変幻自在!「緑色」のソファには何色のラグを合わせる?

最終更新日:2019/03/30

やさしい緑色のソファは、穏やかな雰囲気が魅力ですよね。

木製家具にマッチするので、ナチュラルテイストのインテリアによく登場します。

しかしそれだけに限らず、ラグとのカラーコーディネート次第では、さまざまな表情を見せてくれるようです。

そこで今回は、色別の相性を中心に考えていきます。

その前に、まずは緑色の種類から学んでいきましょう。

緑色にはどんな種類がある?

一口に「緑色」と言ってもさまざまな種類が存在しており、明るさや濃淡、色味によって名前がつけられています。

ここでは、ラグやカーテンなどといったインテリアアイテムにも使われることのある、代表的な種類をまとめてみました。

緑色のソファを選ぶ際は、ぜひ参考にしてみてください。

<ライトグリーン(明るい緑色)の仲間>

○黄緑色

黄色みがかった緑色なので、カジュアルなイメージが強くなります。

自然に近い緑色ということで、癒し効果が期待できるかもしれません。

○ミントグリーン

ペールトーンで透明感があります。

淡い色味となってますから、ソフトでやさしい印象を与えてくれるでしょう。

○ライムグリーン

柑橘系の果実である「ライム」の色と似ています。

鮮やかで主張が強い緑色のため、お部屋のアクセントとなりそうですね。

<ダークグリーン(暗い緑色)の仲間>

○深緑色

その名の通り、深みがある緑色です。

落ち着いた雰囲気なので、シックなインテリアスタイルにマッチするでしょう。

○モスグリーン

「モス(moss)=苔」という意味です。

濃いめの緑色は、モスグリーンと呼ばれることが多くなります。

○オリーブグリーン

上記のモスグリーンよりも、茶色みがかった緑色です。

カーキやブラウンに近い色味で、「くすんだ緑色」といった印象となります。

まさに王道!ライトベージュのラグでナチュラルコーディネート

緑色の種類を把握したところで、本題となるラグとの相性について考えていきましょう。

まずは、緑色のソファに最も合いそうな「ナチュラルインテリア」を目指します。

温もりのあるナチュラル感を演出するために、ファブリック部分は明るめの緑色をチョイスしてください。

カジュアルで爽やかなイメージの黄緑色は、テイスト感にマッチしています。

また、フレームや脚を白木製にすれば、より自然色が強まるでしょう。

肝心なラグには、ライトベージュカラーをおすすめします。

もしくは、同じような色味のオフホワイト、アイボリーでもいいと思います。

ソファの存在感を引き立てつつ、居心地のよい空間へと導いてくれるはずです。

このとき、できれば柄物よりも無地を選んでください。

シンプルなデザインのほうが、ナチュラルインテリアに馴染みやすくなります。

ソファのサイドに観葉植物をレイアウトすれば、王道のナチュラルコーディネートが完成するでしょう。

深緑色のソファでビンテージスタイルにチャレンジ!

次は、少し落ち着いた雰囲気の「ビンテージスタイル」を取り上げます。

ソファのファブリック部分には、濃い深緑色をチョイスしてみましょう。

モケット生地になっていると、表情豊かで深みが増した印象になります。

※モケットとは…パイルが起毛した摩擦に強い生地素材で、ベルベットやビロードと呼ばれることもあります。

そして、ソファのフレームが木製だとしたら、ウォルナットカラーを選ぶのがベターです。

ブラックアイアン素材のフレームを選べば、男前風のビンテージスタイルになりますね。

クールなイメージのアイアン素材は、シックな深緑色とも相性がいいのでおすすめです。

ビンテージスタイルということで、ラグはダークブラウンのものを敷いてみましょう。

少しインパクトのあるコーディネートがご希望であれば、アニマル柄のフェイクファーラグを取り入れてみてください。

人気の牛革調ラグマットは、コーディネートを格上げしてくれるでしょう。

緑色のソファと「暖色」のラグを組み合わせるとどうなる?

ここからは、ラグの配色別に相性やコーディネート例を見ていきましょう。

まずは暖色からで、「赤色」「ピンク」「オレンジ」「黄色」と、順にご紹介していきます。

【緑色のソファ×赤色のラグ】

鮮やかな原色同士を組み合わせると「クリスマスカラー」になってしまいますが、深みのある色味で統一すれば魅力的な印象となります。

例えば、深緑色のレザーソファとオリエンタルな雰囲気の柄物ラグを合わせるだけで、重厚感のある空間が演出できるでしょう。

【緑色のソファ×ピンクのラグ】

少し奇抜なイメージがあるかもしれませんが、海外のおしゃれな子供部屋で見かける配色です。

ペールトーンで統一すれば、かわいらしいコーディネートとなります。

【緑色のソファ×オレンジのラグ】

渋みのあるオリーブグリーンと彩度の低いオレンジを組み合わせることで、くつろぎやすいアースカラーコーディネートが完成します。

一方で、ラグが明るいオレンジなら、レトロ感のあるポップな仕上がりになりますね。

【緑色のソファ×黄色のラグ】

緑色と黄色の組み合わせは、互いに調和しやすいのでおすすめです。

ただし、色味が似ていますので、主張がぶつかり合わないように差をつけながらコーディネートしてください。

緑色の補色は紫色!ラグを「寒色」にするのはどう?

続いては、緑色のソファに寒色のラグを選んだときについてです。

ここでは、「青色」「青緑色」「紫色」の順にご紹介します。

【緑色のソファ×青色のラグ】

涼しげな色同士なので、気温の高い夏場に取り入れるといいでしょう。

海辺や避暑地を彷彿とさせるような、納涼インテリアコーディネートとなりますね。

すっきりとした印象になるので、狭い間取りのお部屋にもおすすめです。

【緑色のソファ×青緑色のラグ】

同系色のコーディネートは、お部屋にまとまりを感じさせます。

爽やかなイメージになりますが、彩度や明度で変化をつけていきたいですね。

柄物のラグを使えば、取り入れやすくなるでしょう。

【緑色のソファ×紫色のラグ】

緑色の補色は紫色です。

補色とは、色相環で円の真逆にくる色のことを指します。

簡単に言うと、正反対の色ということですね。

補色をインテリアのカラーコーディネートに取り入れることで、メリハリのある印象となります。

個性的な仕上がりとなりますが、海外風のハイセンスな雰囲気がお好みの方にはおすすめです。

ソファとラグを引き立たせる「カーテン」の選び方

これまで、緑色のソファとラグの相性についてお話ししてきましたが、カーテンはどのように選んだらいいのでしょうか。

ソファとラグのカラーリングをインテリアのアクセントとしたい場合、カーテンは控えめな色味でシンプルなデザインのものを選びましょう。

また、壁の色とカーテンの色を合わせれば、ソファやラグに目線がいきやすくなります。

類似色でまとめる方法もありますが、色数が多くならないように注意してください。

緑色のソファを使ったコーディネートで、お部屋の統一感を高めたいときには、緑色の柄がポイントとなっているカーテンを選んでみましょう。

緑色のソファとリンクして、違和感なくまとまりを演出することができます。

ソファやラグだけにこだわらず、このようにカーテンの選び方にも着目してみてください。

緑色のソファでお好みのインテリアに!

部屋づくりで大切になるのは、色の組み合わせです。

緑色にはたくさんの種類があって、それぞれトーンや色味で印象が変わりますから、この記事を参考にイメージを膨らませてみてください。

定番のナチュラルスタイルだけでなく、ビンテージスタイルや和モダンスタイルにもおすすめです。

緑色のソファを取り入れて、自分好みのインテリアコーディネートを楽しみましょう。