食器棚シートはなぜ必要?期待できる効果と選び方!

最終更新日:2019/03/30

食器棚シートは多くのご家庭で使われていますが、ズレていたり、折れていたり、汚れていたりしていては本来の役割を果たすことはできません。

そもそも食器棚シートを敷くにはどのような目的があるのかご存知でしょうか。

その必要性について改めて考えてみましょう。

本来の役割をしっかり果たすことができれば、食器棚シートを敷く価値は大いにあるはずです。

食器棚シートはいる?いらない?

ご自宅の食器棚には「食器棚シート」を敷いていますか。

昔から実家で敷いていたので、なんとなく敷いているという方もいらっしゃるかもしれません。

また、食器棚シートを敷く必要性が分からず使っていないという方もいらっしゃるでしょう。

確かに、その必要性を感じられなければ見栄えの面からしても、いっそのこと敷かない方が良いようにも感じてしまいますね。

さらには、食器棚シートを敷いてはいるものの、長年お手入れをせずそのままの状態というケースも見受けられます。

ズレていたり、サイズ感が合っていなかったり、汚れているものは、本来の役割を果たすことができません。

そこで、食器棚シートを敷く必要性について改めて考えてみましょう。

目的を把握し、正しい使い方をすれば、食器棚シートを敷くメリットはたくさんあります。

食器棚シートに期待できる効果とは?

食器棚シートは多くのメーカーからさまざまな種類のものが販売されていて、期待できる効果はそれぞれ違います。

まずは、どのような効果が期待できるのかを知り、食器棚シートの必要性を考えてみましょう。

■滑り止め

滑り止め加工のある食器棚シートは、割れやすい食器のズレ防止になり、特に人気が高いです。

引き出しを開け閉めした際に、食器がズレて食器同士がガシャンとぶつかることも防げます。

大きな地震があった地域のご家庭では、滑り止め加工のあるシートを敷いていたおかげで、食器棚から食器が飛び出したり、割れたりすることが防げたとの声もあり、地震対策として使う方も多くいらっしゃいます。

■防虫

コバエやゴキブリなどの虫を防ぐ防虫効果が期待できるものもあります。

衛生的に保ちたいキッチンだからこそ、おすすめの機能です。

ただし、防虫効果のある食器棚シートには使用期限があるので、しっかり確認しておきましょう。

■抗菌・調湿・防カビ

食器棚の中は密度も高く、湿気が溜まりやすい空間とも言えます。

また、洗った食器を布巾で拭いても、わずかに水分が残っていることもあり、カビや雑菌の繁殖の原因になります。

そのため、抗菌・調湿・防カビ効果が期待できるものもおすすめです。

選び際に必要な項目!食器棚シートの選び方

前項では、食器棚シートに期待できる効果についてお話ししました。

ご自宅の食器棚に必要とする効果を選ぶことが大前提ですが、そのほかにも選ぶ際のポイントがあります。

●サイズ

食器棚シートは、商品により長さも幅も異なります。

特に幅のサイズが合わないと非常に使い勝手が悪くなるので、使用する場所に合ったサイズを選びましょう。

また、長いものはカットをして使うことが前提となっているものも多くあるので、なるべく無駄の出ないものを選ぶようにしましょう。

●素材

食器棚シートには、「ポリエチレン」「EVA樹脂」「綿」などの素材にも注目してみましょう。

「ポリエチレン」は軽く防水性に優れている面、「EVA樹脂」はさらに保護力も高いのが特徴です。

また、「綿」は、洗濯可能なため、清潔な状態で使いやすい特徴があります。

●デザイン

どこでも違和感なく使える無色透明なものや、透明感のあるレース柄、可愛らしい柄付きのものなど、さまざまなデザインのものがあります。

使う場所や好みに合ったものを選ぶと、気持ち良く使うことができます。

●タイプ

タイプによって使いやすさが変わります。

100円ショップでもよく見かけるおなじみの《発砲タイプ》のものは、巻き癖が強く浮きやすいという難点があります。

シートの上に置く食器の量がある程度あれば、問題なく使うことができます。

また、レースなどの《穴あきタイプ》は、ズレづらいため使いやすいです。

しかし、穴の部分にホコリが溜まりやすくなる傾向がありますので、拭き掃除などのこまめな手入れが必要になります。

長期間敷きっぱなしはダメ!食器棚シートは交換が必要

何年も前に敷いた食器棚シートをお使いになっていませんか。

食器棚シートの滑り止め、防虫、抗菌、防湿、防ダニ、消臭などの効果はいつまでも続くものではなく、時期がきたら交換する必要があります。

使用頻度にもよりますが、だいたい半年から1年で交換を推奨されている商品が多いです。

また、前項でも触れましたが、防虫効果が期待できる食器棚シートに関しては、効果が半年~1年であるものも多くあります。

長期にわたって敷いたままの状態にしておくと、効果が切れてニオイが出てきたり、虫が発生してしまうケースも少なくありません。

使用期限を守り、1年に1度は必ず交換するようにしましょう。

また、汚れが気になり始めたら、思い切って新しいシートに交換することも大切です。

おすすめ!使い勝手の良い人気の食器棚シート

ここでは、おすすめの食器棚シートを3点ご紹介します。

【ニトリ:抗菌すべり止めシート】

・サイズ:35×180cm
・メーカー希望小売価格:399円(税込)
・サイズ:46×180cm
・メーカー希望小売価格:498円(税込)

幅が異なる2つのサイズが用意されているので、ご自宅の食器棚に適したサイズのものが選べます。

滑り止めの効果が高いと評判の人気商品です。

さらに、抗菌加工が施されている上に、手洗いOKの商品なので衛生的な管理がしやすいです。

【カインズ:キッチンシート 敷きズレしにくいシート】

・サイズ:30×500cm
・メーカー希望小売価格:278円(税込)

防虫・消臭・抗菌・防カビ加工が施されている商品で、食器棚を衛生的に保ちたい方におすすめです。

なお、イヤなニオイのしない防虫剤が使われています。

開封後6か月が目安で交換が必要になりますが、優れた機能とサイズを考えるとコスパの良い商品とも言えます。

【東和産業:食器棚シート CW 食器棚クロス】

・サイズ:29.5×180cm
・参考価格:596円(税込)

綿素材のため温もりのある雰囲気で使え、汚れたら洗うこともできます。

裏面は、滑り止めのゴム素材が使われているので、しっかりズレを防いでくれます。

カラーは、ホワイト・アイボリー・イエロー・ブラウンがあるので、キッチンの雰囲気に合わせて選べます。

ほかの商品に比べて少々割高ではあるものの、品質が良く、こだわり派の方におすすめです。

食器棚シートを敷いていてもお掃除は必要!

これまで、食器棚シートの必要性やおすすめの商品をご紹介してきました。

安全かつ衛生的に食器棚を使うことができるメリットがあるものの、食器棚自体のお手入れをすることも欠かせません。

そこで最後に、食器棚のお手入れの仕方についてお話をします。

《必要なもの》

・ハンディモップ
・ハンディクリーナー
・重曹水
・アルコール除菌スプレー
・布巾2枚

《お掃除の手順》

①ハンディモップで食器棚の外側を拭く

食器棚の外側に溜まったホコリを取り除きましょう。

②食器を取り出す

一度全ての食器を取り出すことで効率良くお掃除できます。

③食器棚の中のホコリやゴミを取り除く

ハンディクリーナーでホコリやゴミを吸い取ったあと、重曹水を吹きかけて布巾で拭き掃除をしましょう。

④除菌と乾拭き

アルコール除菌スプレーを吹き付けたあと、乾拭きしましょう。

⑤しっかり乾かし、食器を戻して完了

湿気が残ると雑菌が発生してしまうので、完全に乾いてから食器を戻しましょう。

食器を全て出してのお掃除は少し手間にも思えますが、食器棚シートを取り換えるタイミングでぜひこのようなお手入れも行ってみてください。

食器棚シートを使って安全に!キレイを長持ち!

食器棚を安全にそして衛生的に使うために、食器棚シートは必要であることが分かりました。

キッチンで使うものだからこそ、いつまでもキレイに使い続けたいですね。

この機会にぜひ、目的に合った機能がある食器棚シートを取り入れてみてください。

また、長期間使い続けることで効果は薄れ、汚れ、劣化をする消耗品でもあります。

定期的なお手入れや交換も忘れずに行ってください。