットバスであれば、スムーズに工事は進むでしょう。

しかし、中には「窓の高さを変更することはできない」という対応の業者もいるようです。

また、窓枠にユニットバスが合わない場合には、元々あった窓枠にかぶせるかたちでユニットバスを設置することになるかもしれません。

本当に理想の浴室にしたいと思っている人は、新築やリフォーム時には、業者もしっかりと選んでいくことが大切になります。

工事に取り掛かってからそのような事実に気づいた場合などには、もちろん大きなトラブルに発展する可能性もあり、理想の浴室は遠のいてしまいます。

窓の高さはそのままでいいという人は、そこまで意識する必要はないのかもしれませんが、窓の高さを変更したいという人は、そういったことも意識してリフォームなどに取り組んでいくことが重要になります。

ユニットバスの窓の高さが低い場合の特徴

「ユニットバスの窓の高さを低くしたい」と思っている人もいるでしょう。

その場合のメリットやデメリットについてご紹介していきます。

窓の高さが低い状態は、ユニットバスの浴槽の縁と同じ高さにある設置をした状態でしょう。

メリットとしては、窓が低いことで浴槽に浸かっている時には、浴室からの景色を楽しむことができるという点です。

また、開放的になるので、浴室が広く感じられる印象も与えることができます。

ただし、窓枠が小さい場合には、上記のような効果は得られづらいでしょう。

「窓の高さを低くしたい」と考えている人は、同時に窓を大きくすることも考えた方がより、理想的な窓に近づくのではないでしょうか。

また、窓の高さが低いことによるデメリットとしては、外からの視線が気になる人が多いでしょう。

そのため、何かしらの対策が必要になります。

例えば、浴室を2階に設けることで、浴室からの景色も楽しめて、1階よりは外からの視線を気にしなくてもよくなります。

1階に浴室を設ける場合にも、外に目隠しになるものを設置するなどすることで、より安心して入浴することができるでしょう。

窓の高さを高い位置にしたユニットバスの特徴

次に、ユニットバスの窓の高さが高い場合のメリット、デメリットについてご紹介していきます。

浴槽の縁よりも高い位置で、浴槽に浸かっている時に目線の高さに窓がないほどの高さであれば、高い窓と言えます。

窓の位置が高いことによるメリットとしては、窓の高さが低い場合とは逆に、外からの視線をそこまで気にしなくていいということが挙げられます。

また、窓の位置が高いことで、浴室の位置にもよりますが、日中には太陽の光が差し込みます。

日中に入浴をするような人であれば、より気持ちのいい入浴になるでしょう。

さらに、太陽の光が浴室に差し込むことで、浴室内の乾燥も進むのでカビの発生を予防することにも繋がります。

窓の高さが高いことによるデメリットとしては、窓の位置が高いために、人によっては掃除が大変になることもあるでしょう。

また、同様に換気のための窓の開け閉めに関しても面倒に感じる人がいるかも知れません。

窓の位置が高い場合には、1度その位置に窓があると想定して確認してみるのがいいでしょう。

そうすることで、後にトラブルなどに繋がることを防ぐこともできます。

メーカーのユニットバスから見る窓の高さ

大手メーカーのユニットバスで、窓の高さを見て参考にしてみることも大切です。

メーカーのカタログなどでは、窓の詳しい高さは記載されていませんが、窓の大きさは記載されています。

多くのイメージ写真が掲載されているので、自分の理想の窓の高さに近いものがあれば、問い合わせてみてもいいでしょう。

ここでは、大手メーカー「TOTO」のユニットバス「サザナ」を取り上げて、窓のオプションをご紹介していきます。

気になる人は是非参考にしてみてください。

なお、こちらの窓オプションは、木造建築用となっているので注意してください。

壁の幅いっぱいに開口部を設けることで、より明るい浴室にするオプションがあります。

こちらは、片引き窓、引き違い窓などあり、断熱窓も用意されています。

また、元々ある窓をそのまま使いたい人にぴったりのフリーサイズ窓枠・既設窓アタッチメントもあります。

その他にも、自宅に合わせて好きな位置に窓を取り付けることができる窓オプションもあります。

業者と相談しながら理想的な浴室を手に入れよう!

各メーカーやリフォーム業者と相談を重ねながら、理想的な窓の高さにしていきましょう。

毎日利用していく、人にとって重要な場所の1つになる浴室なので、こだわって自分の理想に近づけていきたいですね。

家族のプライバシーを守るためにも、窓の高さをしっかりと考えて、新築・リフォームをしていきましょう。