ペンの目的は、文字を書くことや絵を描くことだけではありません。
専用の「補修ペン」を使えば、家具やフローリングのキズを目立たなくすることも可能です。
おすすめの補修ペンや、その他の補修グッズ、キズを防ぐ方法などをご紹介します!
家具の小さなキズを隠す!おすすめの補修ペン
まずご紹介するのは、「キズかくしカラーペン」です。
ネットショップ「はかりん坊将軍」で取り扱っている商品で、小さなすりキズであれば十分な効果を発揮します。
茶系のカラーバリエーションが多く、「ココア」「カーキ」「マロン」「ブラウン」など全18色から選ぶことができます。
ピンクや黒、紫などの色もあります。
使い方は簡単で、キズがある箇所の汚れを拭き取ってから、色を塗り重ねていくだけです。
家具の後ろや下などの目立たない場所で試し塗りしてからキズに塗っていくようにしてください。
仕上げに、やわらかい布やティッシュで優しくこすり、周囲とぼかすようにするとキレイに見えます。
何度も同じ場所に重ね塗りすることで濃く発色しますので、家具の色よりも少し淡い色を選んでもいいでしょう。
参考価格は1本432円(税込み)です。
普通のお絵かき用のペンで隠そうと思っても、家具と色が合わなかったり、キズがあるところがザラザラしていて塗りにくいと考えられます。
よって、こうした専用の補修ペンを使用してリペアすることをおすすめします。
家具の補修ペンを選ぶ時は色に注目!マニキュアタイプもある!
次にご紹介する補修ペンは、「建築の友 住まいのマニキュア」です。
ネットショップ「家FAN!」で販売されている筆ペンタイプの補修グッズで、20色の中から好きな色を選べます。
ダーク系の色が充実しているので、直したい家具の色が暗めならピッタリの色を選べる可能性が高いでしょう。
使い方は先ほどのカラーペンとほとんど同じで、キズの部分の汚れを拭き取り、塗り重ねていきます。
やわらかい筆ペンなので使いやすいのもポイントです。
参考価格は1本336円(税込み)です。
また、「家具職人」という補修グッズもあります。
上記の「住まいのマニキュア」よりも見た目がマニキュアに近く、嫌な臭いが少ないので、家具と色が合えばおすすめです。
有害物質が含まれていない安全性の高い補修マニキュアです。
ただし、マニキュアを使い慣れていないと液を垂らしてしまう可能性がありますし、カラーバリエーションが8タイプしかないのがデメリットと言えるでしょう。
また、マニキュアタイプのさまざまな商品を調べてみましたが、上記の補修ペンよりも少し値段が高いようです。
補修グッズはペンだけじゃない!スプレータイプの使い方
ペンタイプやマニキュアタイプ以外で使えるのが、スプレータイプの補修グッズです。
吹きかけるとキズが消えてしまったように見える補修スプレーは、商品の色と家具の色が合えば、簡単にキズを隠せますのでおすすめです。
例えば、「ホシュール 補修用高級ラッカースプレー 300ml」という商品は、ウレタン塗装・ラッカー塗装面に使用でき、13色のカラーバリエーションがあります。
「高級」というところが気になるかもしれませんが、「大橋塗料Yahoo!店」では税込み1,080円で販売されています。
使い方は、キズがある場所の汚れや油分を拭き取り、スプレーを吹きかける箇所の近くにはマスキングテープをして、吹きつけていくだけです。
あらかじめスプレー容器をよく振っておくことや、塗装面との距離、薄めに塗り重ねていくことなどの注意点もありますが、キズが広範囲なら候補にあげてもいいでしょう。
ちなみに、もう少し安い補修スプレーも販売されています。
スプレータイプの口コミを調べると、「フローリングに使うと滑って危ない」などの感想もありますので、床にも使いたい場合は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
キズを「埋めるだけ」の商品に注意!キズだらけの家具はDIYでキレイに
家具に使える補修ペンや、その他の補修グッズは、小さなすりキズを目立たなくしてくれます。
木目が印刷された補修テープなどを貼る方法もありますが、家具の木目と完全に一致せずに、見た目が浮いてしまうことが多いでしょう。
また、「キズを隠す」と書いて販売されている商品の中には、キズを埋めることはできても、キズを目立たなくすることはできない商品があります。
そのため、商品説明をよく読んでから購入してください。
もし、DIYに挑戦できるのであれば、補修グッズを使った後に、家具の色を全部塗りかえることもできるでしょう。
まるで新品のように、あるいは、古びたシャビーテイストに生まれ変わらせることができます。
家具の色を塗るために必要なのは、ペンキとローラー、刷毛、トレイ、手袋、下に敷くシート(新聞紙)などです。
下地や仕上げのニスなどがあると、キレイに仕上がるでしょう。
補修ペンで塗って「少し色が合わなかったな」と思う場合でも、全体的に深みのある色に塗りかえることで目立たなくなるかもしれません。
その他の補修グッズ!壁のキズ補修ペンも便利
家具の角についたすりキズではなく、広い面やフローリングのキズを隠す目的で使えるのが、「ウッドリフレッシュ」という補修グッズです。
ネット販売サイト「KIREISPOT」で、税込み2,052円で販売されています。
色を塗る「ライトブラウン」「ブラウン」「ダークブラウン」の他に、保護の目的で「ツヤあり」と「ツヤなし」があります。
臭いが少なく、「微妙な色の調整ができる」「内装業者のプロが使用」と紹介されています。
ちなみに、家具の補修ではなく壁紙の補修ペンも、さまざまなメーカーから販売されています。
壁紙についた画鋲の穴やすりキズ、落ちない落書きなどの上をペンで塗っていくと隠すことができるアイテムです。
小さな穴やキズであればこれで埋めることができるので、1本持っておいて損はないでしょう。
家具のキズを防ぐアイディア
補修ペンをはじめ、いろいろな補修グッズをご紹介してきましたが、家具にキズがついてしまうのはどんな時でしょうか。
硬いものがあたってしまったり、移動していてぶつけたり、うっかり倒してしまったりすることがあると思います。
また、ペットによって汚されたりキズつけられたり、お掃除ロボットが原因で小さなキズがついてしまうこともあるでしょう。
そこで最後に、キズを防ぐ対策をご紹介します。
●リメイクシートや布などを貼っておしゃれに保護
壁に使うことが多いリメイクシートなどを貼って、家具にすりキズがつかないように保護することができます。
●動物が嫌がる香りのスプレーを吹きかける
家具を甘噛みしてしまうペットがいるなら、噛み癖防止スプレーを吹きつける方法があります。
電気コードなどに使用されることも多く、木製の家具に使用できる商品もあります。
●お掃除ロボットにゴムテープを巻きつける
お掃除ロボットのぶつかりやすい部分にテープを巻きつけて、家具を傷つけることを防ぐ方法があります。
専用のクッション材もありますし、車に使う風切り音防止テープのようなゴムテープも使えるでしょう。
家具のキズを隠してキレイにしよう!
さまざまな補修グッズをご紹介しましたが、気になるアイテムはありましたか?
今回はネット通販からピックアップしましたが、ホームセンターや100均ショップでも取り扱っている商品です。
補修ペンは、セット販売されていることも多いので、気に入ったらセットで購入してもいいでしょう。
ただ、「木製製品にしか使用できない」「直射日光の当たる場所・高温多湿を避ける」などの注意書きが書かれている場合があるので、よく確認して、正しい使い方を守ってください。